空港から目的地までタクシーを利用するのは少し不安かもしれませんが、荷物が多い時や目的地によってはタクシーの方が便利な場合もあります。また、空港から市内までは少し遠いのですが、3~4人でエアポートエクスプレスを利用するのと比べたら、料金も決して高くはありません。ここでは、空港からタクシーを利用する場合の、基礎知識と注意点をご紹介します。
目次
香港国際空港からタクシーを利用する際、これだけは知っておきたいポイント
1.タクシー乗り場
空港のタクシー乗り場は、香港国際空港の第1ターミナルの到着ロビーを出た正面にあります。扉を出てすぐのところにあるので、まず迷うことはないでしょう。ただ、利用客に対して乗り場が少ないので、混雑している時には並ばなければならないこともあります。
2.どのタクシーに乗るか
香港のタクシーは、車体の色で走れるエリアが決まっています。そのため、目的地によってどの色のタクシーに乗るかを選びましょう。
香港島・九龍半島の繁華街・ランタオ島の愉景灣北へは「赤色ボディの市区タクシー」に乗って下さい。九龍半島の新界地区で、荃灣、沙田より北の地域に行く場合は、「緑色ボディの新界タクシー」で。ランタオ島へは「水色ボディの大嶼山タクシー」です。
3.運賃の目安
出典: Cristian Bortes www.eyeem.com/bortescristian
主な主要目的地までの所要時間と運賃の目安は以下の通りです。
◆赤色ボディの市区タクシー
中環・灣仔・銅鑼灣まで約35~45分で300香港ドル、尖沙咀・旺角まで約40分で250香港ドルほどが目安。
◆緑色ボディの新界タクシー
沙田まで約45分で260香港ドル、荃灣まで約30分で210香港ドルほどが目安。
◆水色ボディの大嶼山タクシー
香港ディズニーランドまで約20分で130香港ドルほどが目安。
4.注意点
①有料道路の料金は、乗客の負担となります。例えば、青馬大橋の通行料は30香港ドル、香港島へ行くための海底トンネルは70香港ドル(トンネル通行料+15香港ドル)ほどが目安。これらがメーター料金に加算されることになるため、注意して下さい。
②タクシーのトランクにスーツケースなどを入れてもらう場合、荷物1個につき約5香港ドルの料金が別途加算されます。
③タクシーは比較的安全ですが、中には観光客だとわかると高い料金を要求してくるドライバーもいます。トラブルを避けるため、乗車時にメーター走行であることを確認するようにしましょう。
④香港は左側通行です。日本と同じ右ハンドルのため左側から乗車します。ほとんどのタクシーは自動ドアではないため、自分でドアの開閉をして下さい。「AUTO DOOR」と書かれていても開かない場合があります。また、乗客にはシートベルトの着用義務があるので、絶対に忘れないようにしましょう。
⑤香港では一般的に住所で場所を特定できません。~路~路という風に交差する道の名前で行先を伝えます。目的地がどの通りに面しているかなどを調べておくと良いでしょう。
⑥空港から出発、または空港に乗り入れた場合の追加料金が発生することはありません。もし、空港利用の料金を要求されたら、不当だと思って下さい。
◎まとめ
空港からのタクシーの利用方法はいかがでしたでしょうか?慣れない国でのタクシー利用を不安に思う方も多いと思いますが、利用のポイントさえしっかり押さえておけば、とても便利。料金も思うより高額ではありません。目的地にもよりますが、荷物が多くて大変、目的地が駅から遠いなど、そんな場合はタクシーを上手く利用してくださいね。