四季折々で楽しめる三重県名張市のおすすめのお祭りはここ！

三重県西部の伊賀地方に属する名張市は、有名な作家「江戸川乱歩」の生まれた町です。周囲を美しい山々や渓谷に囲まれた自然豊かな地形より、名張市では古くから山岳信仰の聖地として尊重され、赤目四十八滝などには多くの修験者が訪れています。そんな名張市では「愛宕の火祭」をはじめ、季節を楽しめるお祭りが多いです。今回はそんな名張市でおすすめのお祭りをいくつか紹介していきます。

1.八日戎祭

別名「えべっさん」という名で名張市民に愛されている、「八日戎（ようかえびす）祭」。名張駅より歩いて約10分のところにある蛭子神社で、毎年2月7日と8日に開催されているお祭りです。七福神が町内を踊りながら練り歩き、福を授けてくれます。

このお祭りの見どころは、露店に多く並ぶハマグリ。蛭子神社でハマグリの粕汁が振る舞われる他、お祭りの日になると名張市民の食卓には多くのハマグリが並んでいるそうです。また、福娘によって配られる猫柳に、大判や小判などの縁起物をつけた吉兆（けっきょ）も人気の品。ゲットすると福が来ると言われています。春を告げる名張市のお祭りでぜひ、ハマグリを堪能してみてくださいね。

2.愛宕の火祭り&名張川納涼花火大会

毎年7月に愛宕神社で開催されている「愛宕の火祭り」は、火の神様を鎮めるための火渡りの神事です。昭和初期頃に始まったといわれています。夜の暗闇の中真っ白な装束に身を包み、神輿を先頭にして松明片手に名張川を渡る姿は圧巻。渡る際に打ち鳴らされる軽快なリズムの愛宕樽太鼓も心に響いてくるでしょう。

当日には「名張川納涼花火大会」も開催され、松明の火が川を渡り切ったことを合図に花火が夜空を彩ります。この幻想的な火渡りと花火を見ようと、多くの名張市民が足を運んでいますよ。夏を象徴する名張市最大のお祭りです。

3.名張秋祭り

「名張の秋祭り」は、小さいながらも350年もの歴史を持つお祭りです。かつては長男の誕生祝いとして始まったお祭りですが、現在では五穀豊穣と天下の安寧の願いが込められています。10月の最終土曜日と日曜日に渡って宇流冨志禰神社で開催されている、名張市民の歴史を受け継ぐ大事なお祭りです。

宵宮には各4つの町からなる提灯行列が、「ねんどねんどいわーい」と特徴のある掛け声を掛けながら宇流冨志禰神社へと向かいます。その後披露される天狗と獅子舞の踊りは印象的です。厳かな雰囲気の宵宮とはうって変わり、本祭では各町ごとのだんじりや神輿が町中を練り歩きお祭りを盛り上げます。多くの名張市民が協力し合い、作り上げてきた伝統のお祭りです。名張市民と一緒に楽しんで見てはいかがでしょうか？

4.名張桜まつり

「名張桜まつり」は、名張中央公園に植えられた300本の桜を観賞することができるお祭りです。毎年4月の桜の時期に開催され、お祭り当日はバンドやダンスステージ、フリーマーケットなど様々なイベントも行われています。

屋台もたくさんあるので、美味しいお酒やグルメを満喫しながら桜鑑賞することができますよ。夜には提灯に火が入り、暗闇の中薄ピンクの桜が浮かび上がる様子は幻想的です。名張市で春の訪れを感じることができるお祭りなので一度訪れてみましょう！

◎まとめ

名張市おすすめのお祭り情報はいかがでしたか？四季折々のお祭りを楽しむことができる名張市。市の中心駅・名張駅から名古屋駅までは電車で約1時間30分、梅田駅までは電車で約1時間15分でアクセスすることができます。名張市に訪れる機会があったらぜひ、お祭りに参加してみましょう。そして観光も大いに楽しんでみてくださいね。

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