香港の九龍にあるターミナル駅・ホンハム（紅カン／紅磡）駅をうまく利用しよう

香港の九龍にある紅磡駅は、日本語では「紅カン」駅と読みます。現地では「ホンハム」駅と呼ぶのが一般的なようです。九龍にある大きなターミナル駅で、香港を走る鉄道の中心的駅です。また中国大陸への列車が発着するため、香港の玄関口とも言えるでしょう。今回はそんなホンハム駅について詳しく紹介します。もし利用する機会があれば、この記事を参考に香港に駅を上手に利用して、あちらこちらへ観光に行ってみてください。

1.ホンハム駅とは？

ホンハム駅は香港を代表するターミナル駅で、香港の九龍にあります。ホンハム駅は2004年にKCR東線（東鉄）が尖東駅まで延長されるまではKCRの終点でした。今でも中国大陸への直通列車は、ホンハム駅を発着しています。また、香港地下鉄の中心にもなっているほか、近くには香港島行きのバスターミナルや香港国際空港へ向かうエアポートバスなども発着し、まさに香港の玄関口として中心的な役割を果たしています。

2.ホンハム駅から出ている電車

ホンハム駅には7つのホームがあり、１番線と４番線は東鐡線、２番線と３番線は西鐡線、５番線と６番線は中国本土へ向かう列車のホームです。駅コンコース内にはいろいろなお店があり、列車で中国へ行く人にも便利な駅となっています。また、出口Ｃ付近にはコインロッカーもありますよ。

3.ホンハム駅構内のショップ

ホンハム駅のメイン改札口付近にはいろいろなショップ並んでいます。１階には「零食物語（OKASHI LAND）」や「優の良品（AJI ICHIBAN）」という香港でよく知られている菓子屋のほか、ドラッグストアや両替所、激安理髪店、銀行のATMなどもあります。また2階に行くと、マックカフェやフードコートのマキシム・エクスプレス、スターバックスコーヒーもあります。列車に乗る前にかんたんな食事ができてとても便利です。

4.ホンハム駅前のバスターミナル

駅前バスターミナルからは香港の各地へ行くバスが出ていてとても便利。香港国際空港行きのエアポートバスは「A21番」で、空港までは所要時間は約60分です。屯門（テュンムン）方面まで行ける「寶田」行きは260X、九龍駅は8、慈雲山は5Ｃ、彩雲は21などとなっています。また香港島行きのトンネルバスも多いので、行先を確認して乗車してくださいね。そのほか、ミニバス、タクシー、KMS(Kowloon Motor Bus)なども発着しています。

5.ホンハム駅周辺

ホンハム駅を出ですぐのところに香港コロシアムがあります。香港ではアジアワールド・エキスポに次ぐ規模のアリーナで、国内外の人気アーティストのコンサートが開催されます。香港歴史博物館、香港科学館、チムサーチョイプロムナードなどの観光スポットも近くにありますよ。また、ハーバープラザメトロポリス、ザ・ロイヤルガーデン、ベストウエスタンなどのホテルも駅に隣接しています。

◎まとめ

ホンハム駅を紹介しましたがいかがでしたか？駅のそばにはクロックタワー（時計台）がありますが、ここはかつて香港駅と呼ばれ、ここから中国本土への鉄道が発着していました。今では旧香港駅の遺構として貴重な存在になっています。夜にはライトアップされ美しい姿を見せるので、ぜひ訪れてみてくださいね。

ホンハム駅は近代的な便利な駅で、観光客も多く利用します。分かりやすい表示が出ているので迷わずに構内を歩くことができますよ。香港へ来たら上手に利用してみてください。

香港の九龍にあるターミナル駅・ホンハム（紅カン／紅磡）駅をうまく利用しよう