小野小町からハニワまで！愛知県春日井市のお祭りをご紹介

愛知県春日井市は、名古屋市北部に隣接する名古屋のベッドダウン。古くからの商店街からニュータウンまであり、市民の世代バランスが良いことから毎年開催されるお祭りは大変活気があります。春日井市ではゆかりの人物である小野小町やハニワにちなんだお祭りなど、とってもユニークなお祭りが満載！
今回は、そんな愛知県春日井市のお祭りをご紹介いたします。

1.春日井市民納涼祭り

愛知県春日井市内で最大のお祭りが「春日井市民納涼祭り」。尾張地方全体で見ても最大規模の花火大会でもあります。花火の主会場となる落合公園は、日本の都市公園百選にも選べれている名園。スターマインやメッセージ花火、3号玉を始めとする花火が夜空を鮮やかに照らします。

花火の打ち上げ数は約3500発で、公園から見る花火は大迫力ですよ。その他盆踊り大会や涼やかな空間を演出する氷の彫刻など、各種イベントも盛りだくさん。バラエティ豊かな飲食の屋台も軒を連ねます。当日は、春日井駅から15分間隔で専用シャトルバスが運行しておりとても便利です。

2.春日井まつり

1977年に始まった「春日井まつり」は、春日井市民に長く愛されてきたお祭りです。春日井市役所周辺で毎年10月に行われます。複数の会場を拠点に、多様なイベントやパレードが開催。平安時代をイメージした「道風平安朝行列」では、春日井市出身の小野道風や小野小町に扮した行列を見ることができます。

参加者は一般の市民のため、狩衣を着た男性から華美な衣装に包まれた女性、稚児役の子供たちの行進はなんとも微笑ましい光景です。日本式書道の基礎を築いたという、春日井出身の小野道風にちなんだ書道パフォーマンスなど、独自性豊かなイベント満載です。

また、複数のお祭り会場を巡るスタンプラリーも開催。ゴール後には春日井市のグッズもプレゼントされますよ。お祭り開催時は交通規制が行われるため、車や自転車での来場は禁止です。無料のシティバスやシャトルバスを利用しましょうね。

3.ハニワ祭り

約1500年前、春日井市地域で盛んに作られていたというハニワ。東山町の下原古窯跡群や国指定史跡になっている美味二子山古墳で、たくさんの痕跡が見つかっています。

その2つの古墳の間を流れ、当時運搬に使われていたという生地川と八田川。この川沿いに整備された「ふれあい街道」でハニワを並べて歴史を辿るお祭りが「ハニワ祭り」です。10月開催のこのお祭りのメインは、ハニワを作り。応募者がこぞってハニワを制作していきます。

ハニワの野焼きから勾玉作りの体験工房まで、どこもかしこもハニワ尽くし。夜に真赤に焼かれるハニワたちは、秋の夜を幻想的なムードで包み古代ロマンを感じさせます。ユーモラスなルックスが現代のゆるキャラにも通じる、癒し系なハニワのお祭りです。

◎まとめ

春日井市民納涼祭りでは名園で大迫力の花火を観賞、春日井まつりでは平安時代にタイムスリップ、ハニワ祭りでは二子山古墳側でハニワ作りと、それぞれ違った面白さがあるお祭りでしたね。春日井市のお祭りは、市民による仮装パレードやハニワ作りなど手作り感が魅力です。暖かみがあり歴史のロマンを感じられるお祭り、ぜひ参加してみてくださいね。

小野小町からハニワまで！愛知県春日井市のお祭りをご紹介