経済と金融の街、香港。小都市ながらもビクトリア湾を挟んだ島々からなるこのエリアは、人々を飽きさせることがありません。日本からも比較的近く、観光スポットがギュっと1か所に詰まっているため、気軽に行ける都市のひとつですよね。
国や街を知ろうとしたら、まずはエリアをザックリと把握するのが大事!そこで今回は香港入門として、九龍エリア、香港島北部、香港島南部、ランタオ島、4つのエリアに分けてご紹介します。
目次
香港を知るならエリアを知ろう!魅惑都市香港を大きく分けてご紹介
1.九龍エリア
ビクトリア湾を挟んだ北側にあたるのが九龍(キュウリュウ、クーロン)エリアです。九龍を南北に貫くのがネイザンロード。その南端に位置するのが香港一の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)です。香港島の高層ビル群を一望できるプロムナードをはじめ、ショッピングモール、レストラン、九龍公園、高層ホテル、そして溢れだす観光客たち、と香港の醍醐味を感じるのはまさにここです!
ネーザンロードを北に進むと油麻地(ユマチ、ヤウマティ)、旺角(オウカク、ウォンコック)と下町色の強いエリアになります。小道に入ればどこか懐かしい雰囲気。なかでも香港一の夜市がある旺角の女人街は見所満載です。道路を埋め尽くす土産物や衣服の数々。思わぬ掘り出し物があるかもしれません。値段交渉もOK!香港のチープな市を堪能してくださいね。
2.香港島北エリア
高層ビルが立ち並ぶなかを二階建てバスが走っていく、香港の発展的な側面とローカルな側面が融合した島が香港島です。なかでも北エリアは香港の金融、経済の中心を担っており、主に3つのエリアからなっています。
銅鑼湾(コーズウェイベイ)は数多くのショッピングモール、歴史ある競馬場、ビクトリアパークなど、数多の人がにぎわう観光スポット。灣仔(ワンチャイ)は庶民の街、地元色の強いショッピングエリアです。香港在住外国人が多く、ナイトスポットなども充実していますよ!中環(セントラル)は高級ブランドショップやレストランなど、香港で一番地価が高いと言われているところです。百万ドルの夜景で有名なビクトリアピーク(太平山)もここですよ。
3.香港島南エリア
香港島北エリアが、近代的な趣を見せるのに対して、南エリアは緑を残す落ち着いた雰囲気。鉄道は通っていませんが、バスやタクシーで気軽に遊びに来ることができますよ!
映画やドラマで有名な観光スポットが多く、高級住宅地やビーチもあります。暗闇に煌めく水上レストランや運気アップで有名なレパルスベイ、お土産の宝庫赤柱など見所満載。とりわけ海沿いのマーケットである赤柱は仏像から子供服まで、リーズナブルで多様なお土産を見ることができます。お子さんのいる方には遊園地と動物園が組み合わさった広大なテーマパークもおすすめです。
4.ランタオ島エリア
香港島の西側に位置する香港で一番大きい島、ランタオ島。ほんの一昔前まで海水浴やハイキング、大仏参拝で訪れるくらいのマイナーな島でしたが、高級リゾートや香港国際空港の開発によって一気に観光度合いを深め、魅力的な街へと変貌しました。
観光スポットとしてはなんといってもディズニーランドが有名。MTRやバスの交通も便利です。開業から10年以上経過したことで、施設はますます充実し、サービスも安定してきました。その他、世界最大の屋外大仏「天壇大仏」も見応え充分。長距離ケーブルカーと268段の階段のあとようやく辿り着く大仏様は天空にそびえ立っていますよ!
◎まとめ
香港を大きく4つのエリアに分けてご紹介しましたが、今回は香港を大きく捉えたにすぎません。ランタオ島以外にも、無数の島々が周辺にありますし、ご紹介した4つのエリアのなかにも特色あるエリアが細かく分かれています。
それでも大枠となるエリアを把握するだけで、実際に各スポットを訪れたとき、自分が都市全体のどのあたりにいるのかを実感できますよね。食、文化、買い物、建築、挙げたらキリのないこの魅惑都市をぜひともご堪能ください。