高知県南国市の中心で「ごめん」を叫ぼう!ユーモア溢れるお祭り4選

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高知県南国市の中心で「ごめん」を叫ぼう!ユーモア溢れるお祭り4選

高知市のすぐ東隣にある南国市(なんこくし)。南国市には、『土佐日記』で知られる紀貫之の屋敷跡や四国最大の戦国大名となった長宗我部氏の居城岡豊(おこう)城跡、アンパンマン作者のやなせたかし氏にちなんだ「やなせたかしロード」など、大人から子供まで楽しめる観光スポットが点在しています。

高知空港があることから高知観光の空の玄関口でもある南国市。また山深い土佐にあって平地が多く、その名の通り穏やかな気候の土地柄にあります。そんな南国市には、どんなお祭りがあるのでしょう。土佐の高知を訪ねる際には、ぜひ南国市のお祭りもチェックしてみてくださいね。

目次

高知県南国市の中心で「ごめん」を叫ぼう!ユーモア溢れるお祭り4選

1. 長宗我部フェス

土佐を統一し、四国制覇をも成し遂げたといわれる土佐の風雲児「長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)」。ゲームなどの影響もあり、近年人気が急速に高まっている戦国武将です。こうしたブームを受けて、長宗我部氏の居城であった南国氏の岡豊城跡の高知県立歴史民俗資料館で、毎年5月ごろに「長宗我部フェス」が開催されます。

イベント内容がユニークで、学芸員による「戦国時代の手紙の書き方・おり方」や、コアな歴史トークなどが催されます。長宗我部ファンのみならず、戦国時代に興味がある人にはたまらないイベントが盛りだくさん!特設ブースでは戦国時代グッズの販売や甲冑を着ての記念写真などがあり、思う存分戦国武将の気分に浸れますよ。

2. ごめんな祭

南国市の中心街は、JR土讃線や土佐くろしお鉄道、そして路面電車のとさでんが乗り入れる「後免町」です。「後免」を何と読むかわかりますか?そう、「ごめん」です!どうにもイジらずにはいられない名前ですが、南国市の人たちもここはすっかり開き直っていて、なんと「ごめんなさいプロジェク」なるものが発足しているのです。

謝罪の文化は日本の誇りと称して、「ごめん5カ条」をもとに日々南国市の活性化を目指し、さまざまなイベントを企画しています。なかでも、2013年にスタートした5月の「ごめんな祭(さい)」は、南国市の新しくユニークなお祭りとして、土佐を訪れる観光客にも人気です。メインはやっぱり、「南国市の中心でごめんなさいを叫ぶ」コーナー。当日参加も受け付けられているので、今まで言えなかったあの人にこれを機会と謝罪して、身も心もスッキリしてみてはいかがでしょう。さらにひねって、「うますぎてごめんブース」では美味しい屋台も数多く出店するので、謝罪する必要のない聖者のような人でも楽しめるお祭りですよ。

3. 土佐のまほろば祭り

南国市が主催する夏祭りで、毎年8月の第1土曜に開催されています。会場は「ごめんな祭」と同じ、後免町の南の吾岡山文化の森です。

ステージ上では、アーティストによる生演奏や、南国市が誇るご当地ヒーロー「ゴメンジャー」によるショーも繰り広げられます。また露店やワークショップも充実していて、子供も大人も楽しめるお祭りです。フィナーレを飾るのは約1000発の花火。南国市の夏休みのスタートを飾るお祭りです。

4. 岡豊山さくらまつり・土佐の食1グランプリ

前出の岡豊城跡のある岡豊山で開催される「さくらまつり」。このお祭りで始まった「土佐の食1グランプリ」が、近年たいへんな人気を呼んでいます。あまりにも出店数が多くなったため、平成24年からは高知市と2箇所で同時開催されるようになり、県内でも有数のビックイベントとなっています。

このグランプリで上位10位に入賞したお店は、続く四国食1グランプリに出場できるので、どのお店も真剣そのもの!花より団子ではないですが、岡豊山のさくらまつりでは、花も団子も両方楽しめますよ。

◎まとめ

南国市は、一見トロピカルな名前で気にはなりますが、たいていは空港から高知市内への行き帰りの通過点、あるいは高知のベッドタウンといった扱いに収まってしまいがちです。ですが、珍地名の「後免」や四国の覇者長宗我部元親の居城跡など、南国市には見どころがいっぱいあります。

高知市内からも路面電車一本でアクセスできるのでとっても便利!次に土佐を訪れる際には、ぜひ南国市のお祭りもチェックしてみてくださいね。

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