水産加工の町ならではのお祭りも！静岡県焼津市のお祭り・4選

静岡県焼津市は静岡市の西側に位置し、水産加工が盛んな場所です。もともと焼津という地名は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が草薙剣(くさなぎのつるぎ)で賊を焼き払った事から由来しています。焼津市に位置する焼津神社はその日本武尊を祀っており、実は歴史深い町。そんな焼津市には、この土地ならではのお祭りがありますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

1.焼津みなとまつり

毎年4月の第2日曜日に開催され、焼津市に春の訪れを感じさせてくれるお祭りです。焼津で開催される3大漁港イベントの一つで、こちらの会場は焼津漁港。3大イベントはそれぞれメインテーマがあり、焼津みなとまつりはマグロとカツオがメインのお祭りです。

焼津みなとまつりでは抽選会があり、焼津漁港らしく運がよければカツオが貰えます。焼津内港では水産加工品も購入することができ、マグロの解体まで見られます。もちろんお祭りらしい屋台もでるので、誰でも楽しめますよ。また普段入ることができない駿河丸の見学ができ、なんとも港町らしいですね。ちなみに焼津みなとマラソンも同日に開催されるので、興味がある方は参加してみてはいかがですか？

2.静浜基地航空祭

焼津市にある、航空自衛隊静浜基地内で毎年5月の下旬に開催される航空祭です。全国各地から航空ファンがつめかける、知る人ぞ知る大人気のお祭り。大迫力の爆音で飛交う戦闘機が間近でご覧いただけるほか、自衛隊車両の展示もされているので、一緒に記念写真も撮れますよ。また静岡県警の航空隊のヘリも参加し、焼津の空は航空機で彩られます。

2017年には有名な航空自衛隊所属のアクロバット飛行隊、ブルーインパルスが展示飛行を行いました。航空機ファンならずとも、目を引かれてしまいます。さらに会場内では物販コーナーもあり、興味がある方にはおすすめのお祭りです。普段は入ることの許されない基地に入れるのも、楽しみの1つですね。

3.焼津神社荒まつり

焼津神社で毎年8月12日13日に行われる荒まつりは、焼津市民が大切に守り続けているお祭りの1つです。「荒ぶる」という意味ではなく、真っすぐな気持ちで神様と向き合う素直な心のことを、ここでは「荒」というんですよ。つまり、純粋な気持ちを神様に捧げることが焼津神社荒まつりなのです。

このお祭りの見どころは神輿行列です。先頭を飾るのは、無形民俗文化財にも指定されている獅子木彫りの行列。行列には焼津市民の小学生以上の少女達がお祭りを華やかにスタートさせます。その後から、様々な神役に扮した者達に見守られ神輿が続きます。その中でも「オメンサン」と呼ばれる猿田彦役は、12日間毎日海で身を清め、神社に寝泊まりした者が務めます。この大行列は深夜まで続き、街中がお祭りの熱気に包まれ圧倒されるでしょう。焼津市の人々の美しい心に触れ合えるお祭りです。

4.海上花火大会

毎年8月に、焼津港沖に打ち上げられる海上花火大会です。約5000発の花火が1時間焼津市の空を彩り、観る人の心に響かせます。中でも花火師の職人が駆使した二尺玉など、珍しい花火も打ち上げられます。毎年、大勢の観光客で賑わうこの焼津の海上花火。地元焼津の人々も多く、一見の価値ありです！

◎まとめ

焼津市といえば漁港のイメージばかり先行してしまいますが、昔から大切にされてきたお祭りや、航空祭など様々なお祭りもあるんですよ。静岡市から焼津市までJR東海道線で13分です。もし近くに来る機会があれば、ぜひ焼津市にも立ち寄ってみてください。きっと楽しいお祭りにであえますよ。

水産加工の町ならではのお祭りも！静岡県焼津市のお祭り・4選