日本の花火文化を築きあげた花火師の古里五條市でおすすめのお祭り4選

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日本の花火文化を築きあげた花火師の古里五條市でおすすめのお祭り4選

奈良県五條市には珍しいお祭りがあるんです。鬼が厄払いをして、幸福をもたらすという火の祭典!鬼が幸せを呼ぶって珍しいと思いませんか?それも鬼はファミリーの鬼!父、母、子鬼が登場するユニークなお祭りです。そして五條市は日本の花火文化を築いた、花火師の生まれ故郷。古い歴史のあるお祭りがある街、五條市なんですよ。今回はおすすめのお祭りを紹介しますね。

目次

日本の花火文化を築きあげた花火師の古里五條市でおすすめのお祭り4選

1.吉野川祭り

奈良県五條市では吉野川祭り花火大会を毎年8月旬頃に開催します。日本の花火文化を築き上げた花火師「鍵屋弥兵衛」は、木地師(木材で杓子やお椀を作る人)の集落、篠原村で生まれた3男坊と言われ、五條市の火薬工場へ奉公に出て、火薬扱いの技術を身につけたと言われているんですよ。

そして江戸に出て、花火屋「鍵屋」を開いたと伝えられているんです。花火大会の掛け声、たまや―、かぎやー、は花火屋の名前って知ってましたか?昔、弥兵衛が奈良県五條市の吉野川の河原で花火を披露していたんですよ。河原では現在も花火大会が行われ、県内外から多くの観客が訪れるお祭りになったんです。

花火大会では音楽に合わせてレーザー光線が飛び交い、花火との見事なコラボに魅了されます。現代風の花火大会に弥兵衛もビックリしてるかもしれませんね。奈良県で人気が高い花火大会です。

2.五條なんゆう祭

奈良県五條市のなんゆう祭は、冬のクリスマスの時期に開催するお祭り。五條市では吉野川にクリスマスキャンドルを灯し、夜空には花火を打ち上げています。ステージではライブもあり、楽しい催し物が盛りだくさん。「五條市から笑顔の花を咲かせたい、そして未来に元気を」がテーマのお祭りなんですよ。

この祭に集まるたくさんの人たちに笑顔の花が咲くようにと願い、お祭りが行われるんですよ。さらに多くのアーティストの生ライブが無料で見れます。なんゆう祭に行って、きらめくキャンドルツリーに平和を願い、笑顔と元気を貰ってみませんか?ご家族やグループ、お友達と一緒に行ってみてくださいね。

3.陀々堂の鬼走り

出典: commons.wikimedia.org

奈良県五條市で毎年1月に念仏寺で行われている、「陀々堂の鬼走り」は火の祭典です。住民の厄払いをして、幸福をもたらす鬼がいるんですよ!赤々と燃えるタイマツを振りかざす父鬼と母鬼、そして小鬼が念仏寺の陀々堂を走り回り、焼き払いをするんです。このお祭りは国の重要無形民族文化財の指定を受けていて、父、母、子の鬼の面は県指定有形民族文化財に指定されています。

念仏寺のお祭りは鬼が幸福をもたらすという珍しい火の祭典です。お祭りの日は遠方からの見物客も多く、とても混むので電車などの公共交通を利用することをおすすめします。最寄り駅は大和二見駅。時間は駅で確認してみてくださいね。五條市の念仏寺の火の祭典、鬼走りは見る価値あるお祭りですよ!鬼たちに厄払いをしてもらい、1年間幸せに過ごしてみませんか?

4.五條市ぼたん祭り

奈良県五條市の吉野川のほとりに佇む金剛寺は牡丹寺として有名。毎年4月中旬から5月の上旬に「ぼたん祭」が行われています。春にたくさんの花を観賞できるお寺って珍しいかもしれませんね。特に牡丹は境内の約2000平方メートルのぼたん園に、100種類1500株もの牡丹が咲くんですよ。その光景は見事です。

金剛寺の牡丹は文政5年ころ、当時の和尚さんが薬種として植えられたと言われています。牡丹の根を日干しして、煎じて飲むと頭痛、腰痛、更年期などに効果があると言われていますが、素人考えで真似はしないでくださいね。人それぞれ体質が違うので専門家に確認しましょう。現在では観賞するためのお花です。五條市の金剛寺で吉野川を背に、美しい牡丹の花を存分にご覧あれ!

◎まとめ

吉野川の河原は花火師弥兵衛が当時打ち上げた場所です。五條市の夏のお祭り、花火大会に行ったら花火師、鍵屋弥兵衛の花火を打ち上げる姿が見えて来るかもしれませんね。たくさんの人たちに、美しい花火を見せたいと思う気持ちは、昔も今も同じではないでしょうか?そして伝統ある鬼の火祭りは多くの人が、新しい年を幸せに過ごしてもらいたいと願う火のお祭りです。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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