「楠木正行ゆかりの地」大阪府四条畷市の厳選お土産を4品ご紹介！

大阪市の北東に位置する四条畷市は、奈良県との県境にあるベッドタウンです。とはいえ生駒山の麓ということで、市域の3分の2が山間部となっています。

南北朝時代の1348年、四条畷の戦いの舞台となったことでも知られています。この戦いで敗れて自害した楠木正成の子正行（まさつら）を祀った四条畷神社は、全国の歴史ファンが訪れる観光名所となっています。

さて、そんな四条畷市にはどんなお土産があるのでしょうか。今回は、四条畷市でしか買えないお土産を厳選してご紹介します。

1. 絵本作家谷口智則氏のトランプ

四条畷市出身の絵本作家谷口智則氏を御存知でしょうか。1978年生まれの比較的若手の作家で、代表作に『サルくんとお月さま』『100にんのサンタクロース』『くいしんぼうのクジラ』などがあります。

そんな谷口氏のギャラリー＆カフェ「Zoologique」が四条畷市にあり、観光スポットとなっています。ギャラリーでは谷口氏の絵本の原画などが展示されていて、間近で鑑賞することができます。カフェには絵本のキャラクターをイメージしたメニューがいろいろあり、絵本好きにとどまらず、まったり派にもおすすめの素敵な空間です。

「Zoologique」のショップでは、絵本にまつわる素敵なグッズが販売されています。どれも可愛らしい絵柄でお土産にピッタリですが、なかでもお手軽に氏のイラストを楽しめるのが「トランプ」です。絵本に登場してくる動物達が描かれたトランプは、お子様だけでなく、大人にも喜んでもらえるはずですよ。

2. 畷御殿

四条畷神社の参道沿いにある天明十年創業の老舗の菓匠「栄久堂吉宗」は、銘菓「畷御殿」の製造元として知られています。四条畷神社の主祭神楠木正行は、南朝の忠臣として名高い楠木正成の長男。やはり南朝のためにここ四条畷で足利尊氏の執事高師直率いる大軍に寡兵で挑み、敗れて自害しました。

「畷御殿」は、楠木家の家紋である菊水と、天皇家の御紋にちなんだ菊紋型の大きなお饅頭です。小豆餡と黄身餡を使用した贅沢な焼き菓子で、風味豊かな気品あるお土産品となっています。ほかにも、栄久堂吉宗には「楠公の里」や「飯盛山」といった、四条畷の戦いをモチーフとした和菓子がいくつかあります。四条畷のお土産にピッタリの、おいしい和菓子ですよ。

3.畷チーズスフレ

JR学研都市線四条畷駅から徒歩5分にあるパティスリーモリタは、四条畷のお土産になるような洋菓子が数多く取り揃えられています。木箱に納められた「楠公ロール」や「くるみもなか」、クスノキの葉をイメージした「くすのきパイ」などなど。とくにお店自慢の人気商品「畷プリン」には、畷の一字が大きくプリントされていて、一目で四条畷のお土産とわかります。

数あるパティスリーモリタの人気お土産商品のなかで今回取り上げたいのが、「畷チーズスフレ」です。一般的なチーズスフレにくらべてかあり大きく、インパクトがあります。ふわふわの食感としっとしとした食べ心地でとてもおいしいですよ。ラズベリーとホワイトチョコの2種類のソースがあるので、お好みで選んで下さいね。

4. ちいさな幸せワイン

四条畷市で行われている「小さなワインプロジェクト」では、市内でサポーターを募り、まず各家庭やお店の庭先などで葡萄を育てます。そして、その葡萄を収穫して持ち寄り、ワインを作る。そんな街を1つにするプロジェクトが、2015年にスタートしました。

醸造するのは、大阪で100年以上にわたってワインを作っているカタシモワイナリー。ブドウは日本で開発された赤ワイン用ブドウ品種「ベリーA」を使用するという、徹底した地産地消ぶりです。こうしてできた「小さなしあわせワイン」は、四条畷市内の東酒店でしか購入できません。四条畷の人たちの想いがギュッとつまった真っ赤なワインを、ぜひお土産にどうぞ。

◎まとめ

四条畷市のお土産を厳選してご紹介しました。どれも、広告で宣伝されるような派手さはないものの、本物志向の優れたお土産ばかりです。また、南朝のヒーロー楠木正成の嫡子正行の最期の地となったことから、「小楠公」こと正行にちなんだお土産が多いのも、四条畷の特徴といえます。

ほかにも、戦国大名三好長慶が居城とした飯盛山城跡は、大阪平野を一望できる展望スポットとしても人気。そんな四条畷市を訪れたら、ぜひ今回の記事を参考に、お土産を選んでみてください。

「楠木正行ゆかりの地」大阪府四条畷市の厳選お土産を4品ご紹介！