名称:聖徳記念絵画館
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町1番1号
公式・関連サイトURL:http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/
東京都新宿区の「信濃町(しなのまち)」は、原宿などの繁華街と政治の中心である永田町や赤坂のちょうど間あたりに位置する都心エリアです。JR信濃町駅は新しい国立競技場の最寄り駅の一つとして知られますが、その周辺にはスポーツだけでなく、豊かな自然、音楽や演劇などのアート、さらには歴史を感じさせるスポットまで、多彩な魅力が詰まっています。
世界的なスタジアムの熱気を感じた後は、緑の中を散策したり、静かに文化や歴史に触れたり…。この記事では、そんな多様な顔を持つ信濃町エリアで訪れたい、選りすぐりの観光スポットを6か所ご紹介します。今まで知らなかった信濃町の魅力に出会えるかもしれません!
目次
東京「信濃町」周辺のおすすめ観光スポット6選|スポーツ・文化・歴史の魅力
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1.明治神宮外苑

東京都心の新宿区と港区にまたがる広大な「明治神宮外苑」は、豊かな緑に包まれた洋風庭園であり、都会の貴重なオアシスとなっています。
この場所を最も象徴する景観は、青山通りから聖徳記念絵画館へと伸びる約300mのイチョウ並木。特に晩秋には、並木全体が鮮やかな黄金色に染まり、息をのむほどの美しさで訪れる人々を魅了します。
また、明治神宮外苑はスポーツの拠点としても広く知られています。プロ野球ヤクルトスワローズの本拠地である神宮球場や、ラグビーの聖地として名高い秩父宮ラグビー場をはじめ、日本のスポーツ史を彩ってきた数々の施設が集まっています。
さらに、スポーツだけでなく文化的な側面もあります。その中心となるのが、明治天皇と昭憲皇太后の御聖徳を後世に伝えるために建設された荘厳な聖徳記念絵画館。館内には日本の近代化を物語る壁画などが展示されており、歴史の一端に触れることができます。
◆聖徳記念絵画館

明治神宮外苑のシンボル的な存在である「聖徳記念絵画館(せいとくきねんかいがかん)」。明治天皇と昭憲皇太后の御聖徳を後世に伝えるために建設された歴史絵画館です。館内には、幕末から明治時代にかけての歴史的な出来事を描いた、縦約3m×横2.5mにもなる巨大な壁画(日本画・洋画 各40枚)が年代順に展示されています。
青山通り側から望むイチョウ並木と絵画館が織りなす壮麗な景観は、東京を代表する風景の一つとして広く知られています。イチョウ並木の入口から絵画館までは、徒歩で15分ほどと少し距離はありますが、美しい建物を目指し、外苑の自然景観を楽しみながら散策するのは、格別な体験となりおすすめです!
※耐震補強・保存修理工事のため、2025年4月~2027年5月末ごろまで休館しています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
◆明治記念館
「明治記念館」は、昭和22年(1947年)に明治神宮の結婚式場として開館しました。JR信濃町駅からほど近く、緑豊かな美しい庭園を持つことでも知られています。
本館の建物は、かつて赤坂仮皇居の御会食所として使用され、大日本帝国憲法の草案審議が行われたという、日本の近代史において極めて重要な歴史的背景を持っています。館内で最も格式高い披露宴会場として人気の「金鶏の間(きんけいのま)」は、まさにその憲法草案審議の御前会議が開かれた由緒ある空間。明治時代の面影を色濃く残す天井や壁面の壮麗な装飾を目の当たりにすれば、自然と優雅な気分に浸れるでしょう。
また、館内には懐石料理、フランス料理、カフェなど複数の料飲施設があり、記念日などの特別な日はもちろん、季節ごとのフェアや、友人や家族で気軽に食事ができるランチプランなども提供されています。特に、美しい庭園を眺めながら手頃な価格で楽しめるランチは人気が高く、観光途中の優雅なひとときにぴったり。歴史と緑に包まれた明治記念館は、信濃町エリアを訪れた際にぜひ立ち寄りたい、魅力あふれるスポットです。
名称:明治記念館
住所:東京都港区元赤坂2丁目2−23
公式・関連サイトURL:https://www.meijikinenkan.gr.jp/
◆競技場

JR信濃町駅周辺を訪れる方の中には、明治神宮外苑でのスポーツ観戦が目的という方も少なくないでしょう。
神宮外苑には、東京ヤクルトスワローズの本拠地であり、大学野球の聖地としても名高い明治神宮野球場(神宮球場)があります。また、神宮球場の周辺には、神宮第二球場や軟式野球場なども整備されており、様々な試合やイベントが開催されています。
さらに、外苑前駅寄りにある秩父宮ラグビー場は、日本代表戦や主要リーグの試合会場となるラグビーの聖地。神宮外苑は、都心におけるスポーツの拠点としても重要な役割を担っています。
◆スポーツ施設

神宮外苑は観戦だけでなく、誰でも利用できるスポーツ施設も充実。「神宮バッティングドーム」では、バーチャル映像のプロ野球投手との対戦や、9枚の的を狙うピッチングゲーム「パーフェクト9」などを楽しむことができます。
そのほか、一年を通して利用できるアイススケート場や、複数のテニスコートもあり、本格的にスポーツに取り組む方から気軽に楽しみたい方まで、幅広い層に親しまれています。
2.国立競技場

