名称:カイジ浜
住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富
八重山諸島の一つである竹富島(たけとみじま)は、石垣島からおよそ6kmほど離れた場所に位置します。石垣港から高速船で10分とアクセスが良いこともあり、年間を通してたくさんの観光客が訪れる人気の離島なんですよ。そんな竹富島といえば「水牛」と「星空」、そして「古き良き街並み」。「日本にもまだこんな素晴らしい景色が残っていたのか。」とビックリしてしまうほどの絶景が広がっています。今回は、そんな竹富島でおすすめの癒しスポットを厳選して6つご紹介していきましょう。
1.星空
竹富島と聞いて多くの方が青い海を想像すると思いますが、実は星空も負けず劣らず美しいんですよ。
「空気が澄んでいるところならどこも星空はきれいでしょ?」と思っている方も、きっと竹富島の星空を見たら驚くでしょう。なんと竹富島では、88個ある星座のうち84個の星座を見ることができるのです。
星空観測をする上で大気の揺らぎは大敵。どんなに綺麗に見えるであろう場所だとしても、大気の揺らぎがあると鮮明さが半分以下になってしまうのだとか。しかし、竹富島は他の離島に比べて揺らぎが少ないため、一つ一つの星がとてもキレイに見えるのはもちろん、21個の一等星を全て見ることができます。
中でも必見なのが、日本ではほとんど見ることができないという南十字星。星座にあまり詳しくないという方は、インターネットで星座に関する資料を探して持参しておくと良いでしょう。84星座全て見るには天候に恵まれる必要があり時間もかかりますが、一つでも多くみれれば癒されること間違いなしですよ。
竹富島では建物を建てる際に独特の基準を設けており、高い建築物を造ることが禁じられています。それは紛れもなく美しい星空を守るため。人工の明かりが無い暗闇の中で輝く星たちは、この上ない癒しとなっています。これぞまさに天然のプラネタリウムですね。
2.街並み
日本ではどこに家を建てるにしても建築許可が必要になりますが、それは竹富島も同様。しかもこの島の場合、例えば家を新築するときは赤瓦の平屋を建てるなど独自の基準を設けています。窓ガラスが見えてしまうと一般的な「住宅」というイメージが強くなるため、すだれなどで隠しているそうですよ。
また、建物の外に看板などを設置することは、原則として禁じられています。フランス・プロヴァンス地方の街並みを見ても同じように看板などが見当たりませんが、たかが看板されど看板。たったそれだけでも、訪れる人に与える癒しには大きな違いがあるのです。
竹富島の街中には、砕いた珊瑚を敷きつめた「白砂の道」と呼ばれる道路があります。アスファルトのように固められている訳ではないので、雨風により珊瑚が動いて海に流れていってしまうことも。しかし、竹富島の白砂の道はいつも綺麗に保たれていることで有名なのだとか。その秘訣は、流れた白砂を島民自ら砂浜に行き集めてきては定期的に道を補修するという島民の協力なのです。
竹富島は長野県の妻籠宿を参考に「竹富島憲章」を作成し、街並みを重要伝統的建築物群保存地区として選定しています。「売らない・汚さない・乱さない・壊さない・生かす」ことを基本理念とし、島民が一丸となって守り続けているこの竹富島。大正2年に建てられた「旧与那国家住宅」は、島の住民の献身的な修理の努力が実って国の重要文化財としても指定されています。
3.カイジ浜
「カイジ浜」は、コンドイビーチを挟んで星空がよく見える西桟橋と繋がっています。満天の星空に癒されるのも良いですが、ここへ来たらもう一つの「星」にも注目してみてください。それは「星の砂」。沖縄離島の定番土産としても知られる、星の形をした砂です。
実はこの星の砂、砂ではないということをご存知でしたか?ビーチに散らばる砂と同じ色合いなので勘違いしてしまいがちですが、なんと「有孔虫」と呼ばれる原生動物の殻なんです。竹富では古くから「海の大蛇に食べられてしまった星の子の骨」だとも言い伝えられているのだとか。
