今回ご紹介するのは香港の地下鉄MTR。MTRとは「Mass Transit Rail way」の略で、「大量に人を運ぶ乗り物」という意味です。香港はインフラがしっかり整っているのでバス、タクシーなども充実していますが、言葉が通じない国でバスやタクシーに乗るには詳しい土地勘がないと不安ですよね。そんな時にオススメなのがMTRです。行先を決めたら路線図をチェックして、記載してあるお金を払って切符を買って、色で路線を区別して電車に乗ればいいので、言葉や土地勘の心配もなく目的地に行くことができます。ということは、日本の地下鉄と基本的に変わりませんよね。今回は香港初上陸の方のためにMTRの概要、路線、乗り方、料金等について紹介していきます。
目次
香港観光の強い味方。地下鉄MTRを利用して香港の旅を120%楽しもう!
1.香港の地下鉄MTRとは?
香港の地下鉄MTRとは冒頭にも説明させていただいた通り「Mass Transit Rail Way」の略。当たり前ですが、端的に言って電車(地下鉄)のことです。東京でいう「東京メトロ」と同じ感じ。シンガポールやタイだと「MRT(ややこしいですね)」と同じです。MTRは香港鉄路有限公司が運営している香港最大の鉄道路線システムで、1979年に運行を開始。2017年で開業から38年も経過していますが、日本に比べると少し歴史が浅いです。
一日約500万人が利用していて、運行路線は全部で11路線。内訳は9つが都市鉄道路線で運行されていて、九龍半島や香港島まで走っている路線が3つ、香港島内を走っている路線が2つ、その他4路線が九龍半島内を走っています。
2.路線とその見分け方
路線は前項でもご紹介させて頂いた通り全11路線。MTRのホームページや、その他情報サイトを見れば分かりますが、日本の地下鉄と同じで、路線図には駅名と路線名が記され、各路線は色で分かれています。目的地まではどの色の路線に乗車したらよいか、またどこの駅で乗り換えなければいけないかなどが一目で分かるのが便利です。日本の地下鉄に馴れている方は、何も迷わず利用できると思います。
以下、各路線の表示カラーです
・ピンク:迪士尼線
・水色:東鉄線
・赤紫:西鉄線
・青色:港島線
・緑色:観塘線
・茶色:馬鞍山線
・紫色:将軍澳線
・赤色:荃湾線
・オレンジ:東涌線
・濃緑:Airport Express
・山吹色:軽鉄線(ライトレール)
3.乗車方法と乗り方
路線図の見方が分かったら、次は乗車方法と料金です。乗車するためには、まずチケットを購入します。チケットには「シングルチケット」「オクトパスチケット」の2種類あり。「シングルチケット」というのは日本の切符でいう片道切符で一回限り使える切符です。
「オクトパスチケット」はSUICAのようなもので、お金をチャージして使えるもの。電車の他にもバス、フェリーなどでも使用が可能です。日本同様、購入したチケットを改札機に通して、出てきたものを取り電車へ乗車。目的地に着いたら同じように改札機に通すだけ。料金は券売機の下側に路線図がディスプレイされたタッチパネルがあるので、目的の駅を押せば料金が表示されます。使えるお金は硬貨と10/20香港ドルのお札が中心。数は少ないですが50/100香港ドルを使用できる場所もあります。
◎まとめ
香港の地下鉄、MTRについてご説明しましたが分かりましたか?ちなみに香港国際空港から市内へ向かう場合も、MTRのExpress Lineを使用すれば、中心地まで20分強で行くことができます。その他、主要な観光地もほとんどMTRで行くことができるので、スムーズに使えると観光がとても充実。料金もとても安いので、タクシーに乗るよりもMTRを活用して観光するほうが断然お得です。