濃厚な味がたまらない!札幌に来たら絶対に食べたい味噌ラーメン29選

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濃厚な味がたまらない!札幌に来たら絶対に食べたい味噌ラーメン29選

美食の地・北海道。中でも札幌には、道内のみならず様々な地域のグルメが集結し、朝から晩まで観光客を魅了し続けています。多くの人が札幌グルメと聞いて思い浮かべるものの中に「味噌ラーメン」がありますよね。札幌に来たからには本場の味噌ラーメンを食べたいけど、「お店がたくさんありすぎてどこへ行けば良いのかわからない!」と言う方もいるでしょう。今回はそんな方のために、「ここへ行っておけば間違いなし!」の美味しい味噌ラーメンの店を30軒紹介していきます。

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濃厚な味がたまらない!札幌に来たら絶対に食べたい味噌ラーメン29選

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1. すみれ

札幌の味噌ラーメンと聞いて「すみれ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?有名店のカップラーメンシリーズとしてコンビニでも販売されているので、見かけたことがある方も多いでしょう。それくらい札幌の味噌ラーメンを語る上で欠かせない超有名店なのです。

濃い目のスープに厚いラードの油膜が張っていて、いつまでも熱々の状態で頂けるのがうれしいところ。これは「寒い札幌でもラーメンが冷めにくいように」、「最後まで美味しく頂けるよう」にとの心遣いから始まった札幌ラーメンの伝統です。今ではこの油膜が札幌味噌ラーメンの大きな特徴にもなっています。

麺は中太の縮れ麺で、具材は細切れのチャーシューや挽き肉、ねぎやもやし、メンマと至ってシンプル。ほんのり生姜とにんにくが香る濃厚なスープが麺にしっかりと絡み、後引く美味しさにどんどん食べ進めてしまいます。さすが札幌味噌ラーメンを全国的に有名にした人気店だけありますね。

昼の営業は11時~15時、夜の営業は17時~21時ですが、基本的にどの時間帯も混み合っているので時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。ちなみに、土日祝日は11時~21時まで休憩時間ナシの通し営業となっていますよ。

2. けやき

「けやき」も札幌味噌ラーメンを代表する人気店です。スープと野菜を中華鍋で合わせてその都度調理するスタイルで、もやしやキャベツ、ニンジンの具材に加え中央に白髪ネギがのっているのが特徴です。麺は「さがみ屋」製の黄色い中太縮れ麺を使用。札幌味噌ラーメンの王道と言っても過言ではないでしょう。

人気メニューの一つ「チャーシュー味噌ラーメン」は、表面を炙った厚切りチャーシューがどーんと3つも乗った豪快な一杯。チャーシューは簡単に噛み切れてしまうほど柔らかく、スープの味が染み込んでマイルドな味わいとなっています。「けやき」と刻印された煮卵もおすすめですよ。

3. らーめん空

人気店ですが小さなお店なので、うっかりすると通り過ぎてしまうかもしれません。年季の入った外観が目印の「らーめん空」は、カウンター席8席のみという小ぢんまりとしたラーメン店です。まるで屋台のようなアットホームな店内で頂くラーメンは、その雰囲気がスパイスとなりより一層美味しく感じられます。

スープには北海道産の豚肉と焼き味噌を使用。食べてみるとこってりと甘みを感じられますが、トッピングのおろし生姜を溶かしながら食べるとスープが引き締まり、後味がさっぱりとします。飲んだ後のシメとして味噌ラーメンを食べに来るお客さんも多く、意外ともたれないスープが人気の秘密だそうですよ。

4. えびそば一幻

札幌にあるラーメン店の中でも、他のラーメン店とはちょっと一線を画すのが「えびそば一幻」です。スープの出汁に海老をふんだんに使用しているため、店内は海老の香りでいっぱい。ラーメンを目の前にせずとも、食欲が湧いてきます。スープは塩・味噌・醤油から選ぶことができますが、一番人気は味噌です。

濃厚な海老ダシを柔らかな味噌風味が優しく包みこみ、最後の一滴まで美味しく頂けるスープはまさに絶品。臭みやしつこさは一切なく、海老好きにはたまらない味に仕上がっています。海老の強さは「そのまま」「ほどほど」「あじわい」と選ぶことができ、麺も「極太麺」「細麺」から選択可能。自分好みのカスタマイズで楽しめるのが嬉しいですね。

