名称:郡上八幡城
住所:岐阜県郡上市八幡町柳町一の平
公式・関連サイトURL:http://castle.gujohachiman.com/
岐阜県郡上市の真ん中に位置する「郡上八幡(ぐじょうはちまん)」は、小京都として人気がある城下町。シンボルである郡上八幡城の西南には、職人町や鍛冶屋町などの古い町並みが広がっています。また「水の郷百選」に選ばれた郡上八幡は、名水として知られる宗祇水をはじめ、豊かな湧水に恵まれた清流の町でもあります。町屋の軒下には水路が流れ、水舟の合理的なシステムには感心するばかり。水路や小径が点在する風情あるたたずまいに癒されます。国の重要無形民俗文化財に指定された「郡上おどり」は郡上八幡の夏の風物詩。なかでもお盆の4日間に開催される「徹夜おどり」は、観光客も一緒に踊って明け方まで盛り上がります。軒を並べる古い町屋、水路が流れる小径、独特な水利施設など、風情と歴史を感じる町並みが魅力の城下町、郡上八幡を歩いてみましょう。
目次
名水の湧く城下町、郡上八幡の観光ポイント4選!郡上おどりを満喫する旅
1. 郡上八幡城
八幡山の山頂に築かれた「郡上八幡城」は、「奥美濃の天空の城」として注目を浴びる山城です。市街地の北東部に位置し、緑の中にそびえる4層5階の木造天守からは郡上八幡城下町が一望できるビューポイントとして、観光のスタートに最適。明治維新から高度経済成長期の間に建てられた珍しい木造の天守閣も見どころです。
毎年5月の「新緑まつり」、11月の「もみじまつり」の頃には大勢の観光客が訪れ、毎年にぎわいを見せています。四季折々の自然の中を散策すると気持ちいいですよ。郡上八幡城へのアクセスは、観光案内所でもある山麓の城下町プラザから歩いて約15~20分。山頂と中腹に駐車場があるので、車で行くこともできます。
2. 郡上おどり
日本3大盆踊りの1つに数えられる「郡上おどり」は、日本でも類を見ないロングランが特徴。7月中旬から9月上旬という長期にわたり、30日以上も開催される盆踊りです。身分に関係なく無礼講で踊れることから盛んになっていった郡上おどりのコンセプトは今も健在!地元の人が踊るのを見るだけでなく、観光客も一緒になって踊れることが人気の秘密です。衣装に決まりはありませんが、ぜひ浴衣に下駄の装いで雰囲気を体感してみましょう。
郡上おどりには、代表的な『かわさき』や『春駒』など合計10種類の歌と踊りがあります。飽きずに楽しく踊れる秘密は、ゆっくり落ち着いた踊りから動きの早いものまで変化があること。夏の夜にはほとんど毎日、町内どこかの会場で行われています。なかでも、お盆の8月13日~16日に行われる「徹夜おどり」は有名で、朝方5時頃まで踊り続けられるというのですから驚きです!そして、9月になって会場が一巡するころ、郡上八幡の夏は終わります。
夏以外に郡上八幡を観光する方におすすめなのは、一年中いつでも郡上おどりにふれることができる「郡上八幡博覧館」です。ここは、大正時代に使用されていた旧税務署の建物を利用したミュージアム。浴衣を着たスタッフが、郡上おどりを毎日実演紹介してくれるとともに、踊りの体験もできますよ。郡上八幡城との共通入場券を利用するとおトクです。
名称:郡上おどり
住所:岐阜県郡上市八幡町
公式・関連サイトURL:http://www.gujohachiman.com/kanko/odori.html
3.「水の町」を歩いて観光してみよう
水路が多い郡上八幡には、「ポケットパーク」と呼ばれる小さな空間が整備されています。おすすめのポケットパークや宗祇水などをのんびり歩いて観光し、名水の町を感じてみませんか。
◆いがわこみち
郡上八幡城から吉田川を挟んだ少し南に、鯉が泳ぐ島谷用水が流れています。その用水沿いにある小径が「いがわこみち」。約100mほど続く、本当にとても狭い小径です。涼しげな水辺を散歩しながら、コイに餌をやってみるのも楽しいですね。
名称:いがわこみち
公式・関連サイトURL:https://www.kankou-gifu.jp/spot/3483/
◆やなか水のこみち
いがわこみちから西へ5分ほど歩き、奥美濃おもだか家民芸館の手前を左に曲がったところにあるのが、清流沿いの「やなか水のこみち」。「やなか三館」と呼ばれる、奥美濃おもだか家民芸館・斉藤美術館・遊童館に囲まれた風情のあるポケットパークです。
やなか水のこみちには、「八幡(はちまん)」という名前にちなみ「8万」個の玉石が敷き詰められています。柳が揺れる音を聞きながらベンチに座って、ゆったりしたひと時をお過ごしください。
名称:やなか水のこみち
公式・関連サイトURL:http://www.gujokankou.com/spot/01hachiman/860.html
◆宗祇水
環境省が「全国名水百選」の第1号に選んだ「宗祇水(そうぎすい)」は、水の町を代表する名水史跡です。放浪の連歌師として知られる宗祇がこの地に3年ほど滞在していた時に、この湧水を愛飲していたことが名前の由来。宗祇が再び旅に出る際、美濃篠脇城主であった東常縁(とうつねより)と詠み交わした和歌も残っています。
祠の下から、今も清らかな水が湧き出ている由緒ある宗祇水。ぜひ、カルスト地形がろ過した天然のミネラルウォーターを味わってみてください。
名称:宗祇水
公式・関連サイトURL:http://www.gujokankou.com/spot/01hachiman/837.html
◆水舟
「水舟」は、家の敷地内や町の中に設置された、湧水を大切にする郡上八幡の象徴のような水槽。取水した湧水が2槽や3槽からなる階段状の水槽を上から流れていくシステムで、最初の水槽は飲用できるきれいな水、2槽目以降は洗い用に使ったりと、順にレベルを落とした水の使い方をしているのが特徴です。水舟は、水を再利用し、大切に使うための合理的な仕組み。町を散策している観光客の喉も潤してくれています。
名称:水舟
公式・関連サイトURL:http://www.gujohachiman.com/kanko/water.html
4. 町屋と水路が調和した古い町並み
郡上八幡城から西側には、職人町や鍛冶屋町、大手町、柳町など、格子づくりの古い町屋と軒下を流れる水路が調和した歴史ある町並みが残っています。
統一感のある町家が密度高く建ち並ぶとともに、湧水をいかした水利施設が一体となって城下町の歴史的風致を伝えていることが評価され、2012年12月に国の重要伝統的建造物保存地区として選定されました。
名称:古い町並み(国の重要伝統的建造物保存地区)
公式・関連サイトURL:http://www.gujohachiman.com/kanko/sightseeing_intown.html
◎まとめ
郡上八幡城の麓に栄えた城下町、郡上八幡。職人町や鍛冶屋町など至るところに古い町並みが見られ、辻の突き当りにある13の寺院は町を守り、水路は今も市民生活と深く結びついています。水路に沿った小径など「水の町」の散策観光を楽しみ、日本3大盆踊りである郡上おどりの世界感に浸る…。郡上八幡で、風情ある小京都の旅を満喫してくださいね。
国内のエリア一覧
海外のエリア一覧
カテゴリー一覧
skyticketで最安値を確認!
-
航空券
-
レンタカー
-
ホテル
skyticketならこんなにおトク!