歴史あるお祭りに参加してみよう！青梅市でおすすめのお祭り5選

多摩地域北西部に位置する青梅市は、都内にありながらも自然豊かなエリアとして知られています。山や渓谷、湖、国立公園とアクティビティに最適な環境が整っており、観光するにはもってこいの場所なんですよ。また、青梅市では一年を通じて様々なお祭りも行われています。今回は、その中から厳選して5つをご紹介。歴史あるお祭りにも注目です！

1.青梅大祭

青梅市のお祭りといえば、市内最大規模を誇る「青梅大祭」でしょう。毎年ゴールデンウィークの5月2日と3日に行われることから、多くの人が訪れる大人気のお祭りです。「青梅大祭」は住吉神社の祭礼の一つで、1513年に神社の拝殿を改修した際にその祭礼として山車を引いたのが始まりだと言われています。

「青梅大祭」の見どころは、何といっても山車！青梅独自の様式を用いた拍子木やお囃子の奏法、山車に乗るかわいい子供たち、手古舞（てこまい）などどれも必見です。山車同士が鉢合わせになった際に繰り広げられるケンカ囃子「ひっかわせ」も見逃せませんよ。電線にひっかかってしまうという理由から、現在は山車には載せず見学のみとなった山車人形にも注目してみてください。これらは江戸の職人によって作られた傑作揃いで、中には青梅市の有形民俗文化財に指定されているのもあるのだとか。見どころ満載の「青梅大祭」へぜひ！

2.青梅市納涼花火大会

青梅市の夏の風物詩である「青梅市納涼花火大会」は、昭和23年に都営バス路線が開通したのを記念して始まりました。毎年3,500発以上もの花火が夜空に打ち上げられ、来場者数は約2万人にも上ります。見どころは尺5寸玉と言われる大玉！メイン会場の永山公園から見ると、まるで火の粉が降って来るかのような大迫力を全身で感じることができますよ。

絶大な人気を得ている「青梅市納涼花火大会」ならではの演出「永山大照明」も必見です。これは永山丘陵ハイキングコースから打ち上げる花火で、暗闇の中に浮かぶ木々の姿がなんとも幻想的なんですよ！ちなみに、会場となる永山公園は全席有料で事前にチケットを購入する必要があります。無料で鑑賞したい方は、青梅市立第一小学校の校庭へ行ってみると良いですよ。

3.青梅だるま市

毎年1月12日に行われている「青梅だるま市」。このだるま市は神社とは関係なく路上で行われる珍しいだるま市で、江戸時代に始まった蚤の市が始まりだと言われています。旧青梅街道には、なんと300以上もの露店が並ぶそうですよ。

かつては青梅の産業の中心だった養蚕の繁栄を祈り繭玉（まゆだま）を笹に付けたものが売られていましたが、養蚕が衰退すると繭玉に変わってだるまが売られるようになったのだとか。だるまは定番の赤いものだけではなく、黄色はピンクなどのカラフルなものから鳥のくちばしが付いたものまでバラエティー豊か。プレゼントにもおすすめです！

4.武蔵御嶽神社例大祭

武蔵御嶽神社（むさしみたけじんじゃ）は標高929mの武蔵御岳山の山上に鎮座する神社で、古くから霊山として崇められてきました。登山好きの若者も多く訪れるパワースポットの宝庫で、中でも「おいぬ様」と呼ばれている大口真神社（おおくちまがみしゃ）は厄除けや魔除けにご利益があると言われています。

この武蔵御嶽神社で5月に行われるのが「武蔵御嶽神社例大祭」。「日の出祭り」とも言われるこの例大祭は、山伏たちの入峰の儀式が発祥なんですよ。祭りの前日は夕闇の中で神幸の行列が行われ、翌日に神職や鎧武者、参列者の大行列が参道を歩きます。山頂から見渡せる絶景もお見逃しなく！

5.塩船観音つつじまつり

「塩船（しおふね）観音つつじまつり」は、毎年5月に青梅市の塩船観音で行われています。塩船観音は大化年間に開山されたとされる古刹で、平安時代には修験場として知られていました。境内斜面に約2万本のツツジが植えられ、5月になると一斉に花開き見事な光景を見ることができるんですよ。

つつじまつり期間中である5月3日には、「紫燈護摩（さいとうおおごまく）」と「火渡り（ひわたり）荒行修行」が行われます。これは山中で修行している人たちが、刀を持ちながら炊かれている護摩の上を裸足で歩くというもの。無事に渡りきると一年間無病息災で過ごすことができるそうです。どなたでも参加できるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね！

◎まとめ

青梅市には伝統的なお祭りがたくさんありましたね。自然の中でハイキングを楽しんだりレトロな青梅の街並みを散策するのも良いですが、ぜひ時期をあわせてお祭りに参加してみてください。きっと青梅市の新たな魅力に触れることができますよ！

歴史あるお祭りに参加してみよう！青梅市でおすすめのお祭り5選