昔ながらのお菓子やお味噌に心もほっこり！東吉野村でおすすめのお土産4選

奈良県の東吉野村は、四方を山に囲まれた自然豊かな村。三重県との県境・高見山の西側に位置する静かな村で、1905年に日本最後のニホンオオカミが捕獲された場所としても知られています。温泉やキャンプ場、釣りのできる清流に恵まれ、関西以外からも多くの観光客が訪れるスポットです。そんな東吉野村では、昔から伝わる郷土料理や郷土菓子がお土産に人気。日持ちのするお土産が多いので、ぜひチェックしてくださいね！

1.西善「厳瓮（いつべ）最中」

江戸時代から続く東吉野村の老舗和菓子店、西善で長年にわたり愛されているのが「厳瓮（いつべ）最中」。古墳時代から奈良・平安時代に作られた土器「厳瓮」をかたどった可愛らしい形の最中で、甘さ控えめの餡がたっぷりと詰まっています。店頭においしそうな最中が並びますが、実は全部見本品。なんと、注文が入ってから1つずつ餡を詰めるこだわりよう。1口食べれば、その上品なおいしさに、西善が地元で根強い人気を誇るのにも頷けますよ。

厳瓮最中の他にも、羊羹や和三盆など人気のお土産がずらっと並びますので、東吉野村を訪れた際にはぜひ。

2.朴の葉寿司

奈良県東吉野村のお土産なら「朴（ほお）の葉寿司」もおすすめ。塩でしめた鯖を使って作った押し寿司を朴の葉で包んだ東吉野村ならではのお寿司で、一般的なお寿司に比べて日持ちもするので、お土産に大人気です。

その歴史はなんと江戸時代の中期まで遡るんだとか。当時年貢を課された漁師がお金を稼ぐため、夏に獲れた鯖を塩でしめてお寿司にしました。それがちょうど吉野のお祭りと重なったため、そこからお祭りのごちそうとして広まったのです。そして今も東吉野村で受け継がれています。吉野村のスーパーや土産物店で購入できますので、ぜひ探してみてくださいね。

3.豊田旭堂「みたらし団子」

素朴な味がクセになる！と地元東吉野村で行列ができる豊田旭堂の「みたらし団子」は、東吉野村を訪れたお土産にぴったり。お店に近づくと、店内からはとっても香ばしいタレの匂いが広がります。豊田旭堂のみたらし団子は、一般的なみたらし団子とは少し違い、なんとなく五平餅のよう。少し粒の残る柔らかいお団子をしっかり噛んで食べれば、おやつとしての食べ応えも十分ですよ！タレも甘すぎず、ついつい「もう1本！」と追加してしまうおいしさで、行列ができるのにも納得です。

時間によっては待ち時間が多少長くなりますが、並んでまで買う価値アリのお団子です。冷めてもおいしいみたらし団子、お土産にどうぞ！

4.八徳みそ

東吉野村の特産品といえば「八徳みそ」が有名です。100％地元東吉野村で育った大豆と米を使って作られたこだわりの味噌で、香りがとっても芳醇なことで知られています。水と空気のおいしい東吉野村の大自の中で、1年以上熟成させたお味噌は、正真正銘村の手作り品。日持ちするので、お土産にもぴったりですよね。

味噌は昔から「八つの徳がある」と言われるほど栄養価が高いと言われていたことから名付けられた「八徳みそ」。そのおかげか、東吉野村には明るくて元気なお年寄りが多いんですよ！

◎まとめ

奈良県の県境に位置する東吉野村のお土産をご紹介しました。老舗の最中にみたらし団子、村のお母さんの間で受け継がれる朴の葉ずしに八徳みそと、全て東吉野村ならではの故郷の味です。1口食べれば、なんだかほっこり、懐かしい気分になれますよ。全国へ持ち帰るお土産にぴったりなものばかりですので、ぜひ村の散策をしながらお土産探しも楽しんでくださいね！

昔ながらのお菓子やお味噌に心もほっこり！東吉野村でおすすめのお土産4選