三重県のご当地ラーメン、亀山ラーメンの名店をご紹介します！

旧東海道の要衝として知られる三重県亀山市には、亀山ラーメンというご当地ラーメンがあります。歴史は新しく、亀山市の商工会議所と三重県が企画し、市内の亀山ラーメン会が開発したもの。スープには牛骨エキスに赤・味噌・麦の3種の味噌を使用すること、麺は三重県産小麦「ニシノカオリ」を原料にしていること、そして三重県産きのこ3種を使っていることが、亀山ラーメンの条件です。

亀山市内で、亀山ラーメンを食べられる店は10店ほど。ここでは、そんな亀山ラーメンのお店を4つピックアップしてご紹介しましょう。

1. 白熊ラーメン亀山本店

「白熊ラーメン」は亀山市街の東のはずれにあるラーメン店。メニューの幅が広く、亀山ラーメンをはじめ味噌、豚骨、醤油、塩のほか、博多風、カレー、雪ん子（白湯）などいろいろな味が用意されていますよ。また炒飯や天津丼などのご飯物や焼きそば、げそ、串カツ、各種おつまみも揃っています。比較的大きなお店で、カウンターのほかにテーブル席もあり、地元の人たちでいつも賑わっているラーメン店です。

白熊の亀山ラーメンは、濃厚でコクがある味噌ラーメン。ピリッとした辛さもあります。麦味噌の甘味、米麹のコク、大豆の旨味がバランスよく、とてもおいしいと評判。麺は中細の縮れ麺でやや柔らかめ。亀山ラーメンのポイントであるきのこも、ちゃんと3種のっていますよ。

ちなみに、白熊ラーメンへ行ったら、とりあえずトイレに入ってみましょう。壁一面にトイレットペーパーが掛けられている不思議な空間も、このお店の名物の1つです。

2. うえだ食堂

「うえだ食堂」は、県立亀山高校の麓にある食堂。亀山ホルモン入り味噌焼きうどんで人気の有名店です。うえだ食堂の亀山ラーメンのスープは牛骨100％！牛骨を丁寧に割り、長時間煮込んでいます。コクのある濃いめの味噌と辛みがきいたスープ、モチモチの縮れ麺、シャキシャキとしたヒラタケなど、バランスもよくて美味しいですよ。

「うえだ食堂」はラーメンや焼うどんのほかにも味噌料理が評判です。味噌焼きうどんも味噌が濃厚で、一度食べたら忘れられない味。亀山ラーメンと亀山ホルモン入りみそ焼うどん、どちらにしようか迷ってしまいますね。

3. 中国名菜しらかわ

「中国名菜しらかわ」は、亀山市北東部の新興住宅街にある中華料理店。地元では本格中華料理と坦々麺が美味しいお店として有名です。坦々麺のスープは鶏肉、豚肉をぶつ切りにしてミンチ状にして清湯を取るため、鶏がらや豚骨から取ったダシとは違う上品な味わいが魅力です。濃厚でコクのある胡麻に自家製のラー油、特別に開発した麺を使うなど、こだわりの坦々麺は絶品ですよ。

亀山ラーメンも、その独特な味わいで人気を呼んでいます。サラダ、ライス、漬物が付いたラーメンセットもおすすめ。日本庭園やお座敷もある広く豪華な中華料理のお店でご当地ラーメンをいただくというのも、なかなかオツですね。

4. 川森食堂

「川森食堂」は亀山市街の西隣の関町にある食堂。創業50年以上の昭和レトロなお店で、店内には有名人のサインがたくさん飾られています。こちらももともとは亀山味噌焼きうどんが名物。テレビ番組『秘密のケンミンSHOW』で取り上げられたこともあるんですよ。

川森食堂の亀山ラーメンは、亀山味噌焼きうどんの甘辛い味噌を使っています。甘さと香ばしさが絶妙にマッチしていて、とてもおいしいですよ。きのこのシャキシャキとした食感も加わって、奥行きのある仕上がりになっています。

◎まとめ

サッポロ一番が「伊勢志摩サミット」を記念して、2016年にこの亀山ラーメンをカップ麺にしました。それまで新しく知名度も低かった亀山ラーメンが、これを契機に全国的に知られるようになりました。

まだまだ亀山市内でも亀山ラーメンを食べられるお店は多いとはいえませんが、これからさらに裾野を広げていくことでしょう。落ち着いて亀山のご当地ラーメンを食べるなら、今がチャンスかもしれませんよ。

三重県のご当地ラーメン、亀山ラーメンの名店をご紹介します！