鳥取県八頭郡の観光スポット7選。ピンクに染まって恋する観光!

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鳥取県八頭郡の観光スポット7選。ピンクに染まって恋する観光!

八頭(やず)は鳥取市の南方に広がる地域。東に名峰氷ノ山がそびえる静かな山里です。八頭郡は八頭町・若桜町・智頭町の3つの町から成っていて、それぞれに観光の特色があります。また郡内には、若桜鉄道と智頭急行という2つの私鉄があります。前者にはピンクの機関車が走り、後者にはピンク色に染まった観光名所の駅が!この記事では、そんな鳥取県八頭郡にある観光スポットを7つご紹介します。

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鳥取県八頭郡の観光スポット7選。ピンクに染まって恋する観光!

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1. 若桜鉄道

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JR郡家(こおげ)駅と若桜(わかさ)駅を結ぶ若桜鉄道は、JR西日本から運行を引き継いだ第三セクター。20kmに満たない短い路線で、何度も廃線の危機を迎えましたが、観光客を呼び込む工夫と努力で乗り越えてきました。

数種類保有しているSLや終点若桜駅の転車台などは、もちろん鉄道ファン垂涎の観光スポット。4~11月の第3土曜日に行われる機関車の体験運転は、ちびっ子にも大人気です。申し込み時期は月末~月始めにホームページで告知されます。

ほかにも枕木オーナーや記念切符の販売など、観光客の心をくすぐる企画がいっぱい!単線に揺られて、のどかな八頭の景色を楽しんでみてください。

2. 恋山形駅

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八頭郡のもう1つの私鉄智頭急行が始点の智頭駅を出発して次に到着するのは、駅舎からフェンスから、何から何までピンクに染まった恋山形駅!もともとは「因幡山形駅」となる予定でしたが、過疎化を憂う地元住民の要望で、「来い」にかけた恋山形駅になりました。

やっちゃった感もここまでくると、もはやいっぱしの観光名所!ハート形の駅名標がかかるホームには、ハートのモニュメントにハート形の絵馬を掲げるコーナーまで。観光客のために、普通列車はこの駅に5分ほど停車します。

駅の入口にはピンク色のポストもあるので、恋山形駅から恋しいあの人に恋文を送ってみるというのも面白いですね。

3. 鬼ヶ城

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若桜市街を見下ろす鶴尾山にあった若桜鬼ヶ城は、因幡三名城の1つに数えられる大きなお城。その荒々しい名前と対照的に、政治的にも重要な拠点として、江戸時代初期まで使われていました。

若桜藩3万石の居城として整備された石垣が今も随所に残り、立派な近代城郭であったようすがうかがえます。車があれば山頂近くまで行けるので、観光のアクセスも容易。城跡からは若桜の町並みが一望できますよ。

城跡というとお隣兵庫県の「天空の城」こと竹田城が有名ですが、累々と残る石垣の美しさでは、若桜鬼ヶ城も負けてはいません。

4. 智頭宿

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八頭郡智頭町の中心街は、かつての因幡街道(智頭往来)の宿場町でした。参勤交代の大名行列も宿泊したことから規模が大きく、当時の繁栄を物語るさまざまな建築物が残っています。

なかでも見逃せない観光スポットが、3000坪という広大な敷地をもつ石谷家住宅!石谷家は江戸時代初期から庄屋および商家として栄えていました。現在の主屋は昭和3年に改築したもので、部屋数は40あります。さらには池泉式と枯山水で構成される庭園も素晴らしく、県の名勝に指定されています。

ほかにも伝統的な町屋建築の塩屋出店や造り酒屋の諏訪酒造など、趣ある歴史的な建物が建ち並んでいます。

5. 氷ノ山

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八頭郡の東端、兵庫県との境を成す標高1,510mの氷ノ山(ひょうのせん)は、初心者でも登れる観光登山にもってこいの山!八頭側から整備されている3本の登山ルートのうち、氷ノ越コースなら小学生でも無理なく登ることができます。

登山口から山頂までは、どのコースでもだいたい2~3時間。山頂からは360度遮るもののない山陰の山々の大パノラマが広がります。登山の途中にもブナの原生林や高山植物など見どころはいっぱい!とくに新緑と紅葉の季節はおすすめです。

6. 板井原集落

智頭宿から牛臥山を越えた谷あいの集落板井原(いたいばら)。かつては炭焼きや養蚕で栄えましたが、時代の変遷と国道の開通などにより、世間から忘れ去られたかのような状態になっていました。

しかし近年、昭和30年代ごろからほとんど変わらない集落の家並みが、日本の原風景を伝える観光地として脚光を浴びています。明治32年に建てられた茅葺の藤原家住宅や、木造小学校校舎を転用した板井原公民館、そして水車小屋に炭焼き小屋など、見どころはいっぱいですよ!

なお、今でも集落内に車で乗り入れることはできません。メインストリートでさえ、幅が6尺(2m足らず)しかないのですから。

7. 不動院岩屋堂

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八頭郡若桜町の市街から若桜街道を奥に進むと、日本三大投入堂の1つ不動院岩屋堂があります。平安時代初期の806年の創建と伝えられ、現在の建物は室町時代の再建と推定されています。

名前の通り自然の岩窟にはめ込むように建てられていて、下から見上げるとなかなかの迫力。ご本尊は空海が33歳のときに制作したと伝わる黒皮不動明王で、こちらも日本三大不動明王の1つに数えられています。

日本三大投入堂の他の2つはたどり着くまでがたいへんですが、八頭の岩屋堂はほとんど登ることなく間近で見ることができます。訪ねやすいという点でも、おすすめの観光スポットです。

◎まとめ

鳥取市の南の八頭郡にある観光スポットと7か所取り上げました。八頭は中国自動車道から鳥取へ向かう鳥取自動車道が大部分完成していることから、車でのアクセスも容易。

また観光スポットの恋山形駅は通過しますが、智頭急行を通る特急「スーパーはくと」が、八頭郡内の智頭駅と郡家駅に停車します。

鳥取の手前ののどかな観光地八頭へ、機会があればぜひ立ち寄ってみてください。

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