政治だけじゃない!日本の中枢「永田町」の魅力!おすすめ観光スポット10選

政治だけじゃない!日本の中枢「永田町」の魅力!おすすめ観光スポット10選

永田町と聞くと、国会議事堂や首相官邸が立ち並ぶ「日本の政治の中心地」という、少し堅いイメージを持つ方が多いかもしれません。「観光スポットなんてあるの?」と思われがちですが、実は永田町はその奥深い歴史と多様な顔を持つ、散策が楽しいエリアです。荘厳な政治の中枢機関はもちろん、都心に佇む緑豊かな神社、美しい日本庭園、歴史を感じさせる建築物など、知的好奇心をくすぐる見どころがたくさんあります。

この記事では、そんな永田町の知られざる魅力を発見できる、選りすぐりの観光スポットを10か所厳選!定番の見学スポットから、ちょっと意外な癒やしの空間まで、永田町散策がもっと魅力的になる情報をお届けします。


この記事を書いた人


Y Yasue

京都出身、趣味は旅行。カプリ島「青の洞窟」、ユングフラウ、アンテロープキャニオン、マウナケアのサンライズなど、どの旅もかけがえのない思い出です。アイスランドではオーロラを鑑賞し、アイスケーブのクリスタルブルーも体験しました。観光プランの参考になる情報や、旅の感動をお届けしていきます!


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政治だけじゃない!日本の中枢「永田町」の魅力!おすすめ観光スポット10選

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1.「国会議事堂」日本の政治を間近に感じる永田町のシンボル

国会議事堂(東京・永田町)

永田町のランドマーク「国会議事堂」は、日本の立法を司る最高機関。高くそびえる中央塔を持つ左右対称の美しい建物です。ニュースで目にするあの場所の荘厳な雰囲気を体感してみませんか?

国会議事堂本会議場

議事堂内部は、1時間ほどの無料ツアーで見学できます。個人なら原則予約不要で当日受付が可能です。平日の9時~16時に参議院と衆議院でそれぞれ開催されていますが、本会議等の状況で変更もあるため、訪れる前に公式サイトで確認しておきましょう。

見どころは、大理石がふんだんに使われ、天井のステンドグラスが美しい中央広間。ここには伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像や、天皇陛下がお休みになる「御休所(ごきゅうしょ)」の扉があります。テレビでおなじみの本会議場の雰囲気も間近で体感できます。

修学旅行以来という方も、大人になって改めて訪れると歴史や政治への関心が深まるかもしれません。見学後は、衆参それぞれの売店で国会議事堂限定のお菓子やユニークなグッズを探すのも楽しみ。アクセスは、東京メトロ「永田町駅」1番出口から徒歩約3分、「国会議事堂前駅」1番出口から徒歩約6分です。

2.「国会前庭」議事堂を望む緑豊かな憩いの空間

国会前庭(東京・永田町)

国会議事堂の荘厳な建物を間近に望む「国会前庭(こっかいぜんてい)」は、道路を挟んで北地区と南地区に分かれた、緑豊かな公園。国会議事堂の見学と合わせて立ち寄りたい、絶好の散策&休憩スポットです。

国会前庭の日本水準原点標庫(東京・永田町)

北地区は、噴水や花壇が整備された洋風庭園。一番の見どころは、日本の高さ(標高)の基準となっている「日本水準原点標庫」という小さな建物です。また、全国47都道府県の木が植えられているエリアもあり、様々な樹木を観察するのも楽しいでしょう。広々とした芝生は開放感があります。

一方、南地区は、池を中心に小道が続く落ち着いた雰囲気の和風庭園。池には鯉が泳ぎ、四季折々の自然を感じながら静かに散策できます。休憩できる東屋もあるので、一息つくのにぴったりです。

どちらの地区からも、国会議事堂の美しい全景を写真に収めることができます。政治の中心地とは思えないほど、のどかな時間が流れる国会前庭。アクセスは、東京メトロ「国会議事堂前駅」や「桜田門駅」から徒歩すぐです。

