広島県福山市のお祭り3選！街のエネルギーを感じるお祭りをご紹介

広島県の東部に位置する福山市。広島市に次ぐ人口を誇り、工業都市としても知られています。福山市は大都市でありながら、風光明媚な観光スポットが多いです。特に「鞆の浦」は、日本国内のみならず、海外からの観光客が訪れる人気エリアです。さて、そんな福山市には、古くから伝わるお祭りが数多くあります。その中から、現在もなお盛り上がるお祭りを4つご紹介します。

1.福山ばら祭

「福山ばら祭」は毎年5月の下旬に開催されている、福山市の代表的なお祭りです。なぜ広島県福山市にバラが根付いたのか。その理由は1945年8月8日の大空襲までさかのぼります。この街8割が焼失してしまい、多くの命が失われました。その戦後の失望感あふれる人々の心を何かで癒すことはできないか？という考えから、ばらが1,000本植えられました。

そして「ばらのまち福山」が誕生したのだそうです。福山市にとって、ばらとは美しさだけではなく戦後復興の象徴なのですね。

イベントは盛り沢山！パレードに、コンサート、スタンプラリーにライトアップ。朝から晩までバラの香りに包まれながら、ここ福山市で元気になれることでしょう。
ばら公園を中心に4つの公園で多彩なイベントが用意されています。ぜひ参加して観てくださいね！

2.お手火神事

「お火手神事」は、福山市鞆の浦で毎年7月の第2土曜に開催されます。神輿の渡御のお清めと、氏子の厄払いとされています。長さ約4m、重さ200kgもある大きな松明3体を氏子の青年たちが担ぎ、45段の石段を登り本殿を目指します。松明の火はすさまじく、観る人もその迫力には鳥肌がたつでしょう。背中に燃え盛る大松明を担ぐ姿には圧倒されてしまいます。

火の勢いは群衆の熱気とともにヒートアップします。暗闇に浮かぶ炎は、次第に神々しく見えることでしょう。そんな7月の福山市に熱気あるお祭り、ぜひ一度ご覧ください！

3.福山鞆の浦弁天島花火大会

「福山鞆の浦弁天島花火大会」は毎年5月末の土曜に開催されるお祭りです。福山市を代表する風光明媚な観光地・鞆の浦で、江戸時代から続く伝統のあるお祭りです。現在は、花火大会がメインとなっています。花火が打ち上げられるのは、鞆の浦に浮かぶ弁天島。お祭りの会場の港には、たくさんの屋台と人々であふれかえります。

夕闇につつまれるころ、鞆の浦の伝統芸能である「アイヤ節」が三味線の音ともに披露され、いよいよ花火大会の始りです。目の前の弁天島から約2,000発もの花火が打ち上げられ、空と海は花火一色に包まれます。美しい地形や街並みで知られる鞆の浦を一層味わうことできるお祭りなので、ぜひ参加してみてくださいね。

◎まとめ

広島市福山市のお祭りをご紹介しました。福山市は城下町なので、歴史や文化が育まれた街です。そのため、今回紹介したように、バラや神事のような、名物が今も残っています。さらに、今回は紹介できませんでしたが、福山市の松永では名産の下駄を飛ばす「ゲタリンピック」なるものもあります。伝統を大切にしながらも、新しい文化が生まれている福山市に訪れてみませんか？

広島県福山市のお祭り3選！街のエネルギーを感じるお祭りをご紹介