珍しくて面白い名産品がいっぱい!岐阜県恵那市でおすすめのお土産4選

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珍しくて面白い名産品がいっぱい!岐阜県恵那市でおすすめのお土産4選

岐阜県南東部に位置する恵那市。市内を中山道が通過し、長野・愛知の2県と接するこの地域には、今も独自の文化が息づいています。中山道の宿場町大井宿や日本三大山城の岩村城跡、紅葉や桜の名所として知られる恵那峡など、観光の見どころも多い恵那市。そんな恵那市を訪れたときにオススメのお土産を4つ紹介しましょう。

目次

珍しくて面白い名産品がいっぱい!岐阜県恵那市でおすすめのお土産4選

1. 栗きんとん

岐阜県恵那地方は恵那栗と呼ばれる和栗の名産地。そのため、栗を使った料理やお菓子がいろいろあります。そのなかのひとつで、恵那地方の名物とされるのが「栗きんとん」です。

「栗きんとんって、おせちに入ってるあれ?」と思う人がほとんどでしょう。同じ「栗きんとん」でも、おせちでおなじみなのは「栗金団」。対する恵那の「栗きんとん」は「栗金飩」と書きます。なんがかこんがらがりそうですが、要は一般的に栗茶巾と呼ばれるお菓子が、恵那地方では「栗きんとん」と呼ばれているのです。

栗を砂糖で炊き上げて、茶巾で搾って栗の形に整えた和菓子で、恵那市や中津川市にたくさんの専門店があります。なかでも恵那峡に本店を構える「恵那川上屋」や、大井宿の老舗「恵那寿や」などが、お土産として人気ですよ。

2. からすみ

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恵那地方にはほかにも「んっ?」と思う郷土の名物「からすみ」があります。「からすみって、あの高級珍味の?でも恵那市って海がないんじゃ…」そう思うのが普通でしょう。恵那地方で「からすみ」というと、ういろうのようなお菓子のことを指すんです!

子宝の象徴ともされるボラの卵に似せて作ったからともいわれますが、由来は諸説あって定かではありません。輪切りにすると富士山のような形になるのが特徴で、恵那市内のたいていの和菓子屋さんで製造・販売されています。山深い恵那市で愛されている郷土菓子「からすみ」。ちょっと面白いお土産としておすすめですよ。ちなみに、日が経って固くなってしまっても、レンジでチンすればまた柔らかくなります。

3. 日本酒「女城主」

恵那市南部の旧岩村町には、戦国時代に織田信長と武田信玄が激しい争奪戦を繰り広げ、江戸時代には岩村藩の居城となった岩村城跡があります。霧ヶ城とも呼ばれるこの天下の名城の城下には、数々の品評会で受賞している酒蔵「岩村醸造」があります。

岩村醸造の主力銘柄は「女城主」。岩村城主の夫が急死したため、女城主となって戦った信長の叔母おつやの方にちなんだ日本酒です。お酒自体はネットでも購入できますが、岩村を訪ねれば酒蔵を見学したり、仕込みの井戸水を汲んだりすることもできます。最期は甥の信長に処刑されたとされる悲劇の女城主おつやの方。その名の通り、力強い芯をもった恵那の名酒をお土産にいかがでしょうか。

4. 松浦軒本店のカステーラ

同じく岩村の城下町にある松浦軒のカステーラは、恵那市の地元の人たちに長らく愛されてきたお菓子です。今度は正真正銘のカステラ!岩村藩の御殿医だった神谷雲澤が長崎に留学した際、その製法を持ち帰ったことに始まるといわれています。

創業はなんと寛政八年(1796)!大正時代までは、小釜に炭火で丁寧に焼き上げられていました。今でこそ焼き窯はオーブンになりましたが、銅板の小釜は現役です。江戸時代から伝わる製法を守り続ける松浦軒本店のカステーラは、ふんわり食感と上品な甘さがたまらない逸品ですよ。

「栗きんとん」「からすみ」に続く意外な名物として、ぜひ恵那の「カステーラ」をお土産にどうぞ!

◎まとめ

岐阜県恵那市でおすすめのお土産をご紹介しました。

恵那というと、観光名所はあるけれど、お土産のイメージはなかなか湧かない地域ではないでしょうか。ですが、今まで見てきたとおり、恵那地方には独特の面白いお土産がいろいろあります。ぜひ、恵那の名物を手に、恵那のお土産話に花を咲かせてくださいね。

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