名称:青谷梅林
住所:京都府城陽市中
公式・関連サイトURL:
京都府南部にある城陽市(じょうようし)は、西側に木津川と東側に丘陵地が広がる自然豊かな町。イチジクや金銀糸、サツマイモ (寺田芋)などの特産品もあり、城陽市ならではのものもあります。また水度神社や久世神社、荒見神社など古い神社も多いので、厳かな観光を楽しみたい方にもおすすめ。
そんな城陽市には、自然豊かなお祭りや伝統のあるお祭りがたくさんありますよ。ここでは城陽市で見たいお祭りをご紹介します。
目次
梅まつりから茶まつりまで!京都府城陽市で歴史を感じるお祭り!
1.青谷梅林 梅まつり
青谷梅林(あおだにばいりん)は、京都府最大の収穫量を誇る梅林で青谷の丘陵地にあります。城陽市の中心部よりやや南にあり、鎌倉末期から続く歴史のある所。梅干しや梅酒用の白梅を育てており、この広大な青谷梅林を梅の開花時期に解放するのが「梅まつり」です。
青谷梅林の梅は、ほとんどが白梅ですが、中でも梅酒用に作られている「城州白」は青谷の名産品。これらの珍しい梅の花を愛でながら梅林散策できる「青谷梅林の梅まつり」は例年2月下旬頃から3月下旬頃にかけて行われます。期間中は生産梅林の一部を歩くことができ、大勢の観光客で賑わいますよ。
花見といえば桜のイメージが強いですが、白い梅の花と芳しい甘い香は魅力的。梅まつりの間はコンサートや餅つきなどのイベントも行われます。軽食のコーナーなどもあり、特に人気なのが梅を使ったお土産。梅酒や梅のお菓子など城州白を使ったものも人気です。青谷梅林の梅まつりは毎年一ヶ月ほど続きますが、花の開花状況もありますので、必ず確認してから行くことをオススメします。
2.城陽茶まつり
城陽市の名産品として知られているお茶は、主に碾茶として出荷され非常に高品質です。実はこのお茶は「宇治茶」として流通されており、「城陽のお茶をもっと知って貰いたい」という想いから始まったのが「城陽茶まつり」です。城陽茶まつりはお茶の葉が熟成されはじめ、美味しくなる秋に行われます。会場は荒見神社で、この神社の本殿は国指定重要文化財となっています。
城陽茶まつりのハイライトは「口切りの儀」。この儀式では新茶の詰まった茶壺の封を切って茶葉を取りだし、碾いて抹茶にします。この最初の新茶で濃茶を点て、神前に捧げます。また拝殿周辺では、お抹茶の席やお茶の淹れ方教室、お茶を使ったお菓子の販売なども行われているので味わってみてはいかがでしょうか。
名称:荒見神社
住所:京都府城陽市富野荒見田165
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3.水度神社例大祭
水度神社(みとじんじゃ)は平安時代初期の創建とされており、鎌倉時代に現在の地に遷ってきました。小さいながらも城陽のパワースポットとして有名です。この水度神社では毎年9月30日から10月2日にかけて例大祭を開催。9月30日には神幸祭、10月1日は御旅所で湯立神事、10月2日には還幸祭となっています。
近鉄寺田駅近くの御旅所から例大祭は始まり、神事が執り行われたあと、御旅所から水度神社までの間を神輿行列が進みます。神輿は町を練り歩き、最後に水度神社の600mもある参道を進んで本殿前に鎮座。そこで神輿に神様を移す「神かえし」の神事が行われ、再び行列を為して御旅所に戻ります。
翌日には御旅所でお神楽の舞が奉納され、五穀豊穣と無病息災を祈願。ここで湯釜の熱湯にお神酒を注いで清め、笹の葉を湯を浸す湯立神事が行われます。この湯は参列者に振りかけられ、この湯にかかると一年間の間無事であるとされています。
名称:水度神社
住所:京都府城陽市寺田水度坂87番地
◎まとめ
城陽市の伝統的なお祭りをご紹介しました。地域に密着したお祭りは、その土地の歴史と文化がつまっているので参加するとより知識が深められますよ。特産物も豊富なので観光のお土産にもぜひ、見てみてくださいね。
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