下町の風情が薫る日本橋!とっておきの観光スポット15選をお届け!

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下町の風情が薫る日本橋!とっておきの観光スポット15選をお届け!

古くから交通・商業の中心地であった日本橋は、どこかレトロでシックな街。そんな下町風情豊かな日本橋、実はひそかな情報発信地なんですよ。老舗百貨店の三越や高島屋と共に、トレンド最前線のコレド室町やコレド日本橋が建ち並ぶなど伝統と流行が心地よく混ざり合い、日々進化を続けています。江戸情緒や、文明開化の頃を思わせるような、美味しいグルメやおみやげもたくさん。そんな日本橋の魅力スポット15選をお届けします!

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下町の風情が薫る日本橋!とっておきの観光スポット15選をお届け!

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1. 日本橋

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日本橋の観光なら、まずはここから。「お江戸日本橋」とうたわれたように、江戸時代は東海道における旅の起点であった日本橋。最近では箱根駅伝の帰路としても、注目されるようになってきましたね。

街の顔ともいえる石造二重アーチ構造の日本橋は、1911年(明治44年)につくられたもの。2011年(平成23年)に架橋100周年を迎えました。橋の真ん中で街を見守ってきたのは、翼のある麒麟像。この麒麟像、映画化された東野圭吾氏の小説『麒麟の翼』でも脚光を浴びました。少し足を伸ばすと、作品の中に登場した小網神社にもお参りできますよ。

この日本橋をはさんで、北が三越、南が高島屋と2つの老舗百貨店が建ち並んでいます。まずは、北の三越エリアから見ていきましょう。

2. 日本橋三越本店

日本橋三越本店

日本橋の北エリアの重要ポイント、日本橋三越本店。ここ三越、じつは日本でいちばん最初にエスカレーターが設置された場所でもあるんです。1914年(大正3年)のことでした。現在の建物は、1935年(昭和10年)に完成しました。1999年(平成11年)には、「東京都選定歴史的建造物」にも選ばれたんです。日本橋にはこんな風に歴史ある建造物が多いので、観光でははずせませんね。

正面玄関で出迎えてくれるのは、「三越の守護神」でもある勇壮なライオン像。銀座店をはじめ、他の三越にあるライオン像は、ここ日本橋三越本店のものがもとになっているそうです。吹き抜けの中央ホールには、4階までそびえる天女像が。毎週金・土・日には、午前10時30分、正午、午後3時の1日3回、パイプオルガンの生演奏もおこなわれます。また毎年12月末には、一年のしめくくりとしてベートーヴェンの『第九』の生演奏もされるんですよ! 

3. 日本銀行本店 本館

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日本橋は江戸時代以降、商業や金融の中心地でした。明治時代になってから通貨制度が変わってから今日にいたるまで、国の経済の中枢を担っているのがここ、日本銀行本店本館です。国の重要文化財に指定されている日本銀行本店本館は、事前に予約をしたうえで見学することができます。

大学生以上、10名以上のグループで申し込むと、レクチャー付きの見学も可能ですよ。見学可能なのは月曜日から金曜日まで(年末年始を除きます)。見学希望日の3ヶ月前から1週間前までに、情報サービス局へお電話でお申込みください。国の重要文化財を見学するなんて他になかなかできない体験ができるのも、日本橋観光ならではですね。

4. 日本銀行金融研究所貨幣博物館

日本銀行金融研究所貨幣博物館

古貨幣収集・研究家の田中啓文(けいぶん)が自分の邸宅の中に1923年に建てた「銭幣館(せんぺいかん)」。そのコレクションを譲り受けたのが、日本銀行金融研究所貨幣博物館です。1985年(昭和60年)に開館しました。日本銀行本店本館の向かいにあって、7世紀後半から今日にいたるまでのお金の歴史を学ぶことができます。有名な「和同開珎」以前のお金も見られるんですよ!

