名称:Knock Shrine
住所:Knock Shrine, Co. Mayo
公式・関連サイトURL:https://www.knockshrine.ie/
アイルランド北西部のクノックは、人口1000人にも満たない小さな町。英語読みでノックとも呼ばれるこの小さな町は、日本人はなじみがありませんが、キリスト教徒のヨーロッパでは有名な観光スポットです。1879年8月21日、クノックに聖母マリアと聖ヨセフ、および聖ヨハネの3人が出現しました。それ以来、クノックは「聖母マリアの丘」として多くの聖地巡礼者が訪れる半観光地に。町の北方には、アイルランド・ウェスト・クノック空港も建設されました。キリスト教徒でないとそこまで興奮できないかもしれませんが、異文化に触れるのも立派な観光。今回は、聖母の出現で知られるクノックの見どころ・観光スポットをご紹介します。
目次
マリア様がみてる!?アイルランドの聖なる巡礼地クノックの観光ガイド
1. 聖母マリアの丘

クノックを他所から訪ねる人のほどんどが目的としている観光地が、「聖母マリアの丘」です。中心となる建物はバシリカで、堂内には聖母マリア・聖ヨハネの3対の塑像があり、その背後の天使のレリーフも美しいですよ。周囲には何もない寒村なので、聖母マリアの丘には教会施設だけでなく、巡礼者用の食事処や宿泊施設もあります。敬虔なキリスト教徒に混じって、聖地クノックで一夜を過ごすというのも面白いですね。
2. 聖水

出典: Shane Killen (CC BY-SA 2.0)
聖母マリアの丘へ行ったら、礼拝の後に聖水をいただきましょう。クノックの聖水は、なんと蛇口をひねって好きなだけ汲めるようになっています。蛇口自体もメインストリートにそって一直線に並んでいます。もし容れ物を持ってくるのを忘れてしまったとしても大丈夫。聖母マリアの丘の売店には、上はポリタンクから下はその場で飲めるビニールのコップまで、さまざまな大きさの容器が販売されています。クノックのホーリー・ウォーターを手に入れたら、自宅で炊飯やお味噌汁、コーヒーやお茶などに気軽に使ってみてください。