由利本荘市には四百年もの歴史を持つお祭りがあります!お勧め4選ご紹介!

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由利本荘市には四百年もの歴史を持つお祭りがあります!お勧め4選ご紹介!

秋田県南部に位置する由利本荘市。山形県との境にそびえる名峰鳥海山の麓に広がる、子吉川沿いののどかな地域です。由利本荘市は秋田県内最大の面積をもつ市で、なんと神奈川県の半分ほどに匹敵します。

そんな由利本荘市のお祭りは、定番から独特の伝統に基づくもの、さらには新奇気鋭のカーニバルのお祭りまで多種多様!イベント好きにはたまらない由利本荘市のお祭りを、4つピックアップしてご紹介します。

目次

由利本荘市には四百年もの歴史を持つお祭りがあります!お勧め4選ご紹介!

1. 本荘川まつり花火大会

由利本荘市内を貫流する子吉川の河口近くの友水公園で、毎年7月終わりごろに開かれる「本荘川まつり花火大会」。由利本荘市に本格的な夏の到来を告げるお祭りとして人気です。スターマインやナイヤガラなど、大規模な花火大会では定番のものが、約6000発も夏の夜空に打ち上がるんですよ。

またこのお祭りでは、灯篭流しも行われます。子吉川の清らかなな流れに灯篭の明かりが浮かぶ様子は、豪快な花火とは打って変わってとても幻想的ですよ。本荘川まつり花火大会では、有料のマス席やボックス席、そしてイス席も用意されています。もしあらかじめ夏の由利本荘市を訪れる予定がある場合は、ぜひ有料観覧席の利用を検討してみてください。

2. 菖蒲カーニバル

ハナショウブは、平成の大合併前の本荘市の花。これにちなんで創作された「由利本荘しょうぶ音頭」や「新本荘追分踊り」が、菖蒲カーニバルのもととなっています。

浴衣や法被に身を包んだ子供たちが踊るようすはとても可愛いいですよ。カーニバルですから、踊りは日本のものに限らず、フラダンスや音楽隊のパレードなども披露されます。

前出の花火大会が催される本荘川まつりと併せて行われるので、この時期に由利本荘市を訪れるなら、朝から晩までお祭りを楽しみましょう。

3. 赤田大仏祭り

由利本荘市北部の羽後岩谷には、ちょっと珍しい黄金の立ち姿の大仏があります。この「赤田の大仏」には、日本独特ともいえる神仏混淆の時代を感じさせるユニークなお祭りが伝えられています。

毎年8月21日の午後、大仏の分身とされる小さな観音菩薩像が住職や住民代表らの手によって約1kkm離れた神明社に運ばれます。そこでひと晩を過ごした菩薩像は、今度は神輿に乗せられて寺へ戻るというだけのもの。ですが、帰路には由利本荘市の他の地域からも多くの獅子舞が行列に参加し、とっても賑やかになるんですよ。

寺から神社、そしてまた神輿に乗ってお寺へ。そんな仏教と神道の入り混じったこのお祭りは、県の無形民俗文化財にも指定されています。

4. 矢島八朔まつり

八朔とは旧暦の8月1日のこと。ちょうどこのころに早稲の穂が実ることから、五穀豊穣とお世話になった人たちへの感謝としてお祝いされてきました。新暦では8月の末から9月の末ごろにあたるため、由利本荘市の旧矢島町では、毎年9月中旬の土日に「矢島八朔まつり」を開催しています。

矢島の八朔祭りは江戸時代の中期に成立したとされ、矢島の藩主のお国入りに合わせて盛大に行われていたと伝わります。お祭りは1日目の「宵宮」と2日目の「祭典」の2部構成で、宵宮では午後6時過ぎからお神楽やお神輿が神明社を出立し、矢島駅前では「矢島音頭」などの踊りが披露されます。

2日目の祭典では、お神輿に加えて各地域ごとに趣向を凝らした山車が町内を練り歩きます。さらに仮装行列なども行われ、とっても賑やかになるんですよ。

◎まとめ

戦国時代には由利十二頭という豪族たちが蟠踞し、江戸時代には本荘・亀田・矢島の3つの藩があった由利本荘市は、秋田県内でも独自の文化が根差した地域です。

そんな由利本荘市には、歴史ある伝統的なお祭りがいくつも残っている一方、新しいムーブメントを起こしてお祭りを盛り上げようという気風も感じられます。単なる花火や盆踊りに終わらないのが、由利本荘のお祭りの特徴ともいえるでしょう。秋田県南や山形県北を訪れる際には、ぜひ由利本荘市にも足を延ばしてみてください。

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