LCCで北海道旅行!Spring Japanで成田⇔新千歳の格安便に搭乗してみた!

LCCで北海道旅行!Spring Japanで成田⇔新千歳の格安便に搭乗してみた!

乗ってきました!話題のLCC、Spring Japan(スプリング・ジャパン)! いま北海道に行くならSpring Japanがいいらしい、という噂を聞きつけたので、これは乗らないわけにいかないでしょう……とミーハー根性丸出しに、成田~新千歳便で北海道旅行に行ってきました。「LCCは朝が早くてたいへんなんじゃないの?」「座席の広さは大丈夫?」「お土産で荷物が増えたらどうしよう……」いろんなことが気になっていましたが、Spring Japanでの空の旅は、噂以上に快適! 

まずは最初に、大事な結論からお伝えしましょう。お伝えしたい結論は2つ!

目次

LCCで北海道旅行!Spring Japanで成田⇔新千歳の格安便に搭乗してみた!

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結論その1:時間を有効に使うならSpring Japanです

★Spring Japanの成田~新千歳便は強制的に午前着ww

出典: sashimi soba

【成田~新千歳】  【新千歳⇒成田】
発: 07:15     発: 09:40
着: 08:55     着: 11:15


そう、Spring Japanの成田~新千歳便は、往復ともに午前発の午前着。特に成田発、新千歳着の便は9時前には北海道に到着することができるんです。だから、朝ご飯を北海道で……なんて楽しいプランだって立てられちゃいます!

結論その2:コスパの面でもSpring Japanが一番!

★サービス面では遜色ないのに、他のLCCに比べて安い!

成田⇒新千歳便が3,590円~と業界最安値のSpring Japan。他社の価格がほぼ4,000円台からであることを考えると、いかにコスパが高いか分かると思います。

またSpring Japanでは、預けられる荷物の重さによって、「スプリングプラス」「スプリング」「ラッキースプリング」という3つの料金コースの中からいずれかを選べます。いずれのコースも機内持込手荷物は5キロ以内ですが、「スプリングプラス」では受託手荷物と機内持込手荷物を合わせて25キロまで、「スプリング」では受託手荷物と機内持込手荷物を合わせて15キロまで持ち込むことが可能。LCC他社は、受託手荷物に関しては別途料金が発生する場合が多いので、とてもありがたいポイントです。

ただし「ラッキースプリング」で受付可能なのは機内持込手荷物5キロのみで、受託手荷物は受け付けられないのでご注意を。5キロって、意外とすぐにいっちゃうので、「ラッキースプリング」のときはとにかく身軽にいくこと! それでも、荷物の量で料金を変えられるところは嬉しい!

問題なのは……AM6:40までにチェックインできるかどうかです。。

こんなに魅力たっぷりの、Spring Japanでの北海道への空の旅。でも、その旅に出るためにはひとつ問題があります。それが「AM6:40までにチェックインできるかどうか」ということ。筆者も前日に成田入りするか、当日入りにするか悩んだポイントです。

Spring Japanでは、搭乗時間の35分前までにチェックインしなければなりません。つまり、成田⇒新千歳便であれば、AM6:40がチェックインの最終時間。ここまでにチェックインできなければ、LCCの運命として、涙を飲んで見送ることに……。そんな悲しいことは、絶対に回避しなければ!

Spring Japanの成田⇒新千歳便のチェックイン開始はAM5:30。なので、AM5:30に確実に間に合う手段を調べてみました。

◆ベストなのは自家用車、そして東京駅からの深夜・早朝バス

出典: Cheng-en Cheng

ベストなのは、時間の融通が利く自家用車。Spring Japanは、駐車場がない成田空港第3ターミナルからの出発なので、600mほど離れた第2ターミナルに駐めておく必要があります。これなら、確実に間に合います。

また、東京駅を経由する深夜・早朝バスも出ています。これなら、AM1時、3時、4時台でも便が出ているので、AM5:30までに成田空港に間に合います。東京駅から成田空港まではおよそ1時間。4時台のバスに乗っても、5時過ぎには到着できますよ。バスの中には、お台場の大江戸温泉物語発のものもあるので、よき時間まで温泉につかりながらゆっくり過ごして、頃合いを見計らってバスで向かう、というプランを立てることもできます。

