香港・九龍半島の南東部へ向かって走るMTR将軍澳線を紹介

画像出典:Baycrest (CC BY-SA 2.5)

香港・九龍半島の南東部へ向かって走るMTR将軍澳線を紹介

将軍澳線 (地下鉄)は、香港を走るMTR(香港鉄路有限公司)路線の一つ。地下鉄のラインカラーは紫です。香港の地下鉄路線図で将軍澳線を探すときに覚えておくと便利です。ちなみに将軍澳とは地名の一つで、九龍半島の東にある湾に面したエリアを指します。観光スポットではないのであまり耳慣れないかもしれませんが、よりローカルな観光を楽しみたい方は使う機会もあるかもしれません。そんなときのために、将軍澳線についての情報を紹介します。

目次

香港・九龍半島の南東部へ向かって走るMTR将軍澳線を紹介

■路線の特徴

将軍澳線は宝琳駅~北角駅間を結ぶ香港の地下鉄。将軍澳駅などがある九龍半島の東側は、湾を埋め立てたニュータウンで、超高層アパートが林立する香港の狭い土地を活かした町並みが見られます。昔は観塘線として香港島北部の北角駅から海底トンネルを使って、九龍の中心部の油麻地駅までを運行していましたが、将軍澳線の開通により路線を変更。2009年には将軍澳駅から将軍澳線の車両基地に隣接する康城(ロハスパーク)駅間への支線も開通しました。

■見どころ/香港の下町「北角(ノースポイント」)

将軍澳線の始発/終点がある北角(ノースポイント)は、香港の下町情緒があふれる町。有名な観光エリアではないかもしれませんが、味わい深いトラムが狭い通りを抜ける姿は、アジア映画で見るようなロケーションです。北角に来たら、シンプルに街歩きを楽しむのがおすすめ。春秧街や馬賽道では食料から衣料品まで、生活に必要なアイテムが売られていて、地元民のリアルな暮らしが垣間見えます。激安商品店もあるので掘り出し物が見るかるかもしれません。更にディープな香港に浸りたい方は「新光戯院」という劇場に行ってみてください。いわゆる「広東オペラ」とよばれる演目が見られます。言葉が分からないと内容までは分かりませんが、中国史が育んだ華やかな世界観を目の当たりにできますよ。香港俳優、レスリーチャン主演の『さらば、わが愛』のロケ地としても有名です。

◎まとめ

将軍澳線は、観光目的なら乗る機会はあまりないでしょう。しかし、香港ならではの狭いエリアにたくさんの高層ビルが立つ光景が見たい方は、足を運んでもいいかもしれません。ニュータウンから都心方面へ出るための路線なので、香港の現代的なローカル感は味わえると思います。観光エリアではありませんが、なかなか近代的な景観のエリアなので、日本人的には非日常的な不思議な感覚を味わえると思います。香港のリアルな一面をのぞきたい人は将軍澳線に乗って、北角の奥方面を旅してみましょう。

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