日本銀行本店本館とあわせて見学することもできます。日本銀行だけでなく数々の銀行、そして東京証券取引所もある金融の中心地でもある日本橋観光で、お金の歴史に向き合ってみるのもいいですね。

5. 三井記念美術館

三井記念美術館

日本銀行本店本館と並んで、重要文化財に指定されている三井本館。その7階にある三井記念美術館では、季節ごとに特別展や館蔵品展を見ることができます。約300年の歴史を誇る三井家の所蔵してきたコレクションは、美術工芸品が約4000点、切手はなんと13万点以上!日本橋観光に訪れたなら、はずせないポイントですね。

展示のあとは、ミュージアムカフェでひと息つくのはいかがでしょうか。抹茶と和菓子や、地元の日本橋ビールを味わうことができますよ。また、ミュージアムショップでは、三井記念美術館オリジナルの筆ペンやランチトートなども日本橋観光のおみやげにできますよ。

6. コレド室町

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三越を過ぎてちょっと行くと、見えてくるのがコレド室町。2010年(平成22年)にコレド室町1が、2014年(平成26年)にコレド室町2・3がオープンして、日本橋の北ゾーンである室町の新しい顔となりました。

流行を先取りする洋服や雑貨、そしてこだわりの食材など豊かな品揃えのショップのほか、和洋中のジャンルを問わずおしゃれなレストランも多く並び、いつもたくさんの人でにぎわっています。日本橋観光なら、足を伸ばしたい場所のひとつですね。

コレド室町2の3階には、9スクリーン全1770席の映画館「TOHOシネマズ日本橋」が入っています。最新の映画もここでチェック。伝統を守るだけではなく、新しく進化しつづける日本橋の新たな一面を知ることができますよ!

7. 日本橋木屋

1792年(寛政4年)に創業したという、刃物の専門店である日本橋木屋(きや)。その伝統の品質には、古くから多くの人々が信頼を寄せています。

木屋といえば思い浮かぶのが、種類豊かな包丁の数々。洋包丁、和包丁、中華包丁のほか、うなぎ裂や麺切など特殊な包丁も多く扱っており、昔からその道のプロが集います。

包丁をはじめとした料理道具はもちろんですが、根強い人気があるのが爪切りや毛抜きなどの生活用品。一度使ったら手放せなくなる人がたくさんです。確かな品質の木屋の製品、日本橋観光のおみやげにぴったりですね。

8. 福徳神社

福徳神社

コレド室町のすぐ近くに鎮座する福徳神社。その御由緒は古く、9世紀の貞観年間に遡ります。江戸城に入府した徳川家康、そして2代将軍秀忠の篤い信仰も集めました。今でも日本橋を見守り続ける福徳神社には、多くの人がお参りに訪れます。

お参りのあとには、「芽吹稲荷」の別名にちなんで新芽が刺繍された、芽吹き守や勝守をおみやげにするのもいいですよ。またこの福徳神社は、江戸時代に富くじの発行が許された数少ない寺社のひとつであったことから、宝くじを保管するのにご利益があるといわれる宝袋も売られています。内側には宝船柄、縁起がいいですね!日本橋観光に来たなら、お参りしたい福徳神社です。

9. 7県のアンテナショップ

日本橋

全国各地の名産品を取り扱うアンテナショップ。意外かもしれませんが、じつは日本橋には福島・新潟・富山・三重・奈良・島根・長崎と、アンテナショップが7店舗もあるんですよ。ほとんどが三越エリアに集まっていて、歩いて回れる距離にあるのも嬉しいところ。7店舗の魅力をそれぞれご紹介していきましょう!

