約850万人の人口を抱える大都市ニューヨーク。米国文化と経済の中心を担う、アメリカ合衆国で最もエキサイティングな街です。様々な人種に多彩な文化が混じりあって共存する姿は「サラダボウル」ともたとえられるんですよ。そんなニューヨークだけあってお祭りは大規模でバラエティー豊か!見ているだけでも楽しいですが参加すればもっと楽しい、そんなニューヨークを代表するイベントを4つご紹介します。
目次
多様な文化にビッグスケールが魅力!アメリカ・ニューヨークのイベント4選
1.独立記念日
ニューヨークで毎年7月4日に合衆国の独立記念日を祝う大イベント!このイベントの一番の見所は花火大会です。東京、隅田川花火大会のおよそ倍という4万発以上の花火が打ち上げられます。会場となるハドソンリバーに6箇所打ち上げ台が設置され、1分間に約1500発もの花火が打ち上げられるというニューヨークならではの大迫力の花火です。
このイベントのもうひとつの見所は「ホットドッグ早食い大会」。こちらも毎年盛大な熱気に包まれ、アメリカ国内のみならず国外からも観戦に訪れる人が多い人気イベント。このイベントの参加者は半年前から特訓を重ねるなど、みな本気の猛者ぞろいです。1916年から始まったという歴史あるイベントでもあるんですよ。ニューヨークで絶対に見逃せないイベントのひとつです。ぜひタイミングを合わせて訪れてみてくださいね。
2.クリスマス
出典: Elena Pominova / shutterstock
ニューヨークで最もロマンティックなイベントいえるのがクリスマス。ニューヨークでは毎年11月末の感謝祭が終わると街全域がクリスマスムードになります。街じゅうにイルミネーションが豪華に飾り付けられ、イエス・キリストの誕生日を祝う準備が盛大に行われます。
クリスマスイベントが最も盛大に行われるマンハッタン5番街の高級住宅街や口ックフェラーセンターの巨大もみの木、サックス・フィフス・アベニュー、バーグドルフ・グッドマン、カルチェなどのクリスマスは世界的に有名ですよね。最近ではバカラ・クリスタルの雪の結晶やタイムワーナーセンタークリスマス・スターやニューヨーク証券取引所などのクリスマス・デコレーションも注目を集めています。
12月24日のクリスマス・ベルが鳴り響く頃、ニューヨーク街の高層ビルのイルミネーションがもみの木のかたちになり美しい夜景が眺められます。スペシャルなクリスマスイベントですね。
3.The New York city waterfalls
ニューヨークの秋を迎えるお祭りで、毎年6月26日にイーストリバーで開催されるパブリックアートの大イベント「The New York city waterfalls」。
その名の通りイーストリバーに4箇所設置された高さ27メートルから40メートルの人口の滝など、総工費が日本円で約16億円ともいわれるとてつもない規模のイベントなんです。夜はライトアップされた滝は別世界を体感できる見応えのあるお祭りとなっています。
毎回目玉となる催し物が異なるのもこのイベントの面白いところ。以前に巨大なオブジェが現れて話題になったりもしました。さすがは市全域でアーティストを育てる為のイベントなどに力を入れているアートの街、ニューヨークだけありますね!
このイベントでは当日に無料のフェリーが出航されます。バッテリー・パークからとスタテンアイランドフェリーからの眺めがおすすめですよ。
4.サン・ジェナー口祭
サン・ジェナー口祭はニューヨークにあるイタリア人街「リトル・イタリー」最大のお祭り。このイベントは西暦305年に殉教したイタリア・ナポリの聖人「サン・ジェナー口」を祀り毎年9月11日に開催されます。期間中はリトル・イタリアのマルベリーストリートが歩行者天国になり、400以上の屋台が会場を埋め尽くします。パスタを始めイタリアンソーセージ、シーフード、スイーツなど本場のイタリアを楽しめますよ。
このお祭りの見所はモースト・プレシャス・ブラッド教会でミサが終わると信者たちがキャンドルを持ちサン・ジェナー口の彫像を担ぎながらリトル・イタリアを歩くパレード。そしてシチリアの伝統的なお菓子、カンノーリの早食い大会が毎年大好評です。
こちらのイベントは当初1日だけのちいさなお祭りでした。しかし映画「ゴッドファーザー」シリーズに登場したことや、各メディアでも取り上げられすっかり有名に。観光客が増加によって期間は延長され、今では11日間にも及ぶ盛大なイベントとなっていますよ。
◎まとめ
ニューヨークで開催される毎年恒例のイベントを厳選してご紹介しました。どれも大都市ニューヨークらしく、多様な文化とアート感覚あふれるスケールが大きいお祭りばかり。普段から活気あふれるニューヨークがさらに輝くイベントシーズンは、ぜひとも訪れてほしい期間です!
ちなみに日本だとお花見などお祭りにお酒はつきものというイメージがありますが、ニューヨークは公共の場所での飲酒は禁止されているのでご注意くださいね。