麺を食べ終わったらサイドメニューの「えびおにぎり」をスープの中に入れて、雑炊風に食べるのもおすすめの食べ方。赤い丼と赤い海老風味の天かすが見た目にも華やかで、女性にも人気の味噌ラーメンとなっています。清潔な店内も好感が持てますね。

5. 麺屋 彩未

数ある札幌味噌ラーメン店の中でも、最近人気上昇中のお店が「麺屋 彩未(さいみ)」です。店内には有名人のサインがたくさん飾られていて、毎日行列が途切れることはありません。実はここ、最初に紹介した超有名店「すみれ」で修業をした方が出したお店で、正式に暖簾分けされたお店の1号店なのだとか。

スープのベースは豚骨と煮干し。一見あっさりめのスープなのですが、上品なスープにラードが溶け込んで後引く味に仕上がっています。すりおろしの生姜がアクセントになっていおり、最後までさっぱりと頂けますよ。自家製麺のモチモチとした食感と大ぶりのチャーシューで、食べ応えも抜群です。

恐らく誰もが美味しいというであろう札幌味噌ラーメン王道とも言える味わいなので、札幌に来たのならぜひとも食べておきたいところ。しかし、人気店だけに行列は避けられません。時間には充分余裕をもって来店されることをおすすめします。

6. 狼スープ

店名を見て驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、狼を使用しているわけではありません。「すみれ」や「純連」をルーツにした、いわゆる「純すみ系」と呼ばれるお店の一つです。味噌ラーメン専門店と謳っているだけに、メニューは「味噌ラーメン」と「味噌卵ラーメン」の2種類のみとシンプル。

スープはコッテリ系の味わいで味噌がハッキリと主張してきますが、ニンニクや生姜、野菜のうまみが計算されていて食べ飽きることはありません。さらには小さなジャガイモの粒が入っているため、これがスープのまろやかさやとろみの秘密となっているのです。味噌ラーメンへのこだわりが感じられますよ。

麺は札幌味噌ラーメンでは定番の「西山製麺」のものですが、お店側で粉の配合などを指定している特注の麺とのこと。コシがあって食べ応えバッチリです。スープとの辛みも良く文句なしの逸品となっています。

7. 喜来登

「これはネギラーメン?」と思ってしまうようなビジュアルで登場する「喜来登(きらいと)」の味噌ラーメン。麺の上に大量に盛られたネギに驚かない人はいないでしょう。トッピングの挽き肉も「喜来登」ではスケールが異なり、まるでつくねやハンバーグみたいな塊状でゴロゴロと入っています。

もちろんインパクトだけのお店ではありません。味もトップクラスです。大量のネギが決して邪魔ではない、むしろこの味噌ラーメンには大量のネギが絶対必要だと感じさせるような、ラーメン全体としての一体感があるのです。スープはあっさりとしていながらも奥行きを感じる味わい。風邪気味の時に食べたら一気に元気になりそうな、そんな味噌ラーメンです。

8. 味一番つばさ

「味一番つばさ」は、札幌すすきの交差点近くにある「新ラーメン横丁」内のラーメン店です。「新ラーメン横丁」とは、札幌ラーメンのお店が5店集まったビルの地下街にある複合施設のこと。普段から多くの観光客が訪れる、札幌ラーメンの観光スポット的な場所です。

「味一番つばさ」のおすすめは、お店の自信が伺える「究極の味噌ラーメン」と言うユニークな名前の一品。『日刊スポーツ最優秀賞』を受賞したこのラーメンは、三日間煮込んだスープに味噌のコクを十二分に感じられる濃厚な味わいが特徴です。

麺は札幌味噌ラーメンならではの中太の縮れ麺。上にはサイコロ状に刻んだチャーシューと、みじん切りのネギがたっぷり乗っています。コクがありながらもしつこくないので、札幌で食べる味噌ラーメンとしてはお手本のような美味しさと言えるでしょう。

9. 久楽

「久楽(くら)」は豊富なメニューが魅力のラーメン店。味噌ラーメンだけでも「白味噌ラーメン」「赤味噌ラーメン」「合せ味噌ラーメン」とあり、何をオーダーしようかつい迷ってしまいます。

