日本最後の清流と沈下橋の町!四万十市でおすすめのお祭り4選

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日本最後の清流と沈下橋の町!四万十市でおすすめのお祭り4選

土佐の小京都と呼ばれる四万十市の土佐中村は、応仁の乱の兵火を避けて京から逃れた前関白一条教房が、京都を模して造ったといわれる街です。そのため碁盤の目状の中村の街には、雅で奥ゆかしい情緒が漂っています。

このことから、四万十市のお祭りには京都らしい地名や伝統が今でも残っています。今回は、四万十市でおすすめのお祭りをご紹介します。これを機に、京文化を残す四万十市のお祭りに出かけてみませんか?

目次

日本最後の清流と沈下橋の町!四万十市でおすすめのお祭り4選

1. しまんと市民祭 なかむら踊り・提灯台パレード

毎年7月の最終週の土曜日に、市民の有志で構成する実行委員会を中心に行われる、土佐の小京都中村に夏を告げるお祭りです。幅広の大通りを踊りながら行進する「なかむら踊りパレード」や、勇壮な提灯台が市街を練り歩く「しまんと提灯台パレード」など、熱気あふれるパフォーマンスが見物のお祭りです。

とくに、多くの提灯に明かりを灯した提灯台が土佐中村の夜の街を進むさまは、いかにも小京都四万十らしい優雅で幻想的な光景です。ほかにもさまざまなイベントも行われ、町はお祭りムード一色に染まります。最終日のしまんと納涼花火大会もオススメですよ。

2. しまんと納涼花火大会

四万十市民祭りの締めくくりとして、8月の最終週の土曜日に行われる納涼花火大会。最後の清流といわれる四万十川にかかる赤鉄橋のたもとで、1時間にわたって繰り広げられる約1万発もの花火は迫力満点!音楽と共に打ち上げられる花火は、美しい四万十川の川面に映り込み、華やかさも豪華さも迫力も倍増して見えます。

開くとともに人気キャラクターの顔が現れる物やスターマインなど、多種多様な花火が息をつく暇もないほど次から次へと打ち上げられます。また花火大会が始まる前には、ダンスや郷土芸能などのイベントも実施されているので、併せてご覧ください。

3. 一條大祭

土佐三大祭りの1つに挙げられ、文久2年(1962)に一条神社が建立されて以来続く、歴史あるお祭りです。土佐中村を開いた公家大名一条氏を祀った一條神社は、「いちじょこさん」として四万十市民に親しまれています。一條大祭は11月23日ごろに3日間にわたって壮大に執り行われ、毎年数万もの人が観覧に訪れます。お祭りの期間中は、無礼講で酒宴のもてなしをするのが通例です。

奉納相撲や神楽などさまざまなイベントが目白押しで、小さな子供たちが鮮やかな衣装を着て行列する稚児行列も可愛らしいですよ。このお祭りの最大の見どころは、迫力満点の御神火提灯行列!期間中は街じゅうに露店も出て、とっても楽しく賑やかなお祭りです。

4. 大文字の送り火

毎年旧暦の7月16日に行われる、四万十川河口の間崎地区に伝わるお盆行事です。新暦の8月中~下旬ごろにあたるため、夏の終わりを告げる風物詩として知られています。山の神を奉る十代地山の中腹に、大の字の松明を配して焚火を行っています。

その名の通り京都の五山送り火にちなんだもの。応仁の乱を逃れて土佐に下向した一条教房の子房家が、父と祖父の霊を慰めるとともに京都を懐かしんで始めたといわれています。500年もの歴史をもつお祭りで、「一條公ゆかりの火」として毎年多くの観光客の目を楽しませています。

◎まとめ

四万十市は、日本最後の清流といわれる四万十川が流れ、沈下橋めぐりをはじめさまざまな観光を楽しめます。春になると古民家にはお雛様が飾られ、夏に向けて歴史を感じるお祭りやイベントが開かれます。

ご紹介した以外にも、1000万本の菜の花が真っ黄色な絨毯のように広がる「入田ヤナギ林 菜の花まつり」など、まだまだたくさんのお祭りがありますよ。豊かな森林と美しい海と共に、活気あふれる四万十市のお祭りに参加してみませんか?

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