名称:笠間稲荷神社
住所:茨城県笠間市笠間1
公式・関連サイトURL:http://www.kasama.or.jp
笠間市は茨城県の西部にあり、日本三大稲荷の1つである笠間稲荷神社がある場所として古くから知られている場所です。週末にはバスツアーなども組まれたりして多くの観光客で賑わいを見せています。
また、笠間は「笠間焼」の生産地としても有名です。栃木県の益子町と並び、関東を代表する窯業の町として江戸時代から栄えており、町のいたる所に笠間焼のギャラリーや販売店、窯元が点在しています。
実は笠間は、笠間焼以外にも美術館や美しい日本庭園が広がる古民家があったりと、様々な芸術的魅力が満載な町です。今回はその中から5つのおすすめ観光スポットをピックアップします!
1. 笠間稲荷神社
日本三大稲荷の一つとして知られる笠間稲荷神社は建立から1360年程の歴史があり、本殿は国指定の重要文化財になっています。日本三大稲荷を一目見ようと遠方から来る観光客が後を絶えず、笠間を代表する観光スポットとなっています。
また、神社としては珍しく境内に美術館があり、そこでは中世六古窯の古陶器を常設展示しています。
あまり知られていませんが、笠間は「忠臣蔵」で知られる浅野家と大石家のゆかりの地でもあり、両家は赤穂藩に移った後もこの笠間稲荷神社を篤く崇敬し続けました。そのため、大石内蔵助もかつて祖父が住んでいたこの地の笠間稲荷大神の御分霊を自身の邸内に祀り、大石稲荷神社を建立したということです。
毎年10月から11月にかけては境内で菊まつりが催され、地元の人や多くの観光客で賑わいます。菊まつりでは菊人形や菊の展示などが行われ、華やかな装いとなります。会期中には「神流 流鏑馬」や「舞楽祭」なども行われる、見どころの多いお祭りです。
2. 製陶ふくだ
笠間の中心街から少し離れた閑静な場所にある老舗の窯元で、その歴史は約230年前に遡ります。以来、長年使われてきた関東最古の登り窯は、2011年に東日本大震災で崩壊しましたが、2013年に栃木県益子町の業者と協力し再建され、以降順調に窯の火が灯されています。
中に入るとふくだのシンボル的存在である世界最大の花瓶があり、思わず写真をとってしまう観光客も多いです。ここで製作された巨大花瓶は故福田実氏によるもので、その内の1つが日本とペルーの国交正常化を祈ってフジモリ元大統領の任期中に寄贈されています。
現在では現地の国立博物館に展示されていて、当時、ペルーの新聞でもトップ記事として紹介され、今や現地でも有名な観光スポットになっています。
何と言ってもこちらのおすすめは陶芸教室です。陶芸教室の先駆けと言われているふくだでは、手ひねり体験、電動ろくろ体験、絵付け体験などを学べます。特に誰でも簡単に始められる手ひねり体験は、週末になると家族連れや多くの観光客で賑わいますよ!