イチオシは、濃厚な豚骨スープと白味噌の甘みがマッチした「白味噌ラーメン」。麹を多めに配合した甘口の味噌を使っているので、まろやかでお子様でも美味しく頂ける優しい味わいとなっています。具材の辛味噌やフライドオニオンを混ぜれば、より奥深い味わいになるのもポイントです。

居酒屋風の店構えで丼物やおつまみメニューも充実しているので、軽くお酒を飲みながらシメとしてラーメンを頂くのも良いでしょう。お昼の11時~深夜2時まで通しで営業しているというのも心強いですね。

10. 一粒庵

北海道の素材に徹底的にこだわったというお店「一粒庵(いちりゅうあん)」。味噌ベースのラーメンは「みそラーメン」「元気の出るみそラーメン」「元気の出るみそラーメンDX」の3種類ありますが、一番人気は「元気の出るみそラーメン」です。

そのまま飲むと濃いめのスープなのですが、ラーメンには珍しくスクランブルエッグがトッピングしてあるため、飲み口がとてもマイルド。きっと「ラーメンには味付け卵」という常識が覆されるでしょう。さらに、豪快に乗せられた刻み行者ニンニクが強烈なインパクトを残しています。

「元気の出るみそラーメンDX」は麺の量が1.5倍で、最高級肩ロースのチャーシューを使用。刻んでいない行者ニンニクが丸ごと入っています。スタミナがつくこと間違いなしですね。定番じゃない札幌味噌ラーメンを食べたい方に、ぜひおすすめしたい一品です。

11. 味の三平

「味の三平」が提供するのは元祖「味噌ラーメン」。つまり、このお店こそが「味噌ラーメン発祥の店」なんです。味噌ラーメンと言えば縮れ麺が特徴ですが、その麺を「西山製麺」と相談して考え出したのも先代の店主なのだとか。ちなみに、ラーメンと一緒にご飯を食べる「ラーメンライス」もこのお店が発祥です。

肝心なラーメンはと言うと、昔ながらのあっさり系ラーメンに味噌とニンニクのコクが加わった味わいで、流行のコッテリ味噌ラーメンとは真逆ですが、しみじみと美味しさを感じられます。「鉄火麺」という辛い味噌ラーメンも人気がありますよ。味噌ラーメン好きを自負するなら一度は訪れておきたい名店です。

12. 眞麺 穂高

「眞麺 穂高(しんめん ほだか)」も、いわゆる札幌の一大ブランド・純すみ系です。「すみれ」のような油膜の張ったスープはそのままですが、飲んでみると意外とあっさり。すりおろし生姜でさらにさっぱりと頂くことができます。具材は白髪ネギと大ぶりのチャーシュー。このチャーシューがトロトロで病みつきになると評判なのだとか。「すみれ」ほどのパンチはありませんが、毎週でも食べたくなるような逸品です。

13. さっぽろ純連

1964年創業の老舗ラーメン店「さっぽろ純連(じゅんれん)」。「すみれ」と共に現在の札幌味噌ラーメンの礎を築いたといわれる超有名店です。スープを油膜が覆った濃厚味噌ラーメンのことを「純すみ系」と呼ぶくらい、札幌ではスタンダードなラーメンのジャンルとなっています。

具材はホロホロ食感のチャーシューともやし、ネギ、メンマとシンプルなラインナップ。濃厚な味噌味にニンニクと生姜の香りが広がり、固めに茹でられた黄色い縮れ麺との相性は抜群です。一口すすれば「うん、これこれ!」と言いたくなるような、王道の札幌味噌ラーメンと言えるでしょう。

14. 一徹

昼はラーメン店ですが、夜は居酒屋としても営業しているという「一徹(いってつ)」。札幌ラーメン好きの間では伝説となっている昭和の名店「富公」の後を継いで、かつて「富公」のあった場所にオープンさせたのがこの「一徹」なのです。昔からのファンが多いのにも納得ですね。

中華鍋で炎を上げながら調理する「みそラーメン」は、ラードと野菜の旨みが溶け込みマイルドな味わい。仕上げにたっぷりの刻みネギが乗ります。麺は札幌ラーメンならではの縮れ麺ではなく、ストレートの中細麺。低加水なのでスープともしっかりと絡みます。

「富公」のファンが通うことで有名な「一徹」ですが、夜の居酒屋メニューもバリエーション豊富で美味しいと評判なのだとか。居酒屋として利用した後、シメにラーメンなんていうのも楽しいですね。

