九龍エリアから香港西のローカルエリアを走るMTR西鉄線を紹介

画像出典:LN5806 (CC BY-SA 3.0)

九龍エリアから香港西のローカルエリアを走るMTR西鉄線を紹介

今回紹介するのは香港の地下鉄・MTR西鉄線(WestRail Line)。路線図では赤紫色で表されています。2003年に開通した比較的新しい路線です。西鉄線は屯門駅(Tuen Mun)から紅磡駅(Hung Hom)区間を走っていて、全12駅で約36kmの区間を走っています。西鉄線でカバーしているエリアは、紅磡駅を起点に九龍から新界の西部。同じく紅磡駅を起点に、新界の北方面へ抜ける東鉄線とは対を成す路線でもあります。乗り換えができる駅は2つあり、美孚(Mei Foo)駅で荃湾線、南昌(Nam Cheong)駅で東桶線と接続ができます。九龍を除けば香港のローカルなエリアを走る路線なので、元朗(Yuen Long)などピンポイントな目的地がないとそれほど乗る機会も多くはないでしょう。

目次

九龍エリアから香港西のローカルエリアを走るMTR西鉄線を紹介

2.西鉄線で観光を楽しむなら「元朗駅」へ

西鉄線沿いで観光するなら元朗(Yuen Long)駅を押さえておきましょう。元朗駅周辺はグルメの街/歴史の街としてにぎわうエリア。香港旅行雑誌やグルメ雑誌には必ずといっていいほど紹介されています。グルメの部分でいうと、高級中華料理レストランから庶民的な屋台まで所狭しと乱立しています。元朗のメインの通りは青山公路で、元朗で一番有名な中華料理レストランと言われている「大榮華酒楼」があります。美味しいと評判なので。グルメを楽しみたい方は行ってみましょう。

元朗は香港の名物デザート「老婆餅」発祥地の地。そのため老婆餅を扱うお店が沢山あります。中でも一番有名なお店は「榮華餅家」というお店。下に情報を記載してるので足を運んでみてください。

歴史観光の見所は、元朗駅から路面電車で約10分の場所にある「屏山文物徑」。香港はイギリスの植民地時代が100年続いたため、イギリス式や近代的建物が多く見られますが、それ以前は漁村が広がる香港本来の姿がありました。屏山文物徑は、香港がイギリスの植民地になる前から残されている昔のお寺や歴史的な建造物を見ることができる場所です。

3.湾港都市・香港ならではの景勝を見るなら「尖東駅」

出典: Ahamoaetar (CC BY-SA 4.0)

尖東駅は尖沙咀の東側にある駅。すぐ近くには「訊号山花園」や「尖沙咀東海浜平台花園」があります。尖沙咀東海浜平台花園はデートスポットに最適場所で、対岸に立っている高層ビル群やビクトリアハーバーを一望することができるとても綺麗な場所です。尖東駅から直結しており、すこし足を伸ばせばアベニュー・オブ・スターがあります。アベニュー・オブ・スターはアメリカロスアンゼルスにあるハリウッドの手形が敷き詰められている場所で、香港スターの手形や銅像が飾られているオススメ観光地です。※2017年現在は閉鎖中。2018年に再開予定

◎まとめ

西鉄線の西の終着駅は屯門(Tuen Mun)というエリアです。ちょうどマカオの対岸に当たる地域で、香港でも最大のニュータウンエリアがあります。これといって有名な観光スポットがあるわけではありませんが、香港の自然とニュータウンならではの現代的な風景が相まったパークタウンのような雰囲気。よりローカルな香港旅を楽しみたい方は、訪れてみてください。

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