3.「最高裁判所」日本の司法の頂点、荘厳な建築美(外観)

最高裁判所

「最高裁判所」は、国会議事堂や国立国会図書館からもほど近い、千代田区隼町(はやぶさちょう)にある日本の司法の最高機関。立法(国会)、行政(内閣)と並ぶ三権分立の一翼を担う、司法の頂点に立つ場所です。

建築家・岡田新一氏の設計による威厳をたたえた建物は、茨城県産の白御影石(稲田石)で覆われた重厚感あふれる外観が特徴。シンメトリーでどっしりとしたフォルムは、まさに「法の番人」としての揺るぎない存在感と公平性を象徴しているかのようです。国会議事堂とはまた違う、静謐ながらも強い意志を感じさせる建築美は一見の価値があります。

現在、一般観光客向けの見学ツアーは催行されていませんが、その特徴的な建物を外から眺めるだけでも十分に訪れる意義があります。また、裁判が開かれている日には、所定の手続きを経て法廷での裁判傍聴も可能です。

アクセスは、東京メトロ「永田町駅」A4出口から徒歩約5分、または「半蔵門駅」1番出口から徒歩約5分。国会議事堂周辺の散策ルートに加えてみてはいかがでしょうか。

4.「首相官邸」日本の行政の中枢(外観)

首相官邸(東京・永田町)

国会議事堂の南側に隣接して建つ「首相官邸」。ここは、日本の行政のトップである内閣総理大臣が執務を行い、日々重要な会議が開かれる、まさに日本の政治・行政の中枢です。ニュースでお馴染みの建物、記者会見などで背景に映る階段やホールも、この官邸の中にあります。

現在の官邸は2002年に完成した、比較的新しい建物です。ガラスを効果的に使用したモダンなデザインで、危機管理センターとしての機能も備えています。

首相官邸(東京・永田町)

首相官邸は国の最重要施設の一つであるため、残念ながら一般の人が予約などをして内部を見学することはできません。そのため、観光としては外観を眺めるのみになりますが、国会議事堂の歴史的な重厚さとはまた異なる、現代日本の”中枢”としての首相官邸は、一見の価値があります。

国会議事堂周辺の道路や、向かい側の議員会館付近などから見られますが、官邸周辺は常に厳重な警備体制が敷かれています。不審な行動と見なされないよう、外観を見学する際も、立ち止まって長時間見続けたり、不用意に写真を撮り続けたりすることは避け、周囲の状況に十分配慮しましょう。日本の”今”が動いている場所の緊張感を、外から静かに感じるに留めるのが良いかもしれません。

アクセスは、東京メトロ「国会議事堂前駅」5番出口からすぐ。「溜池山王駅」からも徒歩圏内です。

5.「国立国会図書館」日本最大の知識の宝庫

国立国会図書館(東京・永田町)

国会議事堂の北に佇む「国立国会図書館」は、納本制度により国内のほぼ全ての出版物を収集・保存する日本最大の図書館です。その蔵書数は、図書、雑誌、新聞などを合わせると、約4,900万点にも及びます。

ここは国会議員だけでなく、満18歳以上であれば誰でも入館・利用が可能な、国民に開かれた知識の宝庫。館内では、最新の書籍や雑誌はもちろん、何十年も前の新聞、貴重な古書、地図、楽譜、マンガまで、ありとあらゆるジャンルの資料を閲覧できます。

「自分の生まれた日の新聞を読んでみたい」「絶版になったあの本を探したい」「専門分野をとことん調べたい」など、さまざまな知的好奇心に応えてくれる場所です。膨大な資料の中から、思いがけない発見や出会いがあるかもしれません。落ち着いた雰囲気の広大な閲覧室のほか、館内にはカフェテリアや売店も併設されています。

6.「日枝神社」都心の緑に癒されるパワースポット

日枝神社(東京・永田町)

