マカオの台所へ行こう!穴場の観光スポット紅街市の楽しみ方をご紹介

画像出典:Doraemon.tvb (CC BY-SA 3.0)

マカオの台所へ行こう!穴場の観光スポット紅街市の楽しみ方をご紹介

ポルトガルによる植民地時代の雰囲気をそこかしこに残しているマカオ。南半のタイパ・コロアンには高級ホテルやカジノが建ち並び、特別な街の空気を構成しています。

そんな新旧相共存するマカオのなかで、もっともアジア的な「熱さ」を醸し出しているのが歴史地区の市場でしょう。今回は、マカオでも有数のマーケットである「紅街市」をご紹介します。

目次

マカオの台所へ行こう!穴場の観光スポット紅街市の楽しみ方をご紹介

1. 紅街市とは

紅街市はマカオ中心街の北方、中国本土に近いエリアにある公設市場です。赤レンガ風の建物なので、「紅街市(Red Market)」と呼ばれています。外観はアール・デコ調の建物で、風格すら漂わせています。この紅街市は1936年の建築。市場としては1939年から利用されています。マカオには10か所ほど市場がありますが、この紅街市が一番有名で、マカオ市民の胃袋を支えています。

ですが、紅街市のあるエリアは観光客が滅多に訪れません。観光地化されていない地元の日常のマカオを発見できるのが、紅街市周辺の魅力といえるでしょう。

2. 紅街市への行き方

マカオ中心部から紅街市へ行くには、観光の起点セナド広場からバスで20分ほど。セナド広場に一番近い「新馬路」のバス停から3、4、6、26A、33番のバスに乗車し、「紅街市」で下車します。タクシーでもそれほど料金はかからないので、急ぐ場合はぜひ利用しましょう。

紅街市は市場なので、基本的に混雑するのは午前中。営業時間は7:30〜20:00ですが、店によって異なります。遅い時間では閉まっている店も多いので、出来るだけ早い時間に行きましょう。

3. 紅街市での買い物

紅街市は、いわゆる「観光市場」ではありません。マカオの人が毎日のように通う地元の市場です。そのため観光客も少なく、世界遺産やカジノといった表の顔だけでない、ローカルなマカオを垣間見ることができます。紅街市の地階では、主に野菜と穀物を扱っています。1階(日本でいうところの2階)では新鮮な魚介類を、その上の階では豚などの肉類を販売しています。基本的に、紅街市での買い物は計り売りです。

野菜売り場には、新鮮な野菜が山のように並んでいます。ディスプレイの仕方も日本的な方法ではなく、どちらかといえばヨーロッパの市場に近い感じです。色彩あふれる野菜が所狭しと並んでいるのは圧巻!なかには日本では見たことのないような野菜もたくさんありますよ。

魚介もすべてとれたて新鮮。大きな水槽に生きたまま売られているのですから、当然ですね。店先に並べられている魚も、マカオ近海で上がったものが毎日入荷されているので、活きの良いものばかりです。

肉類は、大きな塊で並べられています。鶏は一羽丸ごと羽を毟った状態で並んでいて、場合にっては生きたままでも販売されています。当然、日本のスーパーとは異なって、家畜の匂いもしますし、血も流れています。訪れる際には少し覚悟が必要かもしれません。

4. 紅街市の周辺

紅街市の周辺には、果物や衣類を販売している小さな店が並んでいます。夕方には食べ物の屋台も出ますよ。また、通りを挟んだ隣には龍華茶樓という香港式で人気の飲茶のお店もあるので、モーニングやランチに立ち寄るのもおすすめです。

紅街市から南の三盞燈にかけては、野菜や衣類、乾物に革鞄といろいろなお店が集まっています。屋台もとても多いので、食べ歩きもいいですね。紅街市観光とセットで歩いてもそれほど距離はないので、マカオらしい風情を楽しめる散策に適したエリアといえます。三盞燈界隈にはミャンマー人のコミュニティーもあり、また違った風景が見られますよ。

◎まとめ

マカオのローカルな暮らしがのぞける紅街市をご紹介しました。マカオは小さな街ですが、観光の中心部から少し離れるだけで、全く異なった風景が見えてきます。そのような場所をゆっくり散策するのも、旅行の楽しみですね。

少し早起きして、紅街市散策を旅の1ページに加えてみてはいかがでしょう。いつもと違うマカオの横顔が見られますよ。

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