明治神宮外苑の北東に隣接する「国立競技場」は、建築家・隈研吾氏の設計により生まれ変わった日本のスポーツ史における新たなシンボル。記憶に新しい東京2020オリンピック・パラリンピックのメイン会場として、数々の感動的なシーンの舞台となりました。
このスタジアム最大の魅力は、緑と調和した「杜のスタジアム」と称されるデザインです。自然と木のぬくもりとの一体感を感じられるスタジアムには、日本全国47都道府県から集められた木材をふんだんに使用。自然の風を取り込む設計など、環境への配慮も随所に見られます。
現在は、サッカーやラグビーなどの大規模なスポーツイベントやコンサート会場として利用されているほか、スタジアム内部もツアーで見学できますよ。
名称:国立競技場
住所:〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
公式・関連サイトURL:https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/
3.民音音楽博物館

出典: あばさー - 自ら撮影, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10035896による
信濃町の「民音音楽博物館」は、主に西洋の古典音楽に関する貴重な楽器や楽譜、資料を収蔵展示する、日本では数少ない専門的な音楽博物館です。
特に鍵盤楽器のコレクションは必見で、16世紀のチェンバロから現代のピアノに至るまでの歴史的な楽器が並びます。モーツァルトが愛用したフォルテピアノ(ハンマーフリューゲル)の同型モデルをはじめ、歴史に名を刻む作曲家たちが生きた時代の音色を想像させる貴重な楽器の数々を、間近に見ることができます。
また、ルイ14世時代の様式を模した優雅なグランドピアノや、精緻な装飾が施されたイタリア製チェンバロなど、工芸品としても価値の高い楽器の美しさも目を引きます。さらに、膨大な楽譜や音楽書籍を誇る音楽ライブラリーや、世界各地の珍しい民族楽器などを紹介するコーナーも併設。多角的に音楽の世界に触れることができる魅力的な施設です。
名称:民音音楽博物館
住所:東京都新宿区信濃町8
公式・関連サイトURL: https://museum.min-on.or.jp/
4.文学座

出典: Kamemaru2000 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9506793による (CC BY-SA 3.0)
昭和12年(1937年)に創設された「文学座」は、3名の文学者(久保田万太郎・岸田國士・岩田豊雄)が発起した日本を代表する劇団の一つです。現在の代表は、俳優の角野卓造氏が務められています。
文学座では、創設者自身の戯曲はもちろん、かつて所属した三島由紀夫などの作家による書き下ろし作品、さらにはシェイクスピアをはじめとする海外の古典・現代劇まで、質の高い多様な演劇作品が上演され続けてきました。
また、本公演を全国各地で行う一方、ここ信濃町にあるアトリエを重要な活動拠点としています。このアトリエは、若手演出家や俳優の育成、より実験的・挑戦的な作品を発表する場である「アトリエの会」の公演会場兼稽古場として機能しており、劇団の創造性を支える大切な空間となっています。
名称:文学座
住所:東京都新宿区信濃町10
公式・関連サイトURL:https://www.bungakuza.com/
5.国立能楽堂

信濃町に隣接する千駄ヶ谷(せんだがや)に、日本を代表する能楽の殿堂「国立能楽堂」があります。観世流をはじめ、能楽の主要五流派すべての演目を上演する国立能楽堂は、統芸能の最高峰に触れられる貴重な場所です。
「能」と聞くと、少し難しそう、敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その本質は、洗練された所作(動き)・謡(うたい)・囃子(はやし)が一体となった、奥深い歌舞劇です。事前に簡単なあらすじや見どころ、鑑賞のポイントなどを調べておくと、より深く楽しむことができますよ。
公演によっては学生割引や25歳以下を対象とした割引制度も利用できるため、若い世代の方々も気軽に日本の伝統芸能に触れる良い機会となります。ぜひ観光と合わせて訪れてみてください。
名称:国立能楽堂
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1
公式・関連サイトURL:https://www.ntj.jac.go.jp/nou/
6.鳩森八幡神社

「鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)」は、信濃町エリアからも足を延ばしやすい、人気のパワースポット。最寄り駅は千駄ヶ谷駅や北参道駅で、どちらからも徒歩7~8分ほどの距離にあります。その名の由来は、かつてこの地が林だった頃、白雲が天降り多くの白い鳩が飛び立ったという伝説にあると伝えられています。
この神社で外せない見どころは、「富士塚(富士山を模して造られた塚)」です。都内に現存するものとしては古い歴史を持ち、東京都指定有形民俗文化財にもなっています。富士山の溶岩を用いて築かれた塚の頂上には祠があり、実際に登って参拝することで、富士登山と同様のご利益が得られると言われています。
信濃町周辺の観光とあわせて、ぜひこの富士塚に登り、そのパワーを感じてみてはいかがでしょうか。また、神社の名前にちなんだ可愛らしい鳩のデザインの「鳩みくじ」やお守り、絵馬も人気があります。
名称:鳩森八幡神社
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-1-24
公式・関連サイトURL:https://www.hatonomori-shrine.or.jp/
◎東京・信濃町周辺の観光スポットと魅力まとめ

東京オリンピックで世界が注目した国立競技場、明治神宮外苑の広大な緑、音楽博物館や文学座、国立能楽堂が紡ぐ文化の香り、そして鳩森八幡神社が守り伝える歴史の静けさ。信濃町エリアは、多様で魅力的なスポットが点在する場所です。
アクティブに過ごしたい日も、文化に浸りたい日にも合った過ごし方が見つかります。東京観光の際にはそんな信濃町にも足を延ばし、その奥深い魅力を体験してみてください。
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