◆日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)

日本橋三越本店を越して、しばらく神田方面に歩いたところにある「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」。愛称の「MIDETTE(ミデッテ)」には、「見てね、来てみてね」という気持ちがこめられています。

果物王国でもある福島の桃やさくらんぼをはじめとしたフルーツ、そして特産の日本酒や、赤べこやこけしなどの工芸品などが並ぶ店内では、復興に向かう福島の今を感じられます。

◆ブリッジにいがた

日本橋三越本店から横断歩道を渡って、日本橋方面に少し歩いたところに見えるのが「ブリッジにいがた」。1868年(明治6年)創立の歴史を誇る、第四銀行の東京支店でもあるブリッジにいがたは、1階はショップ、2階は商談スペースとなっていて、新潟県内のビジネスパーソンが集まる活気のある場所となっています。

ショップでは新潟特産のお米をはじめ、へぎそばや笹団子、そしてたくさんの日本酒や栃尾あげなどが販売されます。ぜひ覗いてみてください。

◆日本橋とやま館

2016年6月にオープンした「日本橋とやま館」。日本橋を渡って、左に折れたところにあります。

ここで注目なのは、21時まで営業のバーラウンジ。水に恵まれた富山ならではの日本酒の数々と、ほたるいかやきゃらぶきの佃煮など、富山名産の食を味わうことができます。日本橋観光、夜の締めくくりにいいですね。

◆三重テラス

コレド室町のすぐ近くにある「三重テラス」。1階は物販コーナーとレストラン&カフェ、2階はイベントスペースになっています。

おしゃれなつくりの物販コーナーでは、名産の松阪牛や牡蠣、伊勢うどんや伊勢醤油などが売られています。イタリアンスタイルのレストラン&カフェでは、三重の食材を活かしたコースに舌鼓を打つことができますよ。

◆奈良まほろば館

「奈良まほろば館」は、三越日本橋店から少し日本橋に戻ったところにあります。ブリッジにいがたのすぐ近くで、奈良県のマスコットキャラクターである「せんとくん」の大きな像が目印です!

ここ「奈良まほろば館」では、いにしえの文化を学ぶことが出来る講座が開かれているのも特徴。日本橋観光のスケジュールを合わせて、知の楽しみを得るのもいいですね。

◆にほんばし島根館

三井記念美術館のほぼ向かいにある「にほんばし島根館」。島根県のマスコットキャラクターの「しまねっこ」と、「しまねSuper大使」でもある「秘密結社 鷹の爪」のキャラクター、吉田くんの看板が出迎えてくれます。

運がよければ、名産のしじみの販売もありますよ!そして御食事処では、島根の魚をはじめとした地元の料理を楽しめます。

◆日本橋長崎館

日本橋のアンテナショップのうち、ここ「日本橋長崎館」だけが、日本橋を渡って南の高島屋エリアにあります。2016年(平成28年)3月にオープンしました。

店内は観光案内ゾーン・物販ゾーン・イベントゾーン・軽飲食ゾーンの4つのゾーンに分かれています。このうち軽飲食ゾーンでは、長崎名産のびわを使ったびわソフトクリームや、カステラなどが食べられます。国の伝統的工芸品に指定されている「波佐見焼(はさみやき)」や「三川内焼(みかわちやき)」の食器も使われているので、贅沢な気分で長崎をまるごと味わえますよ!

このように7店舗のアンテナショップはそれぞれに個性豊か!どれも日本橋の北、三越エリアに集まっているので、全県制覇に挑戦してみるのも、楽しい日本橋観光になりそうですね。

10. 日本橋クルーズ

ここでいったん、街の中心である日本橋に戻ってみましょう。じつは、日本橋のたもとからはクルージングができるんですよ!

クルージングは日本橋川から隅田川に出るコースと、神田川をぐるりと回るコースの2つから選べます。川にかかる橋、そして東京の街並みを舟から見上げるなんて経験、普段はなかなかできませんよね。

乗船スケジュールは日によって異なりますので、事前にホームページでチェックした上で、チケット販売開始時間にあわせて日本橋に向かってください。また、天候によっては運航が中止となる可能性もあります。東京の真ん中での船旅、日本橋観光の忘れられない思い出になりそうですね!

11. 東京証券取引所

東京証券取引所

ここからは、日本橋をはさんで南の高島屋エリアに向かっていきましょう。

まずは日本の経済を動かす中心地、東京証券取引所。この東京証券取引所、無料で見学できるってご存知でしたか?

