フェリーでスタテンアイランドへ行こう!自然あふれる島の魅力と歩き方

画像出典:tapanuth

フェリーでスタテンアイランドへ行こう!自然あふれる島の魅力と歩き方

スタテンアイランドはマンハッタンの南に位置する島で、人口は約47万人、面積は約150平方キロメートルと、小豆島と同じくらいの面積を持つマンハッタンのベッドタウンです。ニューヨークの5区のひとつで、5区の中では最も人口が少なく、湖や緑の多い自然に恵まれたエリアです。住宅地が大部分を占めますが、豊かな自然を生かした公園やビーチ、歴史的建築物など見どころもたくさんあります。

また、マンハッタンとの間を結んでいるスタテン島フェリーは無料で運航していて、船の上から見る自由の女神やロウアー・マンハッタンのビル群の眺めがすばらしく、観光客に人気のスポットになっています。ただ、フェリーに乗ってもスタテンアイランドを観光せずにマンハッタンにとんぼ帰りしてしまう観光客がほとんど。今回はスタテンアイランドの魅力を掘り下げて、スタテンアイランドおすすめの観光ポイントをご紹介いたします。

目次

フェリーでスタテンアイランドへ行こう!自然あふれる島の魅力と歩き方

1.スタテンアイランドへの行き方

出典: Shaun Merritt

スタテンアイランドに行くには、スタテンアイランドとマンハッタンを結ぶ無料のフェリーに乗るか、島に向かう4つの橋を渡って車かバスで行くかのいずれかです。スタテン島フェリーはマンハッタンの最南端、バッテリーパークから出航しています。

出典: Michael Zheng

ブルックリンとはヴェラザノ・ナローズ橋で結ばれています。ヴェラザノ・ナローズ橋はアメリカ最長の吊り橋で、夜間のイルミネーションがとてもキレイ。ニューヨークシティマラソンのスタート直後に渡る橋としても知られています。

島内の移動はスタテンアイランド鉄道か路線バスになります。島内の公共交通機関を運営しているのは、ニューヨークの鉄道やバスなどを管理しているMTA。メトロカードを使えるのはもちろん、7日や30日間の乗り放題パスも使用できます。

スタテンアイランド鉄道は、フェリーターミナルのセント・ジョージ駅から島の最南端トッテンビルまでの約22kmを結んでいます。運転間隔が30分に1本程度と少なく少し不便なため、島民の移動は、基本的には車が中心。バス路線は充実しているので、各方面へ行くことができるバスを使うのがおすすめです。

2.ザ・スタテンアイランド・セプテンバー 11th メモリアル

出典: Shannon McGee

フェリーターミナルから海を見て左方向へ、海沿いの遊歩道を5分ほど歩いてみましょう。見えてきたモニュメントが「ザ・スタテンアイランド・セプテンバー 11th メモリアル」です。

これは、9.11アメリカ同時多発テロ事件で犠牲になったスタテンアイランドの住民を追悼するモニュメント。日本人建築家の曽野正之氏がデザインしたポストカードに、犠牲者の横顔と名前が刻まれています。

ここからの眺めは素晴らしく、晴れた日には自由の女神をはじめ、ブルックリン、ロウアー・マンハッタン、ニュージャージーまで一望できます。

3.スタテンアイランド・ヤンキース

出典: Doug Kerr

次はニューヨークヤンキース傘下のマイナーリーグ、スタテンアイランド・ヤンキースの本拠地を見てみましょう。球場はフェリーターミナルを出てすぐ近く、前述の遊歩道沿いにあります。

選手との距離が近いマイナーリーグはアットホームな雰囲気で、まめなファンサービスが期待でき、野球にあまり興味がない人でも十分に楽しめます。チケットは通常9~18ドルほど。花火を打ち上げる日もありますよ。元NYヤンキースの松井秀喜氏が、非常勤で打撃指導をしています。

4.2018年オープン予定!「エンパイア・アウトレット」と巨大観覧車に注目

最後に、スタテンアイランドで買い物を楽しんではいかがでしょうか?スタテンアイランドの中心部には「スタテンアイランド・モール」を中心とした大規模ショッピングゾーンがあります。そして2018年3月、フェリー乗り場近くにアウトレットモール「エンパイア・アウトレット」が完成予定です。

ショッピングはもちろん楽しめますが、エンパイア・アウトレットで注目されているのは高さ約192mもある世界最大の観覧車!摩天楼やブルックリン、ニューヨーク湾、大西洋などなど、観覧車からはさぞ素晴らしい景色が見られることでしょう。ここは観光客の多いニューヨークで長年開発されなかったエリア。ニューヨーク市内で初めてのアウトレットと、ホテル・レストランのオープンが楽しみですね。

※2017年10月の情報です

◎まとめ

スタテンアイランドは自然が豊かで美しい町。紅葉もきれいなので、島の南北を通る鉄道に乗って紅葉を探しに行くのもいいでしょう。観光客に会うこともなく、ゆったりローカルの雰囲気を味わうことができます。また、2018年3月に完成予定のアウトレットモールはニューヨーカーも大注目。今後のスタテンアイランドから目を離せませんね。

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