「日枝神社(ひえじんじゃ)」は、江戸時代には徳川将軍家の産土神として、また江戸城の鎮守として篤く崇敬された神社。「山王さん」の愛称で親しまれ、今も永田町・赤坂エリアを見守る都心のオアシスです。高層ビルに囲まれながらも緑豊かな境内は、訪れる人の心を和ませてくれます。

日枝神社の特徴といえば、神様の使いとされる「神猿(まさる)」さん。「魔が去る」「何事にも勝る(まさる)」に通じることから縁起が良いとされ、特に縁結びや安産、商売繁盛のご利益を求めて多くの参拝者が訪れます。
境内奥にある末社「山王稲荷神社」へと、朱色の「千本鳥居」が連なります。京都の伏見稲荷を思わせる幻想的な雰囲気で、近年は人気のパワースポット、そして絶好の写真スポットとしても注目を集めています。

また、日枝神社は江戸三大祭の一つ「山王祭」でも有名です。西暦偶数年の6月中旬に、本祭が盛大に行われます。

日枝神社(東京・永田町)

地下鉄「溜池山王駅」「赤坂駅」「国会議事堂前駅」「赤坂見附駅」など複数の駅からアクセスできます。特に、外堀通りに面した山王パークタワー側(溜池山王駅側)には、長いエスカレーターが設置されているので便利です。

7.「平河天満宮」学問の神様を祀る、梅香る都心の古社

平河天満宮

「平河天満宮」は、江戸城を築いたことで知られる室町時代の武将・太田道灌(おおたどうかん)が文明10年(1478年)に創建したと伝わる古社。学問の神様として広く崇敬される菅原道真公(天神様)をお祀りしており、学業成就や合格祈願のご利益を求めて、特に受験シーズンには多くの参拝者が訪れます。江戸時代から篤く信仰され、湯島天神・亀戸天神社と並び「江戸三大天神」の一つに数えられることもある、由緒正しい神社です。

都心にありながら境内は緑が多く、落ち着いた雰囲気。「撫で牛」は、自分の体の悪い部分と同じ箇所を撫でると快癒するといわれる石牛です。また、境内には多くの梅の木が植えられており、早春には美しい花が咲き誇ります。縁結びのご利益があるとされる「縁結び梅」の木もありますよ。

近年、特に人気を集めているのが、季節感あふれる期間限定の御朱印。七夕や十五夜など、時期によって可愛らしいイラストやスタンプが加わる特別な御朱印は、参拝の素敵な記念になるでしょう。

アクセスは、東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」1番出口から徒歩数分。日枝神社とはまた違った魅力を持つ天神様へ、ぜひお参りしてみてはいかがでしょうか。

8.「ホテルニューオータニ 日本庭園」400年の歴史を刻む都会の庭園

ホテルニューオータニ 日本庭園(ホテルニューオータニ ザ・メイン)

永田町駅からすぐの場所にある名門ホテル「ホテルニューオータニ」。その広大な敷地内に、400年以上の歴史を持つ壮麗な日本庭園が広がっているのをご存知でしょうか? 江戸時代には大名・加藤清正や井伊家の屋敷があった場所で、その面影を今に伝えています。約1万坪にも及ぶ庭園は、高層ビルが立ち並ぶ都心にいることを忘れさせてくれる、緑豊かな癒やしの空間です。

池泉回遊式の庭園内には、シンボル的存在の赤い太鼓橋、高さ約6mから豪快に水しぶきを上げる大滝、色とりどりの鯉が優雅に泳ぐ清泉池、歴史を感じさせる石灯篭や巨石など、見どころ満載。春の桜、初夏のツツジ、秋の紅葉と、四季折々に美しい表情を見せてくれるのも魅力です。ゆっくり散策すれば、心が洗われるような穏やかな時間を過ごせますよ。

そして何より嬉しいのが、この素晴らしい日本庭園はホテルの宿泊客やレストラン利用者でなくても、誰でも無料で散策できるということ。都会の喧騒を離れてリフレッシュしたい時、気軽に立ち寄れる貴重なスポットです。

