名称:大住隼人舞
住所:京田辺市大住池平31
公式・関連サイトURL:http://kyotana.be/object/detail/119/
京都府南部の木津川沿いに広がる京田辺市。市内を近鉄京都線やJR学研都市線(片町線)が通り、京都と大阪のベッドタウンとして発展してきた地域です。由緒ある寺社が多いため歴史観光が楽しいエリアですが、煮えたぎった釜の湯を神笹で浴びる珍しい神事に参加したり、とんちで知られる一休さんが晩年を過ごした一休寺を「一休善哉の日」で楽しんでみませんか?天津神社や月読神社を「大住隼人舞」で、国宝の十一面観音立像が有名な観音寺を「二月堂竹送り」という別の側面で見るのも興味深いですね。市街地の商店街で催される、ゆるキャラのお祭りイベントも大人気。そんな京田辺市で注目のお祭りを5つピックアップして紹介しましょう。
目次
京田辺市のお祭りは多彩!二月堂竹送りや一休善哉、湯立の神事に参加しよう
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1. 大住隼人舞
毎年10月14日の宵宮に奉納される「大住隼人舞」は、海幸彦・山幸彦の神話が起源の山城国大住地域伝統芸能です。舞人(まいと)は、大住中学校の子供たち。古代装束を身にまとって剣や盾などの武具、鈴などを持ち、太鼓や笛の音に合わせて踊ります。
「お祓いの舞」というけがれを祓い清める舞からスタート。「神招(かみおぎ)の舞」で、清めた舞の庭に月読の神をはじめ八百万の神々を呼び招きます。「振剣(ふりつるぎ)の舞」「盾伏の舞」と続き、舞人が両手に松明を持って踊る「松明の舞」で終了。まず、天津神社(あまつじんじゃ)で約40分ほどの舞が奉納され、月読神社(つきよみじんじゃ)へ移動してもう一度行われます。
京田辺市指定無形民俗文化財でもある大住隼人舞。比較的観光客は少なめですが、夜店も出ていて地元の人たちでにぎわう京田辺市の雅なお祭りとしておすすめです。
2.山本の百味と湯立
「市無形文化財・山本の百味と湯立て」佐牙神社御旅所(三山木)で13日、100種類の野の幸・海の幸が御旅所内の2基の御輿に供えられ、神笹を持った巫女が無病息災を祈願し煮立った釜の湯を見物客に振りかける「山本の百味と湯立て」が行われました pic.twitter.com/JXNhpBSWOz
— 京田辺市役所PR (@citykyotanabePR) October 21, 2013
京田辺市には、「山本の百味と湯立(やまもとのひゃくみとゆだて)」というユニークな名前のお祭りがあります。これは毎年10月に、佐牙神社の山本御旅所(おたびしょ)で催される伝統行事。五穀豊穣に感謝し無病息災を願って実施される神事で、京田辺市の無形民俗文化財にも指定されています。
2基の神輿が山本後旅所まで約2kmを巡行したあと、棚状の祭壇に野菜や果物、穀物、豆類など100を超える「百味」をお供え。夜になると御旅所の前庭で「湯立」が始まります。
まず、神水が沸騰している大きな釜の中に、巫女が塩、米、神酒を順に入れていきます。煮えたぎった釜の湯に神笹を浸けたかと思うと、驚くことに神笹を大きく振り、集まった人々に神水の熱湯を振り散らすのです!少量なので火傷はしませんが、神がかり的な光景には驚きを隠せません。無病息災を願う湯立神楽の奉納ですが、学問の御利益もあるといわれているため子供の姿も多くみられます。
名称:山本の百味と湯立(やまもとのひゃくみとゆだて)
住所:京都府京田辺市宮津佐牙垣内164
公式・関連サイトURL:http://kyotana.be/object/detail/121/
3. 一休善哉の日
一善一年「善哉善哉(よきかなよきかな)」
とんちで知られる一休さんこと「一休宗純」が晩年を過ごした酬恩庵は、一休寺とも呼ばれています。1月1日生まれで、善哉(ぜんざい)の名付け親といわれる一休禅師。ここ一休寺では、毎年1月の最終日曜日に「一休善哉の日」を催しています。今年1年の善き行いを絵馬に書いて一休禅師に約束。誓いを奉納し、行動宣言する日なのです。
