名称:天むすの千寿
住所:津市大門9-7
公式・関連サイトURL:http://www.gansotenmusu.com/content2.html
「伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ」。築城の名手と謳われた藤堂高虎が築いた津城を中心に、津は伊勢平野の中心地として発展してきました。歴史以上に、平仮名で一番短い地名として有名ですね。そんな津市にはいろいろな名物があるのですが、観光地としては伊勢や松阪の陰に隠れてしまいがちです。そこで今回は、三重県の県庁所在地津市を訪れる際に、おすすめのお土産品を5つご紹介します。
1. 天むす
名古屋めしとして全国的に知られる天むすですが、本当は三重県津市が発祥です。大事なことなので二度言います。天むすは津発祥です!
もともとは津の天ぷら定食店「千寿」の賄い料理として考案されたもので、のちに店の独自メニューとなりました。これを偶然口にした名古屋の時計店の夫人が、のれん分けしてほしいと千寿に通い詰め、さらには店主夫婦の自宅を訪ねてまで説得。根負けした店主夫妻は、決して世に広めないことを条件に製法を伝授します。
めでたく名古屋にお店がオープンすると、天むすはすぐさま全国に広められることに。こうして津で生まれた天むすは、「名古屋めし」と呼ばれて現在に至っているのです。
今では、津の千寿も「元祖 天むす」の専門店となり、お土産も販売しています。津を訪れたら、本家で元祖の天むすをお土産にどうぞ!
2. はちみつまんじゅう
津の地元民のソウルフード、通称「はちまん」。はちみつまんじゅうは松阪市の水谷養蜂場にゆかりのあった初代が、「蜂蜜をもっと身近にしたい」と考案したもので、50年近くにわたって津の人々に愛されています。
1個60円と手ごろなうえ、伊勢街道沿いの店舗では焼き立てのアツアツが食べられます。見た目はシンプルですが、焼き立ては皮がパリッと、そして中のこしあんがしっとり優しく、とても幸せな気持ちになれるお菓子です。
津駅の東口構内でも販売されているので、お土産にいっぱい買って行ってくださいね。
名称:蜂蜜まん本舗
住所:三重県津市大門8-5
公式・関連サイトURL:http://www.tsukanko.jp/gourmet/483/
3. 平治煎餅
平治煎餅は、悲しい言い伝えにちなんだお土産。その昔、貧しい漁師平治(平次)は、病気になった母のために、今の津市にある阿漕ヶ浦で漁をします。しかしそこは、伊勢神宮御用の禁漁区。母に滋養のある魚を食べさせたいと何度も阿漕で漁をしていた平治は、ついに役人に捕らえられてしまいます。母の病気は良くなっていったものの、平治は罰せられ海に沈められました。
証拠となった平治の忘れ傘をイメージして作られたのが、この平治煎餅です。伝説は哀しいですが、砂糖・小麦粉・卵というシンプルな素材と、創業以来変わらない製法で焼かれた煎餅は、津のお土産としても人気があります。母親孝行の平治に思いを馳せながら食べると、津土産としての感慨もひとしおです。
ちなみにこの話から、「何度も重なること」という意味の「阿漕(あこぎ)」という言葉が生まれました。現在では転じて、「あくどい」ようすを表すのに使われています。
名称:平治煎餅
住所:津市大門20-15
公式・関連サイトURL:http://www.heijisenbei.com/index.html
4. 伊勢木綿
津周辺は、古くから絹、麻、木綿の産地として知られていました。そのうち伊勢木綿は、江戸時代から約250年もの歴史を誇っています。しかし、化学繊維の普及や天然染色の衰退などにより、今では伊勢木綿を製造しているのは津市の臼井織布1軒だけになりました。
単糸という繊細で切れやすい綿糸を使用しているので、織るのには技術が必要で、1日に一反(13メートル)しか作れません。普通の綿製品は洗うと固くなるのに対し、伊勢木綿は洗っていくうちに糊が落ちて糸が綿に戻ろうとするため、逆に布地が柔らかくなっています。
伊勢木綿の柄は縞模様や格子が基本。近年は新しいデザインの伊勢木綿製品も次々に開発されています。使えば使うほど味の出る伊勢木綿のハンカチや茶巾袋などは、お土産にもぴったりですよ。津駅前の観光案内所でいろいろな種類の伊勢木綿グッズが販売されています。
名称:臼井織布株式会社
住所:津市一身田大古曽67
公式・関連サイトURL:http://www.tsukanko.jp/product/166/
5. 梅干
梅干は梅干でも、刀根菓子館の「不老菓子 梅干」は普通の梅干ではありません。梅肉を練りこんだ羊羹で白あんを包んだ生和菓子です。塩に見立てて砂糖をまぶし、上にシソの葉を添えているので、パッと見は梅干そのものです。生菓子にしては消費期限が10日と長持ちなので、お土産にも適しています。
刀根菓子館は創業100年以上の歴史がある老舗。和洋両方のお菓子を扱う店として、地元の人にも愛されています。個数や包装にいろいろなタイプがありますが、容器まで本物の梅干っぽい「伊賀焼入り」と「萬古焼入り」がおすすめです。
名称:とね菓子館
住所:津市本町26-20
公式・関連サイトURL:http://www.tonekashikan.co.jp/
◎まとめ
津市は三重県の県庁所在地ですが、観光といえば伊勢市や松阪、志摩半島などがメジャーなので、あまり降り立つ人は少ないかもしれません。ですが、「伊勢は津でもつ」といわれた津市には見どころやお土産がいろいろあります。
とくに、天むすが津発祥とうことはあまり知られていない事実なのではないでしょうか。この機会にぜひ津を観光して、伊勢ならではのお土産を持って帰ってはいかがでしょうか。
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