15. 千寿

こちら「千寿(せんじゅ)」も札幌ラーメン・純すみ系のお店です。札幌大通りから一本入ったビルの地下街にあります。ビジュアルこそ純すみ系ですが油膜はさほど厚くなく、「純連」や「すみれ」ほどスープが濃くないのが特徴。野菜や豚骨ダシ、スパイスなど複雑な味わいをしっかり感じることができます。

麺は中太の縮れ麺で、具材はチャーシューとメンマに白ネギ、味付玉子。「千寿」のラーメンは味付玉子が追加のトッピングではなく、最初から付いてくるんですよ。とろりと半熟で美味しいと大好評。大ぶりのチャーシューも若者を中心に人気を博しています。

16. 寳龍

ミシュランガイドにも紹介された由緒正しき札幌味噌ラーメンのお店「寳龍(ほうりゅう)」は、1957年創業という老舗店です。いつも多くの観光客で賑わっています。店頭には、これまで訪れた有名人の写真がいっぱい!お店自体は昔ながらの中華料理店のような雰囲気ですが、どことなく品の良さを感じられます。

「寳龍」で提供される味噌ラーメンは、つけ麺も含めて計6種類。中でも最も人気なのが、『北海道知事賞』の受賞歴もある蔵味噌を使用した「寳龍味噌ラーメン」です。2017年に創業60周年を迎えたのを機にリニューアルされました。スープはあっさりですが味噌の甘みを感じられ、非常に上品な味わいが魅力ですよ。

他にも総本店限定の「こく旨味噌ラーメン」や豚肉とアルコールを一切使用していないムスリム向けの「ジンギスカン辛味噌ラーメン」、生姜とにんにくの風味が強めの「きれ旨味噌ラーメン」など美味しい味噌ラーメンが目白押し。どのメニューを選ぶか迷ってしまいそうですね。

17. 糸末

「糸末(いとまつ)」も50年以上の歴史を持つ札幌味噌ラーメンの老舗店です。先代の店主が1999年にお亡くなりになった際、一度閉店しています。その後、13年の時を経て二代目が当時の味を復活させ、さらに2017年には場所を新たにリニューアルオープンを果たしました。

純すみ系のような油膜が張っておらず、味噌ラーメンには珍しい白っぽい色あい。ベースのスープは豚骨と鶏、魚介類も加わっており、マイルドな味わいに仕上がっています。ついついスープを飲み干したくなりますよ。昔ながらの札幌味噌ラーメンですが、舌の肥えた現代のお客さんにも支持されています。

18. 炎神

勇ましい店名が印象的な「炎神(えんじん)」。それもそのはず、「炎神」調理法は超ダイナミックです。火炎放射器のような巨大で高火力のバーナーを使い、天井まで届きそうな巨大な炎を上げて調理します。その温度はなんと1,300度にも達するのだとか。客席にまで「ゴーッ」という轟音が鳴り響いてきます。

この超高温の炎で調理することによって、ラードの使用量を一般的な札幌味噌ラーメンで使われている量の3分の1程度にまで抑えることができ、白濁したクリーミーなスープが生み出せるのです。見た目は豪快ですが、実はとてもヘルシーなラーメンなんですよ。

具材は細切れチャーシューにメンマ、キクラゲや糸唐辛子が入っていて、白いスープに赤い糸唐辛子が映えます。お味の方も白いスープの見た目通りにマイルド。ミルクのようなまろやかなコクを感じられます。「味噌ラーメンを超えた新しい味」と評する人がいるほど独創的な一杯です。

19. 白樺山荘

札幌駅前にある複合施設「札幌エスタ」の中に、8軒のラーメン店が集まったフードテーマパーク「札幌ら~めん共和国」があります。その中でもマイルドな白味噌ベースのスープで人気のお店が「白樺山荘」。真駒内(まこまない)の本店を中心に札幌市内に6店舗と、新千歳空港に店舗を構える有名店です。

味噌ラーメンはたっぷりの背脂でコクを出したオーソドックスな優しい味わい。具材はチャーシューやメンマ、キクラゲやカイワレがのっているほか、ゆで卵が無料で食べ放題となっています。ゆで卵の殻を剥きながらラーメンが来るのを待つのも、このお店の醍醐味ですよ。

