名称:一乗谷朝倉氏遺跡
住所:福井市城戸ノ内町
公式・関連サイトURL:http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/index.html
福井県の県庁所在地、福井市のおすすめ観光スポットをご紹介します。
江戸時代には徳川家康の血を引く松平家の福井藩32万石が置かれ、幕末には四賢侯に数えられる名君松平春嶽を生みました。福井市郊外にある一乗谷朝倉氏遺跡は、携帯会社のCMにも登場して知名度が上がっている観光名所です!
また「天空の城」こと越前大野城や現存天守の残る丸岡城、さらには東尋坊などにも近く、観光の拠点としても便利。そんな福井市内にある観光スポット、8か所を以下で見ていきましょう。
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1. 一乗谷朝倉氏遺跡
一乗谷(いちじょうだに)は、越前の戦国大名朝倉氏の本拠地。足羽川の支流一乗谷川沿いの緩やかな谷あいに、南北約3kmにわたって朝倉氏の館や武家屋敷、町場などの遺跡が広がっています。
一時は「北ノ京」と呼ばれるほどに栄えましたが、朝倉氏は織田信長によって滅ぼされ、一乗谷も灰燼に帰しました。その後は越前の中心が現在の福井市街に移り、一乗谷の繁栄は忘れ去られ土に埋もれていきました。
こうした経緯から、かえって遺跡は良好に保存され、戦国大名の暮らしや活動を知るうえで貴重な史跡となっています。近年は復元整備も進められ、観光地として注目度急上昇中!観光の見どころも多いので、順にいくつか解説します。
◆朝倉館跡
一乗谷遺跡の中心にある、朝倉氏当主の居館跡です。三方を堀と土塁に囲まれ、屋敷は残っていないものの立派な唐門があります。この門は江戸時代に建てられた寺院のものですが、一乗谷を代表する風景として絶好の撮影スポットとなっています。
裏手にある2つの庭園も、国の特別名勝に指定されている観光スポットですよ。
◆復原町並
朝倉館と一乗谷川を挟んだ反対側には、整然と区画された一乗谷の町が復元されています。武家屋敷街と町人街が明確に分けられているのが特徴。実際に歩いてみて、両者の違いを体感してみてくださいね。
町並みの南端には売店もあるので、観光のお土産を買ったり、小腹を満たしたりもできます。
◆諏訪館跡庭園
一乗谷遺跡はそれ自体が国の特別史跡ですが、それとは別に遺跡内の4つの庭園跡が国の特別名勝に指定されています。
そのなかの1つがある諏訪館は、最後の当主朝倉義景が、溺愛する側室小少将のために建てたとされるもの。4庭園のなかで最も規模が大きく、遺跡とは思えないほどきれいに残っています。
◆上城戸・下城戸
谷筋に造られた一乗谷の町は、北は下城戸、南は上城戸を外部との境としていました。表の入口ともいえる下城戸には堀と土塁のほか、大きな石を積み上げた門の跡も残っています。
上城戸には石垣はありませんが、横一文字の土塁はやはり見応えがありますよ。
◆一乗谷朝倉氏遺跡資料館
観光名所一乗谷遺跡からの出土品などは、JR九頭竜線一乗谷駅近くの資料館で見ることができます。
およそ500点におよぶ資料のほか、推定復元模型なども展示。かつての一乗谷をより深く知るなら、ぜひ立ち寄ってもらいたい観光スポットです。
名称:福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館
住所:福井市安波賀町4-10
公式・関連サイトURL:http://asakura-museum.pref.fukui.lg.jp/
2. 福井城址
福井城を居城とした越前松平家は、徳川家康の次男秀康にはじまる将軍御連枝の家柄。幕末もののドラマに必ずと言ってよいほど登場する松平春嶽(慶永)は、福井藩の第16代藩主です。
石垣と堀の残る本丸には、今では天守ならぬ福井県庁がそびえ立っていますが、近年発掘と復元事業が進められています。2018年までに山里口御門や御廊下橋などが再建され、32万石の親藩の威容を取り戻しつつあります。
福井城址を観光するなら、4層5階の天守が乗っていた天守台も見どころ。その脇にある「福の井」という井戸は、福井の語源ともいわれています。
名称:福井城址
住所:福井市大手3-17
公式・関連サイトURL:https://www.fuku-e.com/010_spot/index.php?id=16
3. 柴田神社
福井城が築かれる前、そのすぐ南には織田信長の重臣柴田勝家が居城とした北ノ庄城があったとされています。勝家は「鬼柴田」と呼ばれるほどの猛将で、絶世の美女と謳われた信長の妹お市の方と結婚しました。しかし、勝家は信長亡き後の権力闘争で羽柴秀吉に敗れ、お市とともに炎上する城の中に消えたのです。
