絶大な人気を誇る「かんてんぱぱ」をはじめ、伊那市のお土産4選をご紹介!

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絶大な人気を誇る「かんてんぱぱ」をはじめ、伊那市のお土産4選をご紹介!

長野県伊那市は、南アルプスや中央アルプスに囲まれた、天竜川沿いの自然豊かな街です。伊那平の名物というと、イナゴやざざむしの佃煮に、蜂の子に蚕のさなぎの田舎炊きなど、ちょっとチャレンジするのに勇気がいるようなものも有名ですね。

ですが今の伊那市は雄大な山裾を利用した農業牧畜がさかんなうえ、高遠の桜や駒ヶ岳の千畳敷カールなどの観光地も多いので、実はおいしいお土産品が数多くあるんですよ。そこで今回は、伊那市で誰もが喜ぶオススメのおみやげ品を4つご紹介します。

目次

絶大な人気を誇る「かんてんぱぱ」をはじめ、伊那市のお土産4選をご紹介!

1. かんてんぱぱ

長野県民、とくに中信・南進で知らない人はいないおやつの定番が、伊那食品の「かんてんぱぱ」です。かんてんぱぱは粉末状の寒天ゼリーで、お湯で溶いて冷やして固めるだけの簡単スイーツ!お好みで牛乳やフルーツを入れたり、バリエーションは無限です。ゼラチンのゼリーでは固まらないキウイやパイナップル、レモンなどを使っても大丈夫ですよ。

寒天の原料は海藻のはずなのに、海のない長野県でなぜ…と思う人もいるかもしれません。ですが、江戸時代に発明されて以来、寒天は一貫して山間の農村の冬の副業でした。とくに寒暖差が大きいほど良い製品に仕上がるため、古くから信州諏訪地方を中心にさかんに作られてきたのです。

伊那市にあるかんてんぱぱ工場に隣接する「かんてんぱぱガーデン」では、かんてんぱぱだけでなく、特産の寒天を利用した200種類以上のお土産品が販売されています。試食コーナーもあるので、伊那市を訪れたら気軽に立ち寄ってみてください。

2. 伊那のまゆ

伊那市のJR飯田線伊那市駅の正面にある、創業120年の老舗「越後屋」の名物「伊那まゆ」は、昭和30年代から人気のお土産です。生クリームを最中の皮で包み、さらにチョコレートでコーティングしている異色のお菓子です。もともとは「福俵」という名前でしたが、信州ではおなじみだった蚕のまゆに似ていたことから「まゆ玉」と改名。しかし、京都に同名のお菓子があったことから、現在の「伊那のまゆ」に落ち着きました。

明治時代に駅が開業した当初から店を構え、考案されてから半世紀以上にわたってロングセラーとなっている伊那の名物お土産。にもかかわらず卸売はせず、駅前の店舗のみで購入可能という、この上なくお土産にピッタリのお菓子ですよ。

3. 高遠まん頭と亀まん頭

日本三大桜の名所とも称される、伊那市東部の高遠城址公園。幾重もの堀に囲まれた堅城の跡に、明治初期に植えられた桜の古木が縦横無尽に花を咲かせるさまは、まさに天下の絶景といえるでしょう。

そんな伊那市随一の観光名所高遠のお土産といえば、「高遠まん頭」と「亀まん頭」が二大定番です。高遠まんじゅうは市街の多くの和菓子屋さんで製造されていますが、とくに「高遠あかはね」のものが有名!北海道産小豆のこし餡を黒糖で仕立の薄皮で包んで焼いてあり、小さいながらもどっしりとしたお饅頭です。桜に「高遠城址」の焼き印が入っているのが目印で、ひと目で高遠土産とわかるのも良いですね。

他方の「亀まん頭」は、130年の伝統を誇る地元の銘菓。もともとは「亀の湯」という銭湯でしたが、入湯客に饅頭をふるまったところとても美味しいと評判になり、明治8年に饅頭屋として開業したとされています。今では伊那市を代表する人気のお土産となっていて、高遠城下町の本店のほか、伊那街道の伊那市街方面にも直営店があります。こちらも薄皮にこしあんのお饅頭で、老亀の焼き印が可愛いらしくお土産におすすめです。

4. 伊那ローメン

伊那市内をめぐっていると、一度は目にするのではないかと思われるのが「ローメン」の文字。ローメンは伊那地方のローカルフードで、地元の中華料理店の店主が1955年に考案したものといわれています。

冷蔵庫の普及していなかった当時、中華麺を日保ちさせるために麺を蒸し、それに合う調理法をと試行錯誤したのがきっかけ。具材に伊那市で容易に手に入った羊肉とキャベツを使用するのがポイントで、焼きそばともタンメンとも違う風味の料理です。

発祥の店「萬里」は今も営業していて、お土産用のローメンも販売されています。ほかにも伊那市内の各種お土産店やスーパー、高速パーキングエリア、バスターミナルなどで普通に売られているので、伊那市のB級グルメをお家でも試してみて下さい。

◎まとめ

長野県伊那市のお土産を4品ご紹介しました。ソウルフードにソウルおやつ、明治から続く和菓子など、伊那市には地元密着のお土産がたくさんあります。

むろん信州ですから、蕎麦や味噌など長野県の定番お土産も伊那市の名物。ですが、せっかく伊那市に来たのですから、ここならではのお土産にも目を向けてみてください。そして勇気のある人は、「つかはら」の四大珍味セット(いなご、ざざむし、蜂の子、蚕のさなぎ)にチャレンジしてみましょう!

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