なお、どうしても電車で向かいたい場合は、京成上野5:18発、成田空港第2ターミナル6:14着の成田スカイアクセス アクセス特急が一番早く着くので、これにお乗りください。

◆筆者は空港のカプセルホテルに泊まってみました

色々な選択肢がありますが、車がなく午前中から元気に札幌を歩き回りたい筆者は「前日入りして成田空港のカプセルホテルに泊まる」という選択肢を選びました。成田空港第2ターミナルに直結の、第2駐車場ビル地下1階にある「9h(ナインアワーズ)」は、空港に一番近い宿泊施設です。男女別のカプセルホテルなので、安心して過ごせます。

鍵と館内着・タオル・歯ブラシ・スリッパが入ったバッグを受付でもらって、男女別に分かれたゾーンに入ると、奥に進むに従って、荷物を預けられるロッカー、洗面所、シャワーがあります。ロッカーと洗面所のゾーンの境目のドアを開けると、広がるのは暗く静かな空間。上下2段に並んだカプセルの中に入ると、微かに波の音が聞こえます。天井の高さは、あぐらをかいても余裕が感じられました。マットレスや枕の寝心地もよく、朝までゆっくりと過ごせます。

化粧水や乳液などのコスメ、髭剃りはないので、忘れた場合には第2ターミナル地下1階にあるコンビニで調達しましょう。ただし、「9h(ナインアワーズ)」からコンビニまでは歩いて5分ほどあり、人通りも多い往来を通るので、館内着からは必ず着替えていきましょう。この他にも、成田空港周辺にはホテルがたくさん。スカイチケットのサイトからも、ホテルの検索が可能です。

2. 成田でらくらく。スムーズな手続きはSpring Japanならでは

最初にして最大のミッション「早起き」を無事に完了して、第2ターミナルから第3ターミナルに向かいます。早朝5時前には第3ターミナルに着きましたが、カウンターには既に並んでいる方も。チェックイン開始時間のAM5:30になる頃には、多くの方々が集まってきました。空の旅への高揚感が高まります。

さて、空の旅でまず必要となるのは、搭乗手続き。なにかと面倒なイメージのある搭乗手続きですが、Spring Japanならそれも楽チン&スムーズです。QRコードを準備して、自動チェックイン機にかざすだけ。これで、空の旅を楽しめます!チェックインまでの流れを、詳しく見てみましょう。

(1) まずはQRコードを準備

インターネットでSpring Japanの航空券を予約をすると、メールで「予約確認書」のデータが送られてきます。この「予約確認書」には、左上に予約番号、右上にQRコードが記されています。このデータを印刷するか、携帯・スマートフォンの画面で表示できるようにしておく必要があります。

(2)自動チェックイン機でピッ!

Spring Japanのカウンターは、成田空港第3ターミナルを入ってすぐ左のところにあります。深い緑色と「スプリング・ジャパン・カラー」ともいうべきライトグリーンが目印なので、すぐにわかりますよ。カウンター近くには、自動チェックイン機が4台並んでいます。さきほど準備したQRコードをかざすだけで、搭乗券が自動で印刷され、これで搭乗手続き完了です。

(3)そして搭乗口へ

Spring Japanのカウンターでチェックインを済ませたら搭乗口へ。ちなみにSpring Japanの国内線の搭乗時間は、出発の25分前まで。成田⇒新千歳便の場合は6:45搭乗開始、そして搭乗時間の締め切りは6:50です。飛行機まではバスで移動するので、やはり時間に余裕を持って動きましょう。

3. さあ出発! Q. 最安LCC、Spring Japanの乗り心地は? ⇒ A. 快適!