陶芸教室で製作した焼物は約1ヶ月程度で仕上がり、自分の作品を受け取ることが出来ます。梱包料・送料を支払えば自宅でも受け取ることができるので、遠方から観光で訪れたとしても心配ないですね。
工房内では製作物の販売もしており、他にも笠間焼歴史館、世界の焼物博物館などがあり、陶芸教室以外の観光も充実しています。
歴史ある静かな工房の中で自分だけの笠間焼作りに没頭してみてください。
名称:製陶ふくだ
住所:茨城県笠間市下市毛754
公式・関連サイトURL:http://www.seitou-fukuda.com
3. 陶之助
笠間焼のギャラリー「陶之助」に併設されているカフェで、「ちょっと大人の異空間」がコンセプトのお店。
外から見ると屋根上に大きな円柱が乗っているような不思議な感じの建物で、車で観光に来た人も目を奪われて思わず立ち寄ってしまうような外観です。
内部は工房のような雰囲気で、高さ8m程の吹き抜けから差し込んでくる光が何とも言えない落ち着きを与えてくれる、そんな独特の空間になっています。カフェで提供されるメニューは笠間焼に盛り付けられ、野菜を中心としたやさしい味わいを楽しめます。お店のランチメニューやスイーツはほとんどが手作りで、それも観光客に人気の理由のひとつです。
また、別棟のギャラリーにはオリジナルの作品の他、洗面ボウルなどの笠間焼が展示・販売されています。ここで見て気に入った観光客が自宅の洗面ボウルに、と購入することも多いそうです。これから新築を建てるという時に笠間焼の洗面ボウルで一味違う彩りを加えてみるのもいいでしょう。
観光の合間に他とは異なる独特の空間でコーヒーを飲みながら、ゆっくりくつろいでみるのもおすすめです。
名称:陶之助+
住所:茨城県笠間市笠間4036
公式・関連サイトURL:http://www.kasamayaki.com/TONOSUKE_Website/Cafe.html
4. 笠間日動美術館
なだらかな丘の上にあり、企画展示館を含む3つの屋内展示室とそして野外彫刻庭園から成る美術館です。ここでは銀座・日動画廊の創設者、長谷川仁氏のコレクションが展示されています。この日動美術館を目当てに笠間に来る観光客もいるほどで、茨城を代表する美術館の1つです。
「フランス館」ではモネ、ゴッホ、セザンヌなどの印象派などのエコール・ド・パリにおける著名な画家の作品が数多く展示されています。
また、「パレット館」では東郷青児をはじめ、国内外の近代画家がパレットに絵を描いた「パレット画」などが展示されており、他館には無いユニークなコレクションが見れられるのは観光スポットとして注目です。
さらに、野外彫刻庭園では国内の代表的な具像彫刻家の作品が丘の上に数多く展示されており、四季とともに移りゆく背景とのコラボレーションが見ている人を楽しませてくれますよ。
名称:笠間日動美術館
住所:茨城県笠間市笠間978-4
公式・関連サイトURL:http://www.nichido-museum.or.jp
◆笠間日動美術館分館 春風萬里荘
本館から少し離れた場所に「春風萬里荘」という分館があります。この古民家はかつて北大路魯山人が北鎌倉にアトリエ兼自宅として構えていたものが後に笠間へ移築されたものです。
茅葺き屋根の古民家は、魯山人が当時住んでいたままに残されており、自作の陶製便器の他、様々な作品が見られます。笠間で、陶芸品以外の美術作品が鑑賞できる観光スポットとして、年間を通して人気です。
他にも四季折々を感じられる庭園や枯山水の石庭など、日常的に「美」を追求し続けた魯山人の心が随所に表れています。観光の合間に茶室でお茶を頂きながら、芸術家・北大路魯山人がここで何を感じ取ったのか、思いを巡らせてみるのもいいですね。
名称:笠間日動美術館分館 春風萬里荘
住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村
公式・関連サイトURL:http://www.nichido-museum.or.jp/shunpu/
5.かつら陶芸
笠間出身のオーナーが経営するお店で、木々のぬくもりを感じられるこじんまりとした笠間焼のお店です。人間国宝や若手陶芸家の作品の他、茶碗や湯呑みなどの日常的に使う物までこだわりの品々を数多く取り揃えています。
店内にはギャラリースペースがあり、一年を通して陶芸家の個展などが開かれています。観光バスが停まれるぐらい駐車スペースも広めですので、車での観光にもピッタリ。ゆっくりとお買い物を楽しむことが出来ます。
観光のシメにあれこれ悩みながらお気に入りの笠間焼を見つけて、普段の生活にちょっぴり彩りを添えてみましょう。
名称:かつら陶芸
住所:茨城県笠間市下市毛47-3
公式・関連サイトURL:http://www.katura.e-kasama.jp
◎まとめ
茨城の観光と言えば水戸の偕楽園や筑波山や霞ヶ浦などが代表的ですが、笠間も知る人ぞ知る茨城の観光名所です。江戸時代から陶芸の町として栄えている笠間では、陶芸の他にも様々な体験や発見があり、「芸術」というキーワードを通じて一つの文化が花開いています。
今回は笠間の魅力を知ってもらうための、5つの観光スポットをご紹介しましたが、この他にもまだまだおすすめな場所はたくさんあります。都内からも日帰りで行くことができる、比較的近場の観光地ですので、週末は少し足を延ばしてぜひ笠間へおでかけください!
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