香港観光の強い味方、MTR荃湾線を使って充実の旅を楽しもう！

今回紹介する香港の地下鉄／MTR荃湾線(Tsuen Wan Line）は香港観光にとても便利な路線です。はじめての香港旅行で電車移動をメインに考えてる方には予習必須の路線と言えます。

香港は鉄道網が発達していて、空港から市内はもちろん、市外地まで電車で行くことができ、人の移動に欠かせない重要な役割を果たしています。MTRは全11路線がありますが、今回はそのなかの１つ、荃湾線(Tsuen Wan Line)について詳しく紹介します。

■荃湾線の駅一覧

中環から順に荃湾線の駅を記します。観光の際に役立ててください。※は乗換可能な路線です。

中環（セントラル）　　　　　※港島線／東涌線／機場快線
金鐘（アドミラルティ）　　　※港島線／南港島線
尖沙咀（チムサーチョイ）　　※西鉄線（尖東駅で乗換）
佐敦（ジョーダン）
油麻地（ヤウマテイ）　　　　※観塘線
旺角（モンコック）　　　　　※観塘線
太子（プリンスエドワード）　※観塘線
深水埗（サムスイポー）
長沙灣（チェンシャーワン）
茘枝角（ライチーコック）
美孚（メイフー）　　　　　　※西鉄線
茘景（ライキン）　　　　　　※東涌線
葵芳（クワイホン）
葵興（クワイヒン）
大窩口（タイウォハウ）
荃灣（チュンワン）

冒頭でMTRの路線は全11路線あると紹介しましたが、路線毎に色分けがされていて、駅構内や切符売り場等にある路線図をみればどの電車がどこまで走っているか、どこの駅に停車するか一目瞭然です。今回ご紹介する荃湾線（Tsuen Wan Line）は赤色で表されます。1982年に開通した荃湾線は、香港で初めて海底トンネルを通った地下鉄。それ以前は、中環～尖沙咀はフェリーでしか往来できませんでしたが、荃湾線が開通したことにより利便性が飛躍的によくなったのです。

中環（ Central）～荃湾駅（Tsuen Wan）は全16駅で約16kmの路線。荃湾線でカバーしているエリアは中環～新界地区南部です。路線乗り換え駅は８つあり、観光なら中環で香港島を走る港島線、空港までつながる機場快線に乗り換える機会はあるでしょう。九龍方面へ行くなら旺角で観塘線に乗り換える機会も多いはずです。

■沿線の見どころ１「荃灣」

ここからはいくつか荃湾線沿いにある駅の中で有名な駅と、そこに何があるかを紹介します。まずはじめにご紹介するのは路線名にもなっている荃湾駅。荃湾というのはエリアのことを指しますが、荃湾駅は新旧香港の姿を見ることができる場所で多くの観光客で賑わいます。昔の香港という意味では、先住民の歴史を学ぶことができる三棟屋博物館や、このエリア最古の農村の名残が見られる元荃古道もあります。ガイドブックで必ず紹介される西方寺があるのもこの地域です。（※写真は三棟屋博物館）

荃湾には様々な飲茶店がありますが、香港全土で有名なお店「彩流茶樓」は創業45年の有名店。他にも中国菓子のお店で創業50年以上の「陸金記」も有名で、グルメ観光をするなら押さえておきたいところ。そのうえ、香港の新しい一面として駅直結のデパート「緑楊坊」や、子供のためのモール「D・Park」など多くのショッピングが楽しめるスポットも少なくありません。

3.沿線の見どころ２「油麻地の男人街と旺角の女人街」

油麻地と旺角には九龍2大マーケットと呼ばれている男人街と女人街があります。男人街は男性向けのアイテムが色々販売されている通りの名称で、対照的に旺角の女人街は女性向けの日用品がそろうマーケット。一度足を踏み入れれば、香港で力強く生活する人の力や熱気が感じられますよ。なお、男人街については通称で、正式名所は「廟街夜市」です。（※写真は男人街）

男人街には男性用の衣服や装飾品を扱うお店がが多いですが、雑貨品やバックなど、女性もののお店もあるので、女性の方でも楽しめます。また、マーケットの醍醐味といえば飲食ですが、男人街にも香港のローカルなレストランが沢山あり、安くて美味しい料理を食べることができますよ。男人街へは油麻地駅のほか、となりの佐敦駅から行くこともできます。

◎まとめ

荃湾線について紹介しましたがいかがでしたでしょうか？荃湾線上には香港のハイライトと呼べる歴史的建造物や地域、夜市があり、乗り換え駅が多い路線なので多くの人が利用します。MTRはMAPを見て行先のボタンを押して表示された額を提示すれば、簡単に切符が買えます。駅と路線の色が分かれば、行きたいところに迷わず行けることを念頭に上手く利用しましょう。

香港観光の強い味方、MTR荃湾線を使って充実の旅を楽しもう！