シンガポールのジュロンで訪れたい、ミュージアムなど観光スポット4選

画像出典:Groyn88 (CC BY-SA 3.0)

シンガポールのジュロンで訪れたい、ミュージアムなど観光スポット4選

ジュロンはシンガポールの南西部に位置する地域で、名前の由来となったジュロン川 (Jurong River) があります。この川が流れ込むジュロン湖 (Jurong Lake) は付近の住民の憩いの場であり、観光地の一つとして知られています。一方で河口がある海には工業地帯があり、工場群と緑とが共存する独特の風景を目にすることができるのです。そんなジュロンで訪れたい、ミュージアムを含む観光施設をご紹介します。

目次

シンガポールのジュロンで訪れたい、ミュージアムなど観光スポット4選

1. チャイニーズガーデン (Chinese Gardens)

ジュロン湖に浮かぶ人口の島につくられた「チャイニーズガーデン (Chinese Gardens)」。13.5ヘクタールの広さをもつ中国北部の宮廷様式をイメージした庭園は台湾人の アーティスト「Yuen-chen Yu」によってデザインされ、古代の中国の雰囲気を感じることができます。ノスタルジックでアジアらしい風景は多くの観光客をひきつけています。

入口では石造りの2体のライオン像が出迎え、園内には中国らしい橋や建造物が点在しています。「Twin Pagodas」と呼ばれる二つの三重塔が隣り合わせに建つスポットが有名です。また100を超える盆栽のコレクションが圧巻の「ボンサイ・ガーデン」もあります。訪れるのにお勧めの時期は、1月末から2月始めの旧正月と10月の中秋節。イベントが開催され、夜には美しいライトアップもありますよ。

ちなみに、チャイニーズガーデンは橋によってジャパニーズガーデン (Japanese Gardens) という庭園とつながっています。この二つを合わせて「 The Chinese and Japanese Gardens」や「Jurong Lake Gardens」と呼ばれたりもします。ジュロンの美しい庭園を観光してみてくださいね。

2. サイエンス・センター (The Science Centre Singapore)

ジュロン湖のすぐ東にあるのが「サイエンス・センター (The Science Centre Singapore)」というミュージアムです。科学、技術、工学、数学の面白さを遊んで学べる施設で、1000にも及ぶ様々な展示があります。日本語の説明や解説もあり、子どもばかりか大人も夢中になってしまうことでしょう。

テーマごとに分けられた展示は、そのデザイン性の高さにも注目。ショーやデモンストレーションもあります。人気があるのが「Tesla Coil demonstration」という強力な電気を使ったショー。コイルによって空中に3メートルもの稲妻が放出されます。「Fire Tornado Demonstration」では大きな筒状の透明な囲いの中に、炎が竜巻状に上がるダイナミックな様子が見られます。開催時間が決まっており、なかには1日1回のものもあるので、事前に時間を確認しておくと良いですよ。

館内に留まらず野外施設も充実しています。サイエンスセンター正面には「Kinetic Garden」という遊具のような野外展示が出迎えてくれます。「Ecogarden」には身近な野菜からフルーツの王様、ドリアンまで色々な植物が栽培されているのです。ゴムの木のプランテーションを再現したコーナーまであります。見どころ盛りだくさんのミュージアムにぜひ訪れてみてくださいね。

3. キッズ・ストップ (Kids Stop)

盛りだくさんのサイエンスセンターには、なんとまだ姉妹施設があります。サイエンスセンターの北にあり回廊でつながっているのが「