風情溢れる弘前城のお祭りは必見！青森県弘前市のお祭り4選をご紹介！

青森県西部の津軽地方にある弘前市は、古くからの城下町。全国一のりんごの生産地としても知られ、山や川が多く自然豊かです。桜の名所として有名な弘前公園や、りんご狩りもできる弘前市りんご公園、和風庭園が魅力の藤田記念庭園など見どころ満載。

そんな弘前市では、全国的にも有名なお祭りが多く、弘前ねぷたまつりや弘前さくらまつりは特に人気です。弘前市ならではの四季折々の風景が見られるお祭りは必見。弘前市のお祭りをご紹介します。

1.弘前ねぷたまつり

弘前市の四大祭りの一つとして知られている「弘前ねぷたまつり」。青森のねぶた祭りと名前が似ていますが、異なるお祭りです。80台ちかくの「ねぷた」が弘前城周辺を練り歩くこちらのお祭りは、「ヤーヤドー」と掛け声も違います。青森のねぶたが「立体的」であるのに対して、こちら弘前のは扇形で平面的。

そんな弘前のねぷた祭りは、毎年8月1日から7日の夏期間に行われる、夏の風物詩にもなっています。この時期は県外からも多くの観光客が訪れ、とてもにぎわっています。ホテルなどが取れないことも多いので、早めも予約がおすすめ。また弘前の郷土食を食べたり、他の観光スポットも見てみてくださいね。弘前ならではの夏のお祭りを体験してみてはいかがでしょうか。

2.弘前さくらまつり

日本各地で桜まつりが開催されますが、城と堀と桜の三位一体の絶景が眺められるのが「弘前さくらまつり」。日本さくら名所100選や人と自然が織りなす日本の風景百選にも選ばれている、全国でも有数の桜の名所です。

毎年4月下旬頃から5月上旬頃まで、弘前公園で行われます。弘前城の堀にも桜の花びらが舞い落ちて、地面と堀の差がわからないほど幻想的。昼間の桜もよいですが、夜はまさに幽玄の世界と一転します。出店なども多く、さくらまつりの期間もボートに乗ることができるのでおすすめ。ボートの上から見る桜と弘前城は、普段みているアングルと違い、美しいですよ。

弘前公園は、無料のところと有料部分とにわかれますので、ぜひ事前にマップなどで確認してみてくださいね。

3.弘前城雪燈籠まつり

春は桜、夏はねぷたで活気のあった弘前城周辺。弘前の冬は、雪で覆われまた違う風景を楽しむことができます。冬の弘前のお祭りとして定着しているのが、「弘前城雪灯籠まつり」。この雪灯籠まつりは、1977年にスタートした冬のお祭りで、みちのくの5大祭りの一つといわれています。

あたり一面が雪で覆われているので、夜のイルミネーションが反射して幻想的です。雪の中に浮かぶ弘前城は、桜の時期とはまた異なった美しさがありますよ。弘前城周辺が会場となり、巨大な雪の滑り台があるので、小さな子供連れのファミリーも楽しめます。夏に活躍した、ねぷたが再活躍する津軽錦絵回廊も美しいですよ。

他にも小さなかまくらが300基ほどが並び、中にはろうそくの明かりが灯されます。ろうそくの優しいオレンジ色の明かりと炎の揺らぎは、まさにフォトジェニック。SNSにもおすすめなので、ぜひアップしてみてはいかがでしょうか。

4.乳穂ヶ滝氷祭

奇祭が多いことで知られる津軽半島では、弘前市周辺にも旧正月の行事として冬のお祭りが残っています。そんな奇祭の一つとして知られているのが、「乳穂ヶ滝氷祭（におがたきこおりまつり）」。滝がある場所は、弘前市の中心部より車で30分ほどのところです。

滝の裏にある洞窟には不動産があり、冬になると33mほどの氷の滝ができることでも知られています。その滝の氷結の形状で、かつては豊作の吉凶を占っていました。こうして占ってその年の豊作物を、弘前城に献上していたのかと思うと、感慨深いものですね。

今でも2月の第3日曜日には、護摩祈祷、火渡りなどの荒行が行われています。村の伝統行事であるこの祭り、津軽白神の神秘も感じることができるエリアだけに、機会があればぜひ見に行ってほしいお祭りです。

◎まとめ

弘前市で必見のお祭りをご紹介しました。昔から城下町として知られているだけに、歴史があり風情がありますよ。一年中楽しめるお祭りが多いので、ぜひ季節ごとに訪れて弘前市の四季と、昔から伝わる伝統行事のお祭りを堪能されてはいかがでしょうか。

風情溢れる弘前城のお祭りは必見！青森県弘前市のお祭り4選をご紹介！