香港のエアポートバス(機場巴士)をご存知ですか?24時間運行で、路線や運行本数も多く、しかもエアポートエクスプレスより運賃も安い!目的地まで乗り換え無しで行けるので、荷物が多い時にも便利です。ここでは、そんなエアポートバスについてご紹介したいと思います。
目次
便利で安い香港エアポートバス、機場巴士!香港エアポートバスの活用法
1、エアポートバスとは?
香港国際空港から香港市内に移動するのに、エアポートエクスプレスを使う方は多いと思います。ですが、実は、エアポートバスに乗った方が便利で料金も安いんです。
エアポートエクスプレスは、香港島の香港駅まで24分ほどと最速ですが、そこから目的地まで地下鉄などに乗り換えなければなりません。バスは、九龍エリアまで約40分、香港島までは約1時間です。そのため、エアポートエクスプレスに乗ってもバスに乗っても、全体の所要時間はあまり変わりません。
しかも、バスなら目的地まで乗り換えなしで行けるので、大きな荷物を持っていてもとても楽。また、香港らしい2階建てバスで空港のあるランタオ島から九龍島や香港島へ移動すれば、ちょっとした観光気分も味わえますよ。
2、乗り場と運賃の支払い方
空港のバス乗り場は、到着ロビーを出て右手。「巴士」というのがバスのことなので、その案内表示をさがしてください。そして「to city 住市品」というのが香港市内行きなので、その案内表示に従って進みます。
案内表示は複数あるので迷ってしまいそうですが、「巴士」と「to city 住市品」を間違えなければ大丈夫。「Transport to Mainland 住内地交通」と書かれているのは中国本土行きのバスなので、それだけ注意して下さいね。
料金は、現金で払うか、バス乗り場に併設されたチケット売り場でチケットを購入します。また、全てのバスで使える「オクトパス」という交通カードも利用可能。観光にも使用できるので、オクトパスを購入するのも良いでしょう。
3、路線
出典: Cristian Bortes www.eyeem.com/bortescristian
エアポートバスは、「Cityflyer」が運行するA系統の4路線が九龍や香港島の主要地点に向かいます。九龍サイドや香港島サイドの主要なホテルがある地域を通るのもこの系統なので、A系統に乗る観光客がほとんどです。
E系統はA系統とほぼ同じ停留所に停まりますが、空港内を巡回しているため時間がかかります。そのため、九龍や香港島に一気に向かいたいならA路線を利用して下さい。
N系統は深夜便で、約30分から1時間間隔で運行しています。エアポートエクスプレスは深夜12時過ぎが終電ですが、エアポートバスなら24時間運行しているのでとても助かります。
4、主要目的地への路線
◆九龍エリア方面
【A21】紅磡車站行き(約33香港ドル 約10~20分間隔)
空港~油麻地~佐敦~尖沙咀~尖沙咀東部~紅磡駅
【A22】藍田站巴士總站行き(約39香港ドル 約15~20分間隔)
空港~士瓜灣~佐敦~九龍城~牛頭角~觀塘~藍田駅
◆香港島方面
【A11】北角碼頭巴士總站行き(約40香港ドル 約15~30分間隔)
空港~上環・マカオフェリーターミナル~中環~金鐘~灣仔~銅鑼灣~北角碼頭
【A12】 小西灣藍灣半島巴士行き(約45香港ドル 約20~25分間隔)
空港~西環~灣仔(北)~北角~太古~西灣河~箕灣~柴灣~小西灣(藍灣半島)
◆新界方面
【A41】 (約21香港ドル 約15~20分間隔)
空港~沙田
◎まとめ
香港国際空港から香港島や九龍に移動するときは、エアポートバスを利用すると安くて便利。香港では空港から市内へのアクセスに、エアポートエクスプレス、バス、タクシーと、いろいろな移動手段があります。その時々の状況で、上手く使い分けられると良いですよね。上手に公共交通機関を利用して香港の旅を楽しんで下さいね。
※2017年9月現在の情報です。