いにしえの日本の姿を感じる!滋賀県大津市で開催されるお祭り5選

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いにしえの日本の姿を感じる!滋賀県大津市で開催されるお祭り5選

京都の隣で、琵琶湖にも接している大津市は自然と人が共存する街としても知られています。豊かな自然と貴重な神社仏閣が残っており、観光スポットもたくさんあります。毎年開催されている楽しいお祭りもありますよ。大津市で行われているお祭りを5つ紹介します。

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いにしえの日本の姿を感じる!滋賀県大津市で開催されるお祭り5選

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1. 近江神宮流鏑馬

「近江神宮流鏑馬(やぶさめ)」は毎年6月の第1日曜日に、近江神社で開催されます。天智天皇の時代に狩りをし、馬を放流したと記されている日本書紀の故事を慎む意味で開催されるお祭りです。

祭りは本殿の鏑矢奉献(かぶらやほうけん)の儀から始まり、表参道の天長地久(てんちょうちきゅう)の式が済むと、いよいよ流鏑馬が始まります。3名の射手がそれぞれ馬に乗り全速力で駆け抜けながら、3ヶ所ある的をめがけ矢を射るという儀式です。近江神宮流鏑馬は全て無料で観覧できますし事前申し込みなども不要ですから、気軽に見に行くことができますね。ゆっくり見学したい人は、有料観覧席がおすすめです。

2.漏刻祭

毎年6月10日、時の記念日とされるその日に近江神社にて「漏刻祭」が開催されます。これは近江神社にゆかりある天智天皇が、日本で初めて水時計を使った時刻制度を導入したことに由来しています。

有名時計メーカーによる時計の奉納や、中国から伝わった古代火時計の実演など見どころがいっぱいです!漏刻祭の日は境内にある時計記念博物館が無料解放されますので、興味がある方は足を運んでみてくださいね。

3. 日吉大社 庖丁まつり

6月初旬、滋賀県17番目の神仏霊場として知られる日吉大社で「庖丁まつり」が行われます。日本庖丁道・清和四條流の家元や一門が、古代より受け継がれている「式庖丁」という特別な包丁を使い調理するというイベントが見どころです。家元が調理した料理を神前に供えるこのお祭りは、普段なかなかお目にかかれない特別な料理人の技が見られるとあって、県内外からも大勢の見物客が訪れます。

イベントは誰でも観覧できますが、お茶席つきの券を購入すればゆっくりとお茶を頂きながらプロの技を見物できますよ。イベントが終わると、包丁塚に古包丁を奉納します。

4.みたらし祭り

7月下旬に大津市の唐崎神社で開催されるのが「みたらし祭り」です。みたらしとは本来「御手洗」と書き、けがれを流す、お清めをするといった意味を持ちます。唐崎神社はその昔、七瀬の祓所(はらえど)として人々が禊(みそぎ)を行う場所でした。おはらいをして、これから迎える夏を元気に過ごせるようにという思いを込め、芽の輪をくぐります。奉納する人形は藁に包まれ琵琶湖に投げ入れ、けがれと共に流します。

一通り儀式が済んだ後は、見どころでもある奉納手筒花火がスタート。大きさの違う約120発もの手筒花火が次々と、琵琶湖から打ち上げられる光景は圧巻です!お祭り中はみたらし団子を売っているお店もあるので、美味しいお団子も食べられますよ。

5.船幸祭

建部大社の祭神・ヤマトタケルノミコトが、船で出陣したことにちなみ行われるのが、船幸祭です。船幸祭は大津三大祭りに数えられ、毎年8月中旬に瀬田唐橋周辺で行われています。1.5トンの大神輿を乗せた神楽船を囲むようにして、たくさんの稚児船が川を下っていきます。夜は船がライトアップされ、昼間とは違う幻想的な光景となります。

船幸祭は花火大会も見どころとなっています。神楽船が瀬田の唐橋に近づいたのを合図に、花火大会がスタートします。県内でも有名な花火大会となっていて、約1,200発もの花火が盛大に打ち上げられます。

◎まとめ

大津市で開催されているお祭りをご紹介しました。どれも由緒のある大津市では有名なお祭りばかりです。古き良き日本の雰囲気を味わえるお祭り、大津に行く機会があったらぜひ足を運んでみてください。

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