美しい自然と神々の町ならではのお祭り!山口県下松市のお薦めをご紹介

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美しい自然と神々の町ならではのお祭り!山口県下松市のお薦めをご紹介

山口県の東南部にある下松(くだまつ)市は、瀬戸内海沿岸に面した港町。下松市には、瀬戸内国立公園の笠戸島も含まれ、自然豊かな都市です。笠戸大橋や夕日岬、はなぐり海水浴場など海に面した町ならではの観光スポットが盛りだくさん。

そんな下松市や笠戸島では、多くのお祭りやイベントなどが行われています。下松市のお祭りをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

美しい自然と神々の町ならではのお祭り!山口県下松市のお薦めをご紹介

1.風鎮祭

下松市にある妙見宮鷲頭寺(みょうけんぐうじゅとうじ)は、約1400年の歴史をもつ日本の節分発祥の地。本尊の妙見大菩薩は、古くから「みょうけんさま」の愛称で親しまれています。また、妙見宮鷲頭寺は「大黒天」が祀られていることでも有名で、毎年1月7日には、「大黒市」が行われています。

毎年8月30日に行われる「風鎮祭」は、風の神を鎮めるために踊られる「風鎮踊り」で、五穀豊穣と家内安全を祈ったもの。毎年仮装踊りなどで賑わい、歴史のある妙見宮鷲頭寺ならではのお祭りです。

妙見宮鷲頭寺は、下松市駅から徒歩10分。アクセスも良く、お祭りの日には、駅前の商店街に多くの出店も見られるので、見物に出かけてみて下さいね。

2.稲穂祭(きつねの嫁入り)

毎年11月3日に行われる稲穂祭(きつねの嫁入り)は、1950年から始まった伝統のあるお祭り。餅撒きや福引大会、幼稚園児のパレードなど、様々な催しが行われ、目玉は何と言っても「きつねの嫁入り」です。

法静寺のお稲荷様に由来したこの催しは、神輿や花神子、各町内の山車などに続いて、きつねの面をかぶった嫁入り行列が勘場跡を出発。花岡駅までの旧街道をゆっくりと進みます。主役の白狐の新郎新婦は、仲良く人力車に乗り、その後ろには、紋付き袴姿の親族やお供が続きます。きつね夫婦を誰が演じるかは毎年秘密ですが、新婦役を演じた娘さんは、良縁に恵まれるそうですよ。

日が傾く頃、締め括りとして鳥居前の広場で「稲荷音頭」の輪踊りが行われ、正面の舞台で御祭神の故事にあやかり、厳かに三々九度の固めの盃が交わされると、お祭りも終わりを迎えます。稲穂祭りは、豊作への感謝だけでなく、商売繁盛等種々の願い事にもご利益があるそうなので、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。

3.深浦管弦祭(十七夜)

旧暦の6月17日に毎年行われる深浦管弦祭は、海の安全を祈るため、下松市笠戸島深浦地区で、地元の自治会が主催し行われています。月の出に合わせ深浦桟橋から、神職の乗った御神船に続き、提灯を掲げた2隻の漁船が宵闇の中を出航。海中の厳島神社の鳥居に参拝し、大城岬沖まで往復します。

笠戸島には、厳島神社(広島県)の祭神「市枡島姫命」が、九州からの途中に立ち寄り永住の地にしようとしたが、諦めて宮島(広島県)に向かったという言い伝えがあります。管弦楽の流れる中、提灯をともして湾内を巡る漁船が宵闇の中に浮かび上がる、美しく幻想的なこの神事は、厳島神社の管弦祭にも劣らない素晴らしさなので、ぜひこの幻想的な神事を体験してみて下さい。

◎まとめ

自然に恵まれ、多くの神々が祀られている山口県下松市。幻想的で伝統ある祭事も多く、お祭りが好きな人には魅力的な場所といえるでしょう。一年を通じ、様々なお祭りやイベントが行われているので、ぜひ下松市を観光してみてくださいね。

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