金魚品評会に金魚すくい選手権大会!金魚養殖の町、大和郡山市ならではのお祭り・イベント3選!

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金魚品評会に金魚すくい選手権大会!金魚養殖の町、大和郡山市ならではのお祭り・イベント3選!

日本三大金魚の産地として有名な奈良県大和郡山市。金魚の養殖に関わる仕事に携わっている人が多いだけに、毎年開催されるお祭りやイベントも、金魚に関連したものがいろいろあります。

ここでは、そんな大和郡山市の少し珍しいお祭り・イベントをご紹介します。珍しい金魚が見られる品評会や、金魚すくいを競技にした選手権など、金魚好きならずとも興味がわきますね。古都奈良を観光するなら、この機会に美しくて優雅な金魚の世界を覗いてみてはいかがでしょう。

目次

金魚品評会に金魚すくい選手権大会!金魚養殖の町、大和郡山市ならではのお祭り・イベント3選!

1. 大和郡山お城まつり

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大和郡山の歴史は、大和国で最大の勢力を築いた筒井順慶が大和郡山城を築いたことに始まります。江戸時代には徳川綱吉の側用人から立身出世した柳沢吉保の子孫が居城としました。天守こそ残っていませんが、櫓や門、本丸の石垣などが復元・整備されています。とくに、天守台の石材に転用された「逆さ地蔵」は有名ですよ。

「お城まつり」は、それら石垣として埋め込まれた石仏やお城にゆかりのある諸霊を慰めるため、昭和36年に始められました。大和郡山では桜花の開花時期に金魚品評会が行われるため、その時期に合わせて「お城まつり」も行われるようになったのです。毎年3月下旬から4月初旬に開催され、「金魚品評会」や「数珠くり法要」、「時代行列・白狐渡御」「市民パレード」などたくさんのイベントが、市内各所で行われます。

とくに高級な金魚が一堂に会する「金魚品評会」は、多くの観光客の目を楽しませています。普段なかなか見ることのできない珍しい金魚もたくさん出品されるので、ぜひ一度訪ねてみて下さい。台を取り巻きながら無縁仏の法要を行う「数珠くり法要」は、スケールの大きさにびっくり。見てみる価値有りです。

2. 金魚すくい選手権大会

お祭りの出店などでお馴染みの金魚すくい。これを全国大会規模の競技としたのが「全国金魚すくい選手権大会」です。1995年に第1回大会が大和郡山市の三の丸体育館で行われ、696人の選手が参加しました。

その後回を重ねるごとに参加人数が増えたため、第5回大会以降は大和郡山市立総合公園施設多目的体育館(現在の「金魚スクエア」)で開催されています。大和郡山市大会の後には奈良県予選大会が控えていて、それを勝ち抜くといよいよ全国大会が待っています。大和郡山の市民は市大会から、それ以外の奈良県在住の人は県予選大会から、そして県外の参加者は全国大会のみに出場するという、ユニークな方式がとられています。

参加資格は、小学生以上の金魚すくいの好きな人なら誰でもOK。参加費も無料なので、観光も兼ねてぜひ参加してみてはいかがでしょう。

3. 盆梅展

「盆梅」とは、盆栽に仕立てた鉢植えの梅のことです。盆梅の展示会は全国各地で行われていますが、ここ大和郡山市でも、郡山城跡で毎年盛大に行われています。風雪の厳しい冬を耐え抜いて開花する梅の花は、見る人に元気と癒しを与えます。盆梅展は大和郡山に春の訪れを告げる行事でもあるのです。

大和郡山の盆梅展では、市内の愛好家が丹精込めて育てた盆梅を、お城の櫓の中という厳かな雰囲気で楽しむことができます。桜の前の梅の季節に大和郡山を訪れたなら、盆梅展で目を楽しませ、そのあとは櫓の外の城跡の梅で香りを楽しみましょう。

◎まとめ

大和郡山市のお祭り・イベントをご紹介しました。大和郡山ならではの素晴らしい展示会や、ユニークなイベントがいろいろありましたね。

奈良へ旅行に出かけたら、少し足を延ばして大和郡山にも出かけてみて下さい。金魚のまち大和郡山で、新しい発見や出会いがあるかもしれませんよ。

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