氷見の名は。難読都市の観光で富山湾の海の幸と立山の絶景を満喫!

画像出典:アメダス / PIXTA(ピクスタ)

氷見の名は。難読都市の観光で富山湾の海の幸と立山の絶景を満喫!

富山県の北西端に位置する氷見市は、海の幸が豊富な富山湾の港町のなかでも、とくに新鮮な魚介にありつける観光地!富山湾越しに横たわる立山連峰の絶景も魅力で、運が良ければ蜃気楼を目にすることもできますよ。また氷見は、漫画家藤子不二雄Ⓐさんの故郷。そのため氷見市内には、おなじみのキャラクターが出迎えてくれる観光スポットもいろいろあります。それでは、氷見市の観光の見どころを7選に分けてご紹介しましょう。

目次

氷見の名は。難読都市の観光で富山湾の海の幸と立山の絶景を満喫!

目次を閉じる

1. ひみ番屋街

氷見の一番の魅力といえば、富山湾から水揚げされる新鮮な海の幸!氷見の魚介が一堂に集まる観光スポットが、漁港にも近い「ひみ番屋街」です。鮮魚店や干物店など20を超える販売店のほか、海鮮丼や回転ずしに浜焼き屋台など、手軽に氷見の食材が味わえるお店も揃っていますよ。

海沿いの展望広場からは、天気が良ければ海と唐島越しに立山連峰の美しい稜線を眺めることができます。隣には氷見温泉郷の「総湯」や足湯もあるので、ひみ番屋街だけで半日観光を楽しむことも可能です。

2. 海越しに望む立山連峰

U字型に深くえぐれた富山湾の西端にあたる氷見では、海岸線沿いならどこからでも、海越しに立山連峰を望むことができます。最もきれいに見えるのは、空気が澄み渡る冬場。また魚津が有名な蜃気楼も、条件が揃えば4~6月に氷見で観察可能です。

ここでは、氷見市のなかでも絶景ポイントとして知られている4か所をピックアップします。

◆中田

出典: yotch / PIXTA(ピクスタ)

氷見市北部の中田地区からの眺めは、しばしば海越しの立山連峰を代表する景色として取り上げられます。

ポイントは海と山脈のほかに、沖合に浮かぶ虻ガ島が入ること。さらに立山連峰の山稜から昇る朝日が加わると、いっそう神秘的な美しさです。

写真を撮るなら、障害物のないJA氷見市女良支所裏がおすすめですよ。

◆阿尾城跡

富山湾に突き出た岬の上に、戦国時代に築かれた阿尾城の跡があります。本丸には展望台が設置されていて、海と山並みの景色が楽しめますよ。

また、麓の海岸線から城跡越しに写す立山連峰もおすすめ!城山の白い崖と青い海、そしてその奥に横一文字に伸びる稜線のコントラストが絶妙です。

◆朝日山公園

氷見市街のすぐ背後にある朝日山公園は、アクセスのしやすい絶景観光スポットです。ここからは立山連峰や富山湾はもちろんのこと、氷見市の海岸線を余すところなく望むことができます。

園内には多くの桜が植えられているので、観光に訪れるなら春先がイチオシです。

◆松田江の長浜

出典: yotch / PIXTA(ピクスタ)

氷見市街の南から雨晴海岸まで、約3kmにわたって続く「松田江の長浜」。氷見市内では立山連峰に最も近く、夏場でもフェーン現象が起きればくっきりと雪のない稜線を望むことができます。

日本の渚百選や日本の水浴場88選、遊歩百選にも選ばれているので、砂浜を歩くだけでも爽やかな気分になれますよ。

3. 藤子不二雄Ⓐまんがワールド

『忍者ハットリくん』や『怪物くん』、『プロゴルファー猿』、『笑ゥせぇるすまん』などの作品で知られる漫画家藤子不二雄Ⓐさんは、氷見の出身。氷見に限らず、富山県内のさまざまなキャラクターのデザインも手掛けています。

氷見市街には、そんな藤子氏にまつわる観光スポットが点在。いずれも歩いてまわれる範囲にあります。

◆まんがロード

氷見市街中心部の比美町商店街は、通称「まんがロード」と呼ばれています。およそ600mの大通りの両側には、忍者ハットリくんなどの人気キャラクターのほか、氷見市のゆるキャラ「サカナ紳士録たち」のモニュメントが並んでいます。

