ニューヨークの歴史的名所！グランド・セントラル・ターミナルは必見！

ニューヨークには数多くの名所がありますが、中でも是非訪れて欲しい場所がこのグランド・セントラル駅。アメリカの映画や小説に数えきれないくらい登場してきた、100年以上の歴史を持つ鉄道駅です。

ニューヨークの3大ターミナルの中でも最大の規模を誇るこのグランドセントラル駅、電車に乗らずとも訪れたい必見の観光スポットですヨ！

1.グランド・セントラル・ターミナルの歴史

ニューヨークのミッドタウン、パーク・アベニューと42丁目通りの地点に位置するグランド・セントラル駅。その歴史は古く設立は1871年。ニューヨークセントラル＆ハドソンリバー鉄道、他3つの鉄道会社によって造られたグランド・セントラル・デポがその始まりです。

その後、1899年～1900年にかけ、駅舎の大規模改装が行われグランド・セントラル・ステーションと改名されました。

更に1913年、ライバルのペンシルバニア鉄道によるペンシルバニア駅に対抗する為、2回目の大改装が実施され、3代目に当たる現在の建物がグランド・セントラル・ターミナルとして開業しました。2013年には、東京駅より1年早く生誕100年を迎え、両者は姉妹提携を結びました。

2.グランドセントラル駅の構造と路線

グランドセントラルターミナルは、44のプラットホームと67本の線路を有しており、単一の駅としては世界最大。更に、隣接するニューヨークの地下鉄グランドセントラル/42丁目駅と直結している他、ニューヨークを代表する建物として有名なメットライフビル（旧パンナムビル）とも繋がっており、常に大勢の人が行き交う一大スポットです。

1990年代始めまでは長距離列車のアムトラックもこの駅から出ていましたが、ペンシルバニア駅に移された為、現在はメトロノース鉄道のニューヨーク近郊への路線が主体。ニュージャージーやコネティカット州等からの通勤客約70万人/日が利用しています。

この他、2020年前後を目標に、ロングアイランド鉄道の乗入工事が現在進行中です。

3.駅構内の見所

鉄道衰退期にはホームレスの巣窟となり、取り壊しの話も出たこのグランドセントラル駅ですが、1967年に米国の歴史建造物に登録されて以降は管理が行き届き、構内には沢山の見所が詰まっています。

まず見て欲しいのが壮大なメインコンコース。星座が描かれたセルリアンブルーの天井に、豪華なシャンデリア、中央の時計台と、その美しさと迫力には圧倒されます。

その他、42丁目通路にはグランドセントラルマーケット、地下1階のダイニングコンコースにはオイスターバーやフードコート等があり、グルメもショッピングも楽しみです。

オイスターバー前にある有名な”囁きの回廊”では、アーチ型天井を伝って、アーチの端と端で囁き声が大きな声になって聞こえる不思議な現象も体験出来ます。

4.オイスターバーで、是非一杯！

グランドセントラル駅内のショップやレストランにはニューヨーカーにも人気のお店がありますが、観光客にも是非立ち寄って欲しいのが、100年以上の歴史を持つ構内のオイスターバーです。

ニューヨークで牡蠣と言ったら、ここは外せない場所。ニューヨークを代表するシーフードレストランの一つです。一歩足を踏み入れると目につくのが、創業当時から変わらないタイルのドーム型天井。これがこのレストランのトレードマークでもあります。

カウンターでもテーブル席でも、まずは生ガキと白ワインを注文して喉を潤しましょう。この一時こそ、正に自分が今ニューヨークに居る事を強烈に感じさせられる瞬間です。

まとめ

ニューヨークを代表する観光名所、グランドセントラルターミナルをご紹介してまいりましたが、如何でしたでしょうか？

今でも多くの人が”グランドセントラルステーション”と言う昔の呼び名を使うことの多い、このグランドセントラルターミナル。古き良きニューヨークを体現している、貴重な観光スポットです。ニューヨークに来たなら、一度はここに足を運び、伝統あるオイスターバーやカップケーキで有名なマグノリアベーカリーを覗いてみて下さい。

ニューヨークの歴史的名所！グランド・セントラル・ターミナルは必見！