さあ、いよいよSpring Japanの便で北海道までの空の旅が始まります! この空の旅にも、Spring Japanならではの魅力がたっぷり詰まっていました。まずは気になる機体の乗り心地。

Spring Japanの機体は、B737-800のスカイインテリアバージョン。28~33インチと、LCC他社と比べて広いシートピッチ、丸みを帯びた客室窓などが特徴です。新しい機材なので乗り心地も良好。

客室照明は、LEDを使った爽やかな水色。天井の楕円形の切り込みに沿って光る青色の光には鎮静効果があるので、フライトの緊張を和らげてくれます。荷物棚は広々としていて、余裕を持った収納が可能です。

座席は3席×2列という構成。通路を挟んだ3席ずつの座席は完全な横並びではなく、少しずれた配置になっています。通路を挟んだ反対側とは列が互い違いになっているので、圧迫感は感じられません。落ち着いたライトグレーの革張りのシートは、体をすっぽりと柔らかく包み込んでくれて、座り心地も快適です。

ちなみに筆者が乗ったSpring Japanの便は7割ほどの搭乗率でしたが、全体的に真ん中の席は空けてあり、1人で搭乗する方は窓側と通路側に配置されていました。ゆったりとしたパーソナルスペースが保ってあったので、とてもリラックスして過ごせましたよ。

実際に座席に腰掛けてみると、膝頭から握りこぶしひとつほどの余裕があります。窮屈さは感じません。前の座席の下に足も伸ばせるので、フライト中ものびのびと過ごせます。

お手洗いは機内前方に1ヶ所、後方に2ヶ所の合計3ヶ所。中に入ると、やはり穏やかな青い光が迎えてくれます。洗面所側は全面鏡になっているので、空間を広く感じられます。Spring Japanの機内では、落ち着いて過ごせるための工夫が随所に凝らされていました。

4. シートベルトの着用サインが消えました。機内販売のスタート。

飛行が安定して、シートベルトの着用サインが消えました。機内販売のスタートです。じつはSpring Japanのサービスの中でも特徴的なのが、この機内販売のメニュー。

Spring Japanには、成田発の路線として、札幌の他に広島・佐賀・大阪(関西)の計3路線があります。このうち、LCC各社の中でもSpring Japanだけが就航している広島・佐賀の名産品を、全4路線で共通して販売しています。

■嬉野茶と丸ぼうろ

佐賀県特産の「嬉野茶」は、おかわり自由というのが嬉しいサービス。同じく佐賀県特産の「丸ぼうろ」は卵の風味が優しいお菓子で、蜂蜜と水飴の素朴な甘さが朝にぴったりです。ふかふかと柔らかく、懐かしい甘さの「丸ぼうろ」と深みのある「嬉野茶」は、朝のおめざにもぴったりの優しい味わいです。

■レモン味のイカ天と、とり皮

この他「瀬戸内れもんイカ天」や「とり皮」といった広島の味が楽しめます。実はこのふたつ、マツコ・デラックスさんが出演する民放の番組でも取り上げられたことがある人気商品。特にガーリック風味がきいていて、さくさくとした歯ざわりが楽しめる「とり皮」は、おつまみにもぴったりです。あまりの美味しさに、筆者は帰京後1ダース以上まとめて注文してしまいましたww

レモン味のきいたイカ天も、手が止まらなくなるほどの美味しさ。最近流行りの「瀬戸内レモン」味の火付け役にもなったのが、この「瀬戸内れもんイカ天」です。どちらもSpring Japanに乗った時には、お土産にしてもらいたいというのが、筆者の切なる願いです……!

5. Spring Japanのサービス

Spring JapanのCAさんが身を包むのは、イメージカラーともいうべき明るいライトグリーンの制服。優しい笑顔が素敵なCAさんのきめ細やかなサービスは、レガシーキャリアと比較してもひけを取りません。尋ねてみると、「まだまだ未熟ですが、LCCというイメージではなく、できる限りソフト面のサービスをご提供できるよう心がけております」とのこと。その言葉どおり、Spring Japanの機内では心のこもったサービスが随所に感じられました。

機敏な動作で座席の乗客ひとりひとりに目を配り、声をかければすぐに対応してくれます。目と目をしっかり合わせて、にっこりと笑みを浮かべる姿には、心の通じ合いをしっかりと感じられました。

ソフト面のサービスを大事にするSpring Japanでは、2014年から東北復興支援の一環として、福島県会津の榮川酒造の日本酒を販売しています。純米吟醸「榮川」の瓶を頼むと、黒塗りの升が一緒に付いてきます。升には「がんばろう東北」の文字が。こんなところにも、細やかな心遣いを大事にするSpring Japanの姿勢が垣間見られますね。

6. もっと知りたい! Q&AでSpring Japanについて調べてみました。

こんなにたくさんの魅力が詰まったSpring Japan。もっと知りたくなったあなたに、Q&AでSpring Japanのもっと詳しい情報を教えちゃいます。

Q1 ⇒ Spring Japanとは?