それぞれ近づくと、センサーが反応してしゃべってくれるので面白いですよ。

◆潮風ギャラリー

氷見市潮風ギャラリーは、実際に藤子氏の作品に触れ合える観光スポット。原画や複製原画をはじめ、数多くの資料が展示されています。

デジタルまんがスクリーンでは、藤子作品の世界に入り込んだかのような気分になれますよ。一番奥にはゆかりのトキワ荘14号室も再現されているので、忘れずに覗いてみましょう。

◆忍者ハットリくんカラクリ時計

氷見市街を流れる湊川には、橋のようにかかる観光スポット「忍者ハットリくんカラクリ時計」があります。朝から夜までの毎正時ごと(土日祝日は30分ごと)に、『忍者ハットリくん』のキャラクターたちが噴水に合わせてからくりショーを演じます。

ハットリくんとライバルのケムマキとの水芸忍法対決は見ものですよ!

◆光禅寺

光禅寺は650年以上もの歴史をもち、加賀藩前田家ともゆかりの深い古刹。氷見の街中にでんと構えるこの立派なお寺が、藤子不二雄Ⓐさんの生家です。

門をくぐると、境内には忍者ハットリくん・怪物くん・プロゴルファー猿・喪黒福造の石像が出迎えてくれます。

4. JR氷見線

高岡と氷見を結ぶJR氷見線は、わずか8駅のローカル線。氷見市内には氷見駅と島尾駅の2つがあります。崖と海の間を走る高岡市側の雨晴海岸駅~越中国分駅間の景色が有名ですが、たった16.5kmの路線なので、できれば端から端まで短い旅情を楽しんでみてください。

またJR氷見線には、氷見出身の藤子不二雄Ⓐ氏にちなんだ忍者ハットリくん列車も運行されています。ラッピング車両がどの便で走るのかは決まっていないので、もし見たり乗ったりできたらラッキーですよ。

5. 氷見温泉郷

氷見市の海岸線沿いには、20軒の温泉旅館や民宿が点在しています。氷見温泉郷とはこれらの総称。いずれも約1500年前の火山の噴火によって地中に閉じ込められた海水がもとになっているので、塩気があるのが特徴です。

「美人になる湯」としてお湯自体ももちろん魅力的ですが、観光客の一番のお目当ては、なんといっても宿からの眺望!お部屋やお風呂から富山湾と立山連峰を望める宿泊施設が多いので、癒しと同時に絶景を楽しむことができますよ。

夕食に富山湾の海の幸が加われば、氷見観光の醍醐味を宿にいながら満喫できますね。

6. 十二町潟水郷公園

出典: sorairo / PIXTA(ピクスタ)

氷見市街から湊川を遡ったところにある十二町潟は、オニバスの発生地として国の天然記念物に指定されている観光名所です。一度は野生では絶滅したとみられていましたが、2005年に26年ぶりに自生が確認され、現在は100株以上にまで生息数が回復しています。

オニバスは、大きいもので葉の直径がなんと2mを超えます。8月ごろには水面に紫色の花をつけ、小さな子供なら乗れてしまいそうな円い葉と合わせて、人々の目を楽しませています。

また、オニバスの池といこいの広場を結ぶ横断橋も、観光の見どころ。昭和40年ごろまで存在していた「アド」と呼ばれる漁法をイメージしたデザインが特徴です。

7. 氷見カレー

世はB級グルメブーム。地方の町おこしとして活用されていますが、なかには地元の食材とはとくに関係のない料理も少なくありません。そんななか氷見市で近年盛り上がりをみせている氷見カレーは、「氷見産の煮干しを使用すること」が唯一のルール!氷見カレー学会に加盟する20近い地元飲食店が、氷見の食材を使ったこだわりのカレーをそれぞれ開発しています。

氷見カレーのもう1つの特徴は、メニューがカレーライスにとどまらないこと。氷見牛カレーラーメンや氷見カレー海鮮パスタ、カレーうどん、氷見カレーつけ麺など、魚介風味が新しい氷見カレーをさまざまなバリエーションで味わってみてください。

◎まとめ

氷見市観光のポイントを7つ取り上げました。富山ならではの絶景を眺め、藤子ワールドのキャラクターたちと触れ合い、氷見の新鮮な魚介を味わったあとは、美人の湯で疲れを癒やしましょう。

富山県を観光するなら、魅力のギュッと詰まった氷見を訪ねないと、もったいないですよ。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

氷見でおすすめの記事

氷見のアクセスランキング