みかん以外にも通な名産品が!和歌山県有田川町の素晴らしいお土産

画像出典:有田市 (CC BY 4.0)

みかん以外にも通な名産品が!和歌山県有田川町の素晴らしいお土産

和歌山県のほぼ中央にある人口約2万7千人の有田川町。周辺の3町が合併して2006年に出来たまだ新しい町ですが、豊かな自然と地域の特産物を利用して、観光開発等地域振興に熱心に取り組んでいます。

今回はこの有田川町を代表するお土産を御紹介したいと思いますが、町の名前に有田が付くように一番の特色は何と言っても有田みかん。でもこのみかんだけでは終わらないのが有田町の凄さ。有田川のお土産4選です。

目次

みかん以外にも通な名産品が!和歌山県有田川町の素晴らしいお土産

1. 有田みかん

出典: Caito / PIXTA(ピクスタ)

有田川町のお土産でまず挙げなければならないのは有田みかん。和歌山県のミカン生産量は日本一で、全国のおよそ2割を占めます。その中心となるのが有田市、有田川町、湯浅町などがある有田川流域です。

和歌山県のミカンのブランドは有田以外にも幾つかありますがトップブランドはやはりこの有田みかん。適度な酸味と糖度の高い美味しさは、全国的にもトップブランドと言って良いでしょう。有田川町を訪れる人のお土産一番人気はみかんですが、意外に知られていないのがこの読み方。有田みかんは「アリタミカン」と発音されるケースが多いのですが、実は「アリダミカン」が正解です。お土産を買う時には間違えないように発音しましょう。

2.なれ寿し

出典: k-hiro / PIXTA(ピクスタ)

みかんの次にご紹介したい有田川町のお土産が「なれ寿し」。和歌山に古くから伝わる郷土料理の一つで、800年以上の歴史があるとされ、昔から有田川地域の行事食として欠かせないごちそうでした。なれ寿しとは、主に魚を塩と米飯で乳酸発酵させた食品の事。有田川地方の場合は、塩鯖と手こねの塩ご飯をアセの葉で包んで自然発酵させたものです。

発酵されて表面にうっすらとカビが生えたものが旨いとされ、あっさりした味ながらチーズのような香りと独特の風味は、一度はまったらクセになるんだとか。お土産と言うのは、他所で買えないものこそ価値があるもの。この地方の伝統食を土産にせずして帰るわけには行きません。有田川町のお寿司店で扱っていますが、お土産用には老舗「魚正」のなれ寿しをおすすめします。

3.ぶどう山椒

昔からよく言われることわざに”山椒は小粒でもぴりりと辛い”と言うのがありますが、これは有田川町のためにある言葉。和歌山県の小さな町ながら、全国的に有名な名産品を幾つも持つ侮れない町だからです。そんな有田川町に来たら、是非とも買って欲しいお土産が正にその山椒。

実は和歌山県は全国一の山椒の産地で、全体のおよそ8割がここで収穫されます。その和歌山県内においても、最大の産地として知られるのがここ有田川町。中でも、ブドウのように粒形が大きく山椒の品種の中でも最高級品と言われる「ぶどう山椒」の日本一の産地として有名なのです。山椒は日本の食卓の名脇役。緑のダイヤとも呼ばれるこのぶどう山椒を必ずお土産に持ち帰ってくださいね。

4.わさび寿司

最後に紹介するのは、これも有田川にこのお土産有りと言えるくらい有名になったわさび寿司。ピリッと辛いワサビの葉で寿司飯と一口大の塩サバを巻いたシンプルなお寿司です。葉を噛み切る食感と柔らかなわさびの辛み、それに脂の乗ったサバの味が作る美味しさは一口食べると忘れられません。

この有田川の郷土料理わさび寿司が一躍有名になったのは、2015年春にTV番組『秘密のケンミンショー』で取り上げられてから。江戸時代からこの地に続くこのお寿司も過疎化と共に作り手が減り、唯一提供している有田川町のが紹介されました。和歌山の激レアお持ち帰りグルメとして紹介されたこのお寿司、今では有田川町を代表する土産の一つです。

◎まとめ

日本有数のみかんの産地である有田川流域。しかし、有田川町のお土産はみかんだけにとどまりません。今回紹介したように、町のサイズを上回らんばかりに良い特産品。日本一の生産量を誇るぶどう山椒や伝統の郷土食とも言えるわさび寿司は、知る人ぞ知る通なお土産です。

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