自由に見学できるツアーのほか、学生さん向けには解説付きのツアーも組まれています。また、ヴァーチャルで株式投資を体験できるコーナーもあるんですよ。仮想所持金1000万円を元手に、仮想市場で株式の売買を体験できるというこのコーナー、なんだかスリリングでどきどきしますね。

見学のあとは、ミュージアムショップへ。マーケットセンターの形をしたゆるキャラ「あろーずくん」グッズをはじめ、東京証券取引所ならではのお土産がたくさんです。ちょっとユニークな日本橋観光の思い出にぜひ!

12. コレド日本橋

三越と高島屋の間にそびえるのが、コレド日本橋。1999年(平成11年)におしまれつつ閉店した東急日本橋店の跡地に、2004年(平成16年)に新たな商業複合施設としてオープンしました。落ち着いた雰囲気のショップ、そしてレストランが並んでいます。

コレド日本橋の中には、早稲田大学大学院ファイナンス研究科も入っています。社会人向けのビジネス講座も多く開講されているなど、ひそかな学びの場でもあるコレド日本橋です。自分磨きで日本橋に通ってみるのも素敵ですね!

13. 榛原

日本橋で200年以上続く和紙の老舗、榛原(はいばら)。昔ながらの和紙や雁皮紙をはじめ、伝統と現代が混ざり合ったデザインの和紙小物など、多くの商品を扱っています。

中でも榛原オリジナルの和紙便箋は森鴎外や向田邦子をはじめ、多くの文人から愛されてきました。その滑るような書き心地、ぜひ一度お試しくださいね。和紙便箋にはいろんなデザインがあって、明治・大正期の図案を木版摺りしたものもあるんですよ。中でもぜひ探していただきたいのが、竹久夢二デザインの一筆箋。歴史の街である日本橋観光の、ちょっとレトロなおみやげになりますね。

14. 丸善日本橋店

出典: ja.wikipedia.org

夏目漱石や芥川龍之介、梶井基次郎をはじめ、むかしから多くの文豪に愛されてきた丸善。そんな丸善の歴史を象徴するのが、1870年(明治3年)に誕生した「丸善日本橋店」です。文具から洋書まで、多くの品揃えを誇る店内は、見て回るだけでもあきません。

ここ丸善日本橋店にはギャラリーもあって、古くから本に携わる作家の作品が多く展示されてきました。今でもミュシャや水木しげるの展示など、幅広い作品が楽しめます。

歩き疲れたら、3階のカフェへ。じつは丸善は、ハヤシライス発祥の地とされているんですよ。ハヤシライスもおすすめですが、名物はオムハヤシカレー。ハヤシとカレーの2色ソースのかかったオムライスです。落ち着いた街並みを見下ろしながら、多くの人が愛してきたひと皿を味わってみるのも、粋な日本橋観光の過ごし方ですね。

15. 日本橋高島屋

日本橋の南エリアの重要スポットである、日本橋高島屋。国の重要文化財にも指定されています。設計を担当した建築家の高橋貞太郎は和と洋の融合を目指して、細部にいたるまで入念にデザインしました。

今も案内係が手動で操作するエレベーターは、創業当時の趣きを21世紀の現在に伝えています。また大理石の壁には、アンモナイトも隠れているんですよ。

毎月第2金曜日には、重要文化財見学ツアーも開かれています。午前と午後の2回、1時間ほどのツアーです。思い出深い日本橋観光になること、間違いなしです。

◎まとめ

江戸時代からの歴史、そして21世紀の流行が交差する日本橋は、むかしもいまも魅力いっぱい。北の三越から南の高島屋まで、歴史ある建物を見学したり、日本各地の美味しいものを食べながら歩いていくだけで、時間があっという間にたってしまいます。街の象徴、日本橋からクルージングできるというのも、江戸情緒を味わえますね。次の休みは翼のついた麒麟が見守る橋を渡って、日本橋観光に出かけてみませんか?

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