A1 ⇒ 中国では初めての民間LCCである春秋航空股分有限公司の子会社として発足したのが、春秋航空日本株式会社(Spring Airlines Japan Co.,Ltd.)。資本は中国発ですが、日本の株式会社です。

他のLCCと同様に成田空港を拠点としていて、2014年8月に定期国内線を、2016年2月には定期国際線を発足させました。現在では、国内線4路線(東京⇔広島、東京⇔佐賀、東京⇔大阪、東京⇔札幌)、国際線4路線(東京⇔武漢、東京⇔重慶、東京⇔ハルビン、東京⇔天津)、計8路線を運航しています。

月に1度、国内線を737円~、国際線を999円~で販売したりするなど、サービス精神が豊かなSpring Japan。他にも、就航先の地域との提携企画などもシーズン毎に展開していて目が離せません。

Q2 ⇒ Spring Japanでの北海道旅行、どんな人に向いている?

A2 ⇒ Spring Japanの成田から新千歳に向かう便は、8:55と朝の早い時間の到着ということが最大のメリット。北海道での一日を有意義に過ごすことが可能です。そのため、Spring Japanの成田⇒新千歳便は、のんびり北海道観光をしたい人以外に、ビジネスユーザーにもおすすめです。

特にビジネスユーザーにとっては、札幌近郊での仕事の場合、午前中から仕事に着手できるのも、嬉しい点のひとつです。早めに仕事を終えた後は札幌の夜を満喫、そして翌朝は余裕を持ってSpring Japanの新千歳⇒成田便で帰京……なんてスケジュールも。Spring Japanなら時間を有意義に使えます。

Q3 ⇒ Spring Japanだと、他にはどんな路線があるの?

A3 ⇒ 現在Spring Japanの国内便は、東京⇔広島、東京⇔佐賀、東京⇔大阪、東京⇔札幌の4航路が運航中です。東京⇔札幌以外の航路については、2017年6月現在、以下の通りのスケジュールで運航されています。(※なお2017年7月以降は、フライトスケジュールに変更が見られますので、詳細はSpring Japanの公式サイトをご確認ください)

《Spring Japan》成田⇔広島

【成田⇒広島】         【広島⇒成田】
発: 07:00 / 17:00      発: 09:25 / 19:20 
着: 08:40 / 18:40      着: 10:55 / 20:50

《Spring Japan》成田⇔佐賀

【成田⇒佐賀】         【佐賀⇒成田】
発: 11:40 / 16:30      発: 14:35 / 19:25
着: 13:55 / 18:45      着: 16:20 / 21:10

《Spring Japan》成田⇔大阪(関西)

【成田⇒大阪(関西)】     【大阪(関西)⇒成田】
発: 12:00           発: 14:15
着: 13:30           着: 15:40

最後に:実はSpring Japanのショップがあるんです!

成田空港第3ターミナル2階の「SPRING SHOP 春」は、Spring Japan直営のショップ。就航地である広島・佐賀・大阪・北海道のお土産と、成田空港のある千葉県のお土産を購入することができるんです。ここだけでしか手に入らないお土産も多いので、ぜひ覗いてみてください。イメージカラーでもある明るいイエローグリーンの制服に身を包んだ、可愛らしいクマのぬいぐるみも待っていますよ。

ちなみに、保安検査場通過後の出発バスゲートラウンジには、やはり広島・佐賀・大阪・北海道のお土産を取り扱う「SPRING SHOP 秋」があります。Spring Japanの魅力が詰まった2つのショップ、旅立つ前や帰ってきた時には、ぜひ立ち寄ってみましょう。

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