無念の最期を遂げた2人を主祭神とし、北ノ庄城の本丸跡とされる場所に創建されたのが柴田神社。勝家の武勇とお市の美貌、そして2人の絆にあやかることができると、注目の観光スポットになっています。とくに専用の願紙を使った「美モテ祈願」は、女性に人気ですよ。
名称:柴田神社
住所:福井市中央1-21-17
公式・関連サイトURL:http://www.sibatajinja.jp/index.html
4. 養浩館庭園
福井城の北東にある養浩館は、藩主松平家の旧別邸。その雄大な回遊式林泉庭園は、国の名勝にも指定されています。
建物は太平洋戦争の福井空襲で焼失したものの、平成5年に復元。江戸時代のお殿様の気分でお座敷から庭園を眺められるのが、観光のポイントです。池と建物がほとんど接しているのも養浩館庭園の特徴。障子を開ければ目の前は水面という、とても風情ある景色が楽しめますよ。
屋敷には茶席も設けられているので、お庭を眺めながら存分に数寄に浸ってください。
名称:養浩館庭園
住所:福井市宝永3-11-36
公式・関連サイトURL:http://fukuisan.jp/ja/yokokan/index.html
5. 足羽山
福井市街の南西部に横たわる足羽山は、福井市民の憩いのスポット。とくに桜の名所として知られ、樹齢約370年の足羽神社の枝垂れ桜は見事ですよ。
足羽山一帯には、愛宕坂茶道美術館や橘曙覧記念文学館、自然史博物館といった観光スポットもあります。小さな子供連れのファミリーには、ミニ動物園やミニ遊園地もおすすめ。
山の上にはオシャレなカフェや茶店などもあるので、散歩がてらの観光にもピッタリ。福井市街の観光スポットを巡る周遊バスを利用すれば、足羽山の中腹まで上ってくれます。
名称:足羽山公園
住所:福井市足羽上町
公式・関連サイトURL:http://www.asuwajinja.jp/
6. 武周ヶ池
福井市の秘境の観光スポットといえるのが、海岸線に近い丹生山地にある武周ヶ池です。現在は水力発電所を伴うダム湖ですが、もともとは400年以上前の地滑りによってできた堰止湖でした。大規模な自然現象によって誕生した湖沼のため、たたりや龍神にまつわる言い伝えが残っています。
そのためか、湖周辺には人家とてない山奥の静かな風景が広がっています。上流側には福井県内で唯一のタチヤナギの群生林がみられるなど、ここは純粋に自然を楽しむ観光ポイント。とくに紅葉や青葉の季節はおすすめですよ。
名称:武周ヶ池
住所:福井市二ツ屋町
公式・関連サイトURL:http://www.fuku2.co.jp/busyuu.html
7. 弁慶の洗濯岩
福井県の海岸の観光名所といえば、なんといっても東尋坊が有名ですよね。荒波に削られた険しい断崖が見どころです。他方で東尋坊の南の福井市側の越前海岸にも、10km以上にわたっていわゆる「鬼の洗濯板」と呼ばれる波蝕性の地形が続いています。
越前海岸のこちらの観光スポットは「弁慶の洗濯岩」と呼ばれています。これは歌舞伎の『勧進帳』や能の『安宅』で知られる通り、都落ちする源義経一行が北陸路を下ったことにちなむもの。ほかにも鉾島や亀島、神の足跡に足見滝など、自然が創り出した奇勝・奇景が海岸線沿いに並んでいますよ。
名称:弁慶の洗濯岩
住所:福井市小丹生町
公式・関連サイトURL:http://echizen.info/kankou/benkei.html
8. 越前そば
福井市周辺を代表する名物の1つが越前そば。必ず大根おろしが添えられることから、越前おろしそばとも呼ばれます。
そばの実を殻ごと挽くのが特徴で、独特の風味をもつ黒っぽいそばになります。丼ぶりの温かいそばももちろんありますが、越前そばは冷たくして食べるのが基本。さらにネギや鰹節をかけていただくのが一般的です。
おろしには辛味大根を使うことが多いので、辛いのが苦手な人はだしやつゆで十分に薄めてから食べましょう。福井市街には佐佳枝亭や見吉屋、つるきそばなど、老舗の名店がいろいろありますよ。
名称:越前そば
住所:福井市順化1-11-3(見吉屋本店)
公式・関連サイトURL:https://sakaetei.jimdo.com/(佐佳枝亭)
◎まとめ
福井市内のおすすめ観光スポット8選を取り上げました。北陸新幹線の延伸計画も進んでいる福井は、今後ますます観光地として発展していくこと間違いなしです。水清く、海の幸にも山の幸にも恵まれた福井で、美味しく楽しい観光を満喫してください。
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