その後には、お楽しみの善哉が振る舞われます。有名な一休寺納豆とお茶も添えられていますよ。1000円で絵馬奉納、善哉と一休寺納豆を食べて、一休寺の拝観までできるなんて、行かない手はありませんよね。一年の計に誓いを立てるとともに、おいしいお椀もいただける一休善哉の日。小正月の後に、ぜひ京田辺市へ来てみてください。
※2018年9月の情報です
名称:一休善哉の日
住所:京田辺市薪里ノ内102
公式・関連サイトURL:http://www.ikkyuji.org/event/
4.二月堂竹送り
約1200年余の歴史がある東大寺二月堂のお水取りの籠松明に、京田辺市から届けられた真竹が使われるのをご存知ですか?その「竹送り」を訪ねるJRハイキングが2月11日に行われます!https://t.co/d0v17pTIm2 pic.twitter.com/3Jwam3ZHvp
— 京田辺市観光協会 (@kyotanabekankou) January 13, 2016
「お水取り」で有名な、東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)。そのお水取りで使用する籠松明(かごたいまつ)の竹を奉納するのが「二月堂竹送り」。毎年紀元節の日に、「山城松明講」として京都府京田辺市から寄進しています。
2月11日早朝、観音寺近くの竹林から真っ直ぐな真竹を根付きで堀り出し、観音寺へ担いで運びます。大御堂で竹寄進の法要を行ったあと、立派で長い竹を待機しているトラックに積み込み、東大寺二月堂へ運ぶんですよ。根付きにするのは、重い竹のバランスを取るため。1年保管した竹が、翌年の修二会で焚かれるのです。
名称:二月堂竹送り
住所:京都府京田辺市普賢寺下大門13
公式・関連サイトURL:http://kyotana.be/object/detail/125/
5.キララフェスティバル
キララフェスティバルを楽しんできました!!!#キララフェスティバル pic.twitter.com/BcMBFNqZm8
— 卜ト@オノケン (@toto_kyotanabe) July 9, 2016
「キララちゃん」は、みんなを笑顔にする京田辺のマスコットキャラクター。近鉄新田辺駅東口のキララ商店を活性化するために活動している観光大使です。つぶらで大きな瞳、3色の髪が印象的な身長170cmのキララちゃんは、全国のゆるキャラ三大美人に数えられています。
そんなキララちゃんとふれ合えるお祭りが、7月の七夕ごろに開催される「キララフェスティバル」。お祭りには京都府内のキャラクターたちも応援に駆けつけてくれます。夕方から夜にかけて、キララ商店街を中心に、ご当地キャラステージやビンゴ大会など多彩なイベントが盛りだくさん。ゆるキャラ好きにはたまらないお祭りです。模擬店もあって、市民や観光客でとてもにぎわいますよ。
名称:キララフェスティバル
住所:京都府京田辺市河原食田10-8
公式・関連サイトURL:http://kyotana.be/object/detail/134/
◎まとめ
地元に根付いているお祭りを見ると、その地域の特色や文化が感じられます。歴史が深い京田辺市のお祭りは独特。一休さんが近く感じられたり、可愛いゆるキャラたちとはしゃげるお祭りに参加して、南山城を満喫してください。
京阪奈自動車道が市内を縦断し、北部には第二京阪道路が接続していてアクセスがとても便利な京田辺市。北陸新幹線の延伸計画で松井山手駅の新駅構想も期待されています。タイミングが合えば、ぜひ京田辺市のお祭りに参加してみてくださいね。
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