香港旅行をもっと楽しくしてくれる城際直通車の乗車方法を解説

画像出典:慕尼黑啤酒 (CC BY-SA 3.0)

香港旅行をもっと楽しくしてくれる城際直通車の乗車方法を解説

香港といえば日本との距離も近く、ちょっとした空き時間でも気軽に訪れることができるとして人気の海外旅行先の一つです。 そんな香港を訪れる際に気になることとして、中国本土への移動手段が挙げられます。今回は香港~中国のポピュラーな移動手段・城際直通車について紹介します。城際直通車をうまく活用することによって香港を起点に中国本土まで観光が可能になります。

目次

香港旅行をもっと楽しくしてくれる城際直通車の乗車方法を解説

1. 城際直通車とは?

城際直通車とは、香港と中国大陸を往来する列車のことです。毎日、中国大陸の広州方面から香港コロシアムや香港島への入り口である紅磡(コウカン)駅まで運行しています。また隔日で北京と上海それぞれを結んでいて、香港・中国大移動の際は重宝する移動手段となります。

城際直通車は1911年から運行していて、その歴史は100年以上。中華人民共和国が成立した1949年には一時運行が中止となりましたが、1979年から再開。その後は運行本数も増えていき、現在では旅行者はもちろんのこと、現地の方やビジネスマンなども多く利用する、香港で必要不可欠な移動手段となりました。

2. 城際直通車の切符の買い方

城際直通車の特徴の一つに、切符の買い方を含めた乗車手続きが非常に簡単であることが挙げられます。各駅に専用窓口がありますので、そこで簡単に購入することができますよ。なお城際直通車の切符は乗車の2か月前から予約、購入することができますので、旅行者にとってスケジュールが立てやすいのも嬉しいポイントですよね。

また香港の紅磡駅から乗車する際に限定すれば、ウェブサイトからオンラインで予約することができ、さらにはクレジットカードでオンライン決済もできますよ。

3. 城際直通車の切符が買えない場合

城際直通車は基本的には切符が売り切れているということにはならないのですが、やはり直前の予約や混雑時期ですと、切符が買えない場合があります。混雑時期とは具体的にクリスマスや日曜日の夕方、中国の大型連休である旧正月や国慶節などが挙げられます。

そのような混雑時期と城際直通車の利用時期が重なる場合は、なるべく早めに切符を購入することをおすすめします。それでも切符が購入できない場合は、広州から深圳(シンセン)、深圳から香港まで電車が運行していますので、そちらを利用することが可能です。

ただし深圳で行われている出入国管理(イミグレーション)は非常に混雑するため、どうしても直通電車である城際直通車よりは時間がかかってしまうというデメリットもあることを念頭に入れておいてくださいね。

4. 城際直通車の乗車方法

城際直通車の乗車方法も非常に分かりやすくなっています。香港の紅磡駅から乗車する際は駅舎北にある離直通車で、広州方面の広州東駅から乗車する際は駅舎3階にある広九直通車出入境で、それぞれ発車する45分前から乗車手続きが始まります。

なお城際直通車を乗車する際の注意事項として、香港は中国の統治下にはありますが一国二制度により、海外旅行と同様に出入国管理業務が必須となります。従って香港から中国への直通列車である城際直通車も出国審査があります。必要な書類はパスポートのみです。

通常の列車のように発車直前に乗り場に到着しても、この出国審査がありますので乗車できないという可能性もあることを理解しておきましょう。ただし城際直通車の場合は係員が率先して手続きをしてくれますので、手続き自体は5分程度で終わらせることができますよ。

◎まとめ

いかがでしたでしょうか?香港~中国旅行で必須の移動手段、城際直通車について説明しました。城際直通車には、移動時間が短いにもかかわらず一部を除いて食堂車が連結されているので、移動しながら食事を満喫することができますよ。そんな魅力的な城際直通車を有効活用することによって、香港旅行をより幅広く楽しむことができます。

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