カイジ浜の海は透明度が高くとてもきれいなのですが、残念ながら遊泳は禁止となっています。最大の見どころは星の砂のみとなりますが、それでも足を運ぶ価値はあるでしょう。夜空の星だけでなく、地上に輝く星も観察してみてくださいね。
4.水牛タクシー
タクシーといえば車が定番ですが、竹富島では「水牛タクシー」が観光の見どころの一つとなっています。主なコースは、民謡『安里屋ユンタ』ゆかりの地である「安里屋」や「神の道」と呼ばれるナビン道など。ゆったりと30分程度かけて走る道中は、個性豊かなガイドさんによる案内付きです。中には、三味線の引きながら案内してくれるガイドさんもいらっしゃるそうですよ。
そもそも水牛タクシーは、戦後の本土復帰前が起源。竹富島ではまだそれほど車も走っておらず、桟橋から島内までの登り坂を荷物を抱えて歩いていくのは一苦労でした。そこで目をつけたのが水牛です。
水牛は通常の牛よりも馬力があるため、荷物の運搬にはもってこい。ただ、そこに人を乗せるようになったのは、たまたま歩いていた人を乗せたという説が有力なのだとか。
竹富島での移動は自転車かレンタカーが便利ですが、名物の水牛タクシーを楽しめるのは旅ならではですよね。ゆっくりと揺られながら移り変わる景色に目をやり、個性あるガイドの説明に耳を傾け、島の名所を巡りを楽しんでみませんか?
名称:竹富観光センター ほか
住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富441
公式・関連サイトURL:http://suigyu.net/
5.西桟橋
「西桟橋(にしさんばし)」は竹富島の象徴ともいえる場所です。昭和13年に石造りで作られたこの桟橋は、竹富島集落の西側に位置しています。全長約105mで幅は約2m。今はもう使われてはいませんが、かつえはサバニ(沖縄の伝統的小型漁船)が発着する港でした。
西桟橋に観光客が集まる最大の理由は、美しいサンセットと星空を眺められるの絶景スポットだということ。透き通る海に向かってまっすぐ伸びていく桟橋の上で大切な人と過ごすというシチュエーションは、想像するだけで癒されてしまうほどです。ロマンチックな雰囲気たっぷりでデートにもおすすめですよ。
桟橋をゆっくり散策しながら青い海を眺めるも良し、寝転んで波音に耳を傾けながら夜空に散りばめられた星を眺めるも良し。まさに「地上の楽園」の名にふさわしい絶景がそこにはあります。ただし、人気の絶景スポットですので、日が暮れる前に場所取りをしておきましょうね。
名称:西桟橋
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富207
6.グラスボート
船底がガラスで出来たボートに乗りながら、海底の様子を楽しむことができる「グラスボート」。癒しスポットというよりも「アクティビティ」という観点が強いかもしれませんね。海の中に入らずとも澄んだ海の中を見ることができるため、泳げない方や小さなお子様、年配の方まで幅広く楽しめるのが魅力です。
人間は、海の生物を見るだけで癒しオーラを感じることができる特殊な生き物だと言われています。それだけに、グラスボートからでなければ見ることができない海の世界を知ることで、この上ない癒しを感じることができるのです。他の離島でもグラスボートは楽しめますが、竹富島では沖縄県八重山地方で唯一の海底温泉も見ることができますよ。ここでしか見られない景色をぜひ!
名称:竹富島マリン倶楽部 ほか
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富(竹富東港)
公式・関連サイトURL:http://suigyu.net/marin.html
◎まとめ
竹富島を訪れる方の大半が石垣島からの日帰り観光客だそうですが、ぜひ竹富島にのんびり宿泊しながらその魅力を堪能してみてください。特に西桟橋からのサンセットと星空は必見!きっとあなたも竹富島の虜になりますよ。何度も訪れるリピーターや移住者が増え続けていることに思わず納得してしまうでしょう。
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