木津川の渓谷が育む美味しい特産品。京都府笠置町のおみやげ5選

画像出典:奈良観光 / PIXTA(ピクスタ)

木津川の渓谷が育む美味しい特産品。京都府笠置町のおみやげ5選

京都府の最南端に位置する笠置町(かさぎちょう)は、木津川中流の山と岩に囲まれた場所。古くは後醍醐天皇が仮の行在所を置いたことで知られ、今では自然石のボルダリングや川辺のキャンプなどのレジャーでにぎわいます。そんな笠置町を訪れたら、お土産には何が良いでしょう。ここでは、笠置町で手に入るおすすめのお土産を4つご紹介します。

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木津川の渓谷が育む美味しい特産品。京都府笠置町のおみやげ5選

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1. ゆるぎ飴

「ゆるぎ飴」の主原料は「はったい粉」です。はったい粉は炒った麦を挽いたもので、いわゆる麦焦がしと呼ばれるものです。はったい粉は消化にもよいので、砂糖と水で練り上げたゆるぎ飴は、子供のお腹にも優しいお菓子なんですよ。

大人には素朴でどこか懐かしい味。自然も豊かでのどかな笠置町に来たなら、ぜひお土産に買ってみてください。

2. きくらげ

笠置町の特産品のひとつに、きくらげがあります。独特の食感で愛されるきくらげは、近年はアインチエイジングに効果のある健康食品としても注目を浴びています。京都地域ではきくらげの佃煮がご飯のお供として好まれていて、笠置町でもお土産としてよく見かけます。

食感は千切りになっていても、きくらげのコリコリとした歯ごたえがしっかり残っていて美味しいですよ。また、より栄養価の高いといわれる白きくらげの乾燥品もお土産におすすめ。笠置町の天然温泉施設「笠置いこいの館」などで販売されています。

3. ひげ茶

京都府南部に位置する笠置町は宇治茶の産地。宇治茶といえば高級茶葉の玉露が有名ですが、もちろん地元の人が普段飲むようなものではありません。

笠置町で作られている珍しいお茶の1つに、「ひげ茶」があります。ひげ茶というと一般的にはトウモロコシのひげを煎じたものですが、この場合は茶の筋を乾燥して作ったもの。いわゆる「出物」と呼ばれる、煎茶に仕上げる過程で生じる副産物です。

珍茶とも呼ばれ、他所ではめったにお目にかかれません。なにより安いのが魅力!かなりの量を一度に使わないと味がなかなか出ませんが、さっぱりとした爽やかな酸味が特徴です。茶がらはふりかけにして食べることもできますよ。茶どころ笠置のちょっと変わったお土産としていかがでしょうか。

4. きじ釜めし

きじ肉も、笠置町の特産品の1つ。きじのオスは縄張り意識が強く、とくに繁殖期には攻撃的になるため飼育が難しい鳥。そのため、天然にせよ養殖にせよ貴重な食材といえます。

古くは『万葉集』にも食肉として記載されている日本古来のきじを、風味を殺さず地元の野菜をふんだんに使って作られた釜飯は絶品ですよ。笠置町内の食事処で広く味わえるほか、お弁当としても販売されています。木津川の渓谷美を鉄道から眺めながら、笠置特産の釜飯をいただくなんて贅沢ですね!もちろん、お土産に購入して家でゆっくり食べるのもすすめです。

5. 水無月まんじゅう

水無月は、京都の夏の風物詩ともいえる和菓子。三角形の白いういろうの上に甘く煮詰めた小豆を乗せたもので、京都では夏越の祓の6月30日に、残り半年の無病息災を祈って食べる風習があります。

そんな伝統の和菓子水無月をまんじゅうにしたものが、笠置町内で販売されています。まんじゅうは葉っぱでくるまれていて、一見すると柏餅のよう。水無月だんごや宇治茶の茶だんごなどもあるので、笠置で甘いものが恋しくなった時にぜひどうぞ。

◎まとめ

2017年には、ボルダリングをテーマにした青春コメディ映画『笠置ROCK!』が公開され、一般にもその存在が知られるようになった笠置町。他方でメイン観光スポットの笠置寺は白鳳11年(682)の創建と伝えられ、本尊の弥勒磨崖仏はとても大きく見ごたえがあります。観光やレジャーでこれからますます発展が期待される京都府笠置町。訪れることがあれば、ぜひこの記事を参考に、美味しいお土産をゲットしてください。

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