2025年7月中旬ごろまでの予定で、ホテルニューオータニ開業60周年を記念した「日本庭園のライトアップ」が実施されています。ライトアップは、日没約30分前から24:00まで、開園時間は6:00~22:00です。ホテル内の施設ですので、散策の際はマナーを守って静かにご鑑賞ください。

9.「赤坂プリンスクラシックハウス」紀尾井町に佇む優雅な歴史的洋館

赤坂プリンスクラシックハウス(東京・紀尾井町)

近代的な高層ビルが印象的な「東京ガーデンテラス紀尾井町」。その敷地内に、まるでタイムスリップしたかのような美しい洋館が佇んでいます。それが「赤坂プリンスクラシックハウス」です。昭和5年(1930年)に、宮内庁御用達の職人によって建てられた由緒ある建物で、戦後は旧グランドプリンスホテル赤坂の旧館として多くの人に親しまれました。

東京都指定有形文化財にも登録されており、どこを切り取っても絵になる外観は、写真撮影スポットとしても人気があります。外観を眺めるだけでも十分に楽しめますが、現在は、レストラン、カフェ&バー、そして結婚式場として華やかに利用されています。当時の華やかな雰囲気を色濃く残す赤坂プリンスクラシックハウスで、ランチやアフタヌーンティーはいかがでしょう?

周囲の近代的なビル群と歴史的な洋館が織りなす風景もユニークです。永田町・赤坂エリア散策で、少し優雅な気分に浸りたい時にぜひ立ち寄ってみてください。アクセスは、東京メトロ「永田町駅」9a出口直結、または「赤坂見附駅」D出口から徒歩約5分です。

10.「弁慶フィッシングクラブ」都会で楽しむ釣り&ボート!

弁慶フィッシングクラブ(東京・紀尾井町)

江戸城の外堀だった弁慶濠にかかる「弁慶橋」。そのすぐたもとに広がるのは、弁慶濠を利用したレジャースポット「弁慶フィッシングクラブ」です。ここは、高層ビルや首都高速をすぐそばに望む都会の真ん中で、気軽に釣りやボート遊びが体験できるユニークな場所!

釣りは、キャッチ&リリースが基本ルールです。ルアーやフライフィッシングでブラックバスなどを狙うことができ、釣りファンにも人気。真鯉やニジマスのエサ釣り、子供も楽しめる金魚釣り堀もあります。「釣りをやってみたいけど道具がない…」という方でも、釣り竿やルアー、ライフジャケットなどのレンタルが充実しているので安心。手ぶらで訪れても楽しめますよ。

弁慶フィッシングクラブ(東京・紀尾井町)

のんびり水上散歩を楽しみたいなら観光ボートがおすすめ。水面から見上げるビル群や高速道路、そして緑豊かな土手の風景。都会の喧騒を忘れ、穏やかな時間を過ごせます。永田町や赤坂エリアの散策途中に、こんな意外なアクティビティでリフレッシュしてみるのも一興。「政治だけじゃない」永田町の、ちょっと変わった一面を発見できます。

アクセスは東京メトロ「赤坂見附駅」の弁慶口・D出口から徒歩すぐ、「永田町駅」からも徒歩圏内です。

◎政治だけじゃない!奥深い永田町エリアを歩こう

首相官邸と参議院議員会館(東京・永田町)

日本の政治の中心地として知られる永田町。この記事では、その象徴である国会議事堂や首相官邸から、心を癒やす緑豊かな神社や庭園、歴史を感じさせる美しい洋館、そして「えっ、こんなところに?」と驚くようなユニークなアクティビティスポットまで、選りすぐりの観光スポットを10選でご紹介しました。

これらのスポットを巡れば、「政治だけじゃない」永田町とその周辺エリアが持つ、多様で奥深い魅力にきっと気づくはずです。紹介した情報を参考に、ぜひあなたの知らない永田町の顔を見つける散策へ出かけてみてくださいね!

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