伝統的なお祭りを楽しめる！3つの海に囲まれた長崎県諫早市のお祭り4選

長崎県諫早市（いさはやし）は、県の中央部に位置する自然豊かな街。有明湾・大村湾・橘湾と3つの湾にちょうど囲まれる地形から、長崎県内の交通結節点の都市として重要な市でもあります。

諫早市の観光名所としては、1839年につくられた眼鏡橋や、白木峰高原の見事なコスモス畑、水源の森百選にも選ばれている轟峡・轟渓流が有名。また、日本一と言われているオガタマノキは、樹齢1000年以上もの巨木でその高さは20mにもなり、国の天然記念物とされています。そんな観光資源の豊富な諫早市には、昔から市民に大切に語り継がれ続けるお祭りがありますよ。ぜひ参考に訪れてみてくださいね。

1.諫早万灯川まつり

昭和32年に諫早市の本明川（ほんみょうがわ）で大水害が起こり、630名もの多くの方の命が失われました。その水難者の慰霊として、毎年7月25日に開催されているのがこの「諫早万灯川まつり」。本明川には約23000本もの万灯が流され、川面は厳粛したムードに包まれます。

上空には、約2000発もの花火が打ち上げられ、空と川の光のコラボレーションには、時が経つのも忘れてしまいますよ。また本明川にかかる眼鏡橋もライトアップされ、諫早市は幻想的な光の世界に。是非、ご家族や友達とご一緒にご覧ください。

2.のんのこ諫早まつり

のんのことは、諫早の方言で「かわいい」「愛らしい」等という意味の言葉。「のんのこ諫早まつり」は、諫早市最大の市民祭りで、毎年9月の中旬に前夜祭を合わせ3日間開催されます。郷土芸能を中心とした踊りの祭典で、約6000人もの様々な団体の踊り子たちが「のんのこ街踊り」でパレード。

「のんのこ街踊り」は一風変わっていて、手のひらサイズのお皿を両手に2枚ずつ持ちカチカチと打ち鳴らしながら、「諫早のんのこ節」にあわせて踊ります。江戸時代から伝わる民謡で、踊りもさることながら、他にもイベント目白押しですよ。その中でも、ミニ四駆大会は多くのマニアが競い合います。その他にも漫才をはじめとしたステージショーも催され、多くの市民でどこも大盛況。屋台もたくさん出て1日楽しめるお祭りなので、諫早に行く時は日程を合わせてみてはいかがでしょうか。

3.森山寄楽音祭

森山寄楽音祭（もりやまよらんねまつり）は、森山ふれあい公園で毎年10月下旬開催される秋のお祭り。その年の「テーマ」にのっとってお祭りの内容を企画されます。

自衛隊音楽隊のオープニング演奏や、招待ゲストのステージショーなど様々なイベントを開催。また、市民による郷土芸能の披露など盛りだくさんですよ。多くの屋台が出ているので、郷土料理を楽しめるのも魅力的。他にも、お楽しみ抽選会も開催され、多くの市民で賑わっています。

4.諫早つつじ祭り

諫早つつじ祭りは、毎年4月につつじの開花にあわせて行われるお祭りです。昭和27年からつづく歴史の古いお祭りで、諫早につつじが植えられたのは、大正7年までさかのぼります。諫早の名所にしようと考えられ、植えられたのがお祭りの始まり。

現在では諫早市の3大祭りの1つとしても知られ、数日間開催されます。週末限定で多くのイベントや屋台が出店するので、この時期に訪れるのがおすすめ。また、公園内では歴史ある眼鏡橋とつつじのコラボが写真家たちの格好の被写体として人気です。春の訪れを感じさせるこのつつじ祭り、是非ご参加下さい。

◎まとめ

長崎県諫早市のお祭りをご紹介しました。自然を愛し、郷土を愛する、そんな諫早市民が大切にしている思いが、形になったお祭りにばかりです。美しい諫早市の祭りをぜひ楽しんでくださいね。

伝統的なお祭りを楽しめる！3つの海に囲まれた長崎県諫早市のお祭り4選