「札幌ら~めん共和国」はラーメンを食べるだけでなく、札幌ラーメンの歴史を学ぶエリアやお土産を購入するエリアも併設した楽しいテーマパークです。札幌を初めて訪れる方の観光やデートにもおすすめ。札幌駅前という好立地もうれしいですね。

20. 麺屋 雪風

すすきのに本店を構える行列店「麺屋 雪風(ゆきかぜ)」。人気メニューは「濃厚味噌らーめん」です。3種類の味噌をブレンドして焦がし脂で香りをつけたというスープは、その名に恥じない濃厚っぷり。具材はチャーシューやキクラゲ、もやしやネギ、味付玉子を加え、じゃがいものフライが入っています。

特徴的なのは、白髪ネギの上に上品にのった細切りのじゃがいもを揚げたポテトフライ。これぞまさに北海道ならではの具材です!スナック菓子のようなサクサクとした食感と、香ばしいじゃがいもの風味を存分に楽しめます。

ちなみに、すすきのの本店は18時~深夜3時までの夜営業のみ。ランチタイムに訪れたい方は、手稲区にある手稲店へどうぞ。ただし、このお店はスープがなくなり次第終了となるので注意してくださいね。

21. 麺や けせらせら

2008年オープンの比較的新しいお店ですが、地元・札幌の若者を中心に大人気の「麺や けせらせら」。鶏ベースのすっきりとしたスープを使用している味噌の風味はやや控えめですが、ベースのスープが抜群に美味しいので物足りなさを感じることはありません。

おすすめは味噌ラーメンですが、塩ラーメンと醤油ラーメンもかなり美味しいと評判なのだとか。どれを選んでもハズレはないので、お好みで選んでみましょう。小上がり席やお子様ラーメンも用意されていて、家族連れにも人気の「麺や けせらせら」。丁寧な接客も魅力です。

22. 八乃木

「八乃木(はちのき)」も純すみ系です。暖簾に「すみれ」の文字があり、「すみれ」からの純粋な暖簾分けのお店であることがわかります。スープの表面にはもちろん油膜が張っていますが、味が濃すぎないので最後まで飽きずに食べられでしょう。シャキシャキ食感のもやしとネギ、その上にのったすりおろし生姜がアクセントとなり、さっぱりとした味わいに仕上がっています。

23. 拉麺shin.

つけ麺で有名な「shin.(シン)」の姉妹店としてオープンした「拉麺shin.」。看板メニューは、インパクトのある見た目が特徴の「味噌ラーメン」です。魚介系スープを使用して飲みやすく仕上げているので、コクがありながらもあっさりと頂けるのがうれしいところ。特に煮干し好きにはおすすめですよ。

味噌ラーメンでもこれだけ魚介の風味が効いたスープはちょっと珍しいかもしれません。他では味わえない独特の味なので、食べてみる価値はありますよ。限定販売の「つけめん」も要チェックです。

24. 信玄

石狩に本店を構える「信玄」ですが、札幌の南6条店も大人気です。大きな黄色い看板が目印となっています。人気のメニューの「信州(コク味噌)」は、こく味噌と言うだけあって上品ながらも味噌の味がしっかりと感じられる濃厚な一杯。50時間煮込んだスープは、塩分や脂分に頼ることのない純粋な味です。

甘めのスープが苦手な方は、「越後(辛味噌)」をオーダーしてみましょう。辛味噌といってもさほど辛くはなく、「信州」のクリーミーさを軽減させた食べやすい味となっています。お手頃価格のチャーハンや餃子も美味しいと評判なので、ぜひ味噌ラーメンと一緒に食べてみてくださいね。

25. 麺屋 すずらん

札幌で飲んだ後のシメに大人気の「麺屋 すずらん」。それもそのはず、営業時間が21時~翌6時と飲んだ後に訪れるにはもってこいなのです。朝まで営業してもらえると、シメの一杯もゆっくり食べられるのでうれしいですよね。ただし、都合により開店が遅れる場合があるので要注意です。

ベースのスープは、豚骨と鶏の動物系と魚介系のWスープが特徴。そのブレンドが絶妙なバランスで、夜だというのについゴクゴクと飲み干してしまう方が続出なのだとか。アクセントとして乗せられたすりおろしの生姜との相性もバッチリですよ。

26. 直伝屋

「直伝屋(じきでんや)」は、2015年に開店した比較的新しいお店です。基本的な部分はこれまでの札幌ラーメンを踏襲しつつ、新たな要素を取り入れたチャレンジをしている「直伝屋」ですが、舌の肥えた札幌のラーメン通にも支持されているそうですよ。これは期待が高まりますね。

スープは焦がしラードを使用しているため色が黒っぽく、口に含むとラードの香ばしい風味が広がり食欲をそそります。「味噌らーめん」の味噌ダレにじゃがいもが入っているのも特徴で、コクがありながらも野菜の甘みで飲みやすく仕上がっています。

麺は、札幌味噌ラーメンでは定番の「さがみ屋」製の中細縮れ麺と、道産の小麦粉を使用したパスタのような白い縮れ麺の2種類から選択可能。ハーフサイズも用意されているので、2種類の麺をそれぞれ味わってみるのも良いかもしれませんね。

27. てつや

札幌で根強い人気を誇る「てつや」。一世を風靡した超有名店で、過去にはカップラーメンとしてコンビニで販売されたこともあります。豚骨をベースにしたスープは背脂が浮いてコッテリとしていますが、味噌の風味が強めに出ているので不思議としつこさは感じず美味しく頂けるでしょう。

「小林製麺」の縮れ麺は、固めの茹で上がりで食感がプリプリ。上には大きめのチャーシューが2枚とネギ、ワカメとメンマがのっています。札幌味噌ラーメンというと油膜が張った純すみ系が多いのですが、「てつや」は他とはまた一味違った豚骨の旨みを活かした新しいタイプのスープが魅力です。

28. ひぐま

すすきのにある「元祖ラーメン横丁」には、17軒もの札幌ラーメン店がひしめいています。札幌の昭和の雰囲気をそのまま残しており、まるでタイムスリップしたかのようなどこか懐かしい気持ちになれるグルメスポット。そんな「元祖ラーメン横丁」で45年以上にもわたって愛されているのが「ひぐま」です。

看板メニューは「味噌」「こく味噌」「白味噌」「辛味噌」の4種類から選べる味噌ラーメン。スタンダードな札幌味噌ラーメンを味わいたい方には「味噌」、こってりめの味が好きな方には「こく味噌」、甘めの優しい味わいを楽しみたい方には練りゴマを合わせた「白味噌」がおすすめです。

スープは金華ハムを使用した上湯スープで、味噌の旨みを邪魔することなく存分に味わえるのがうれしいポイント。具材には鶏そぼろがたっぷり入っていて、食べごたえも充分です。昔ながらの雰囲気の中で味わう昔懐かしの札幌味噌ラーメン。これぞ札幌旅行ならではの楽しみと言えるでしょう。

29. 味の清ちゃん

1942年創業という長い歴史を持つ「味の清(せい)ちゃん」。女将さんの「清ちゃん」は、なんと70年以上もラーメンを作り続けているという大ベテランです。まるで昭和のまま時間が止まってしまったかのようなレトロな雰囲気が魅力のこのお店。優しく気さくな女将さんの人柄もあり、札幌では超有名なんですよ。

メニューは「塩」「醤油」「みそ」とシンプルなラインナップ。ノーマルなラーメンにはチャーシューや海苔、メンマやネギ、ナルトがのっていますが、そこにゆで卵とほうれん草、お麩を豪快にトッピングした「昔しラーメン(塩・醤油・みそ)」もあります。

70年以上も使われているというスープは、一切の濁りもなく透明そのもの。サラリとした口当たりで、味はしっかりながらもしつこさは感じません。札幌の市街地から少し離れた場所にあるのですが、多くのお客さんが通うのも納得ですね。札幌には美味しいラーメン店がたくさんありますが、「味の清ちゃん」は味以上の素晴らしい価値があるお店なのです。

◎まとめ

写真を見ているだけで思わずお腹が鳴ってしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。一口に「札幌味噌ラーメン」と言ってもそれぞれのお店に個性があって、札幌独自の食文化として根付いていることがわかりますよね。なんと札幌には、ラーメン店がおよそ1,000店以上もあるそうですよ。まだまだ知られていない美味しい札幌味噌ラーメンがたくさんあるに違いありません。記事だけではとても紹介しきれない札幌味噌ラーメンの魅力を、ぜひ札幌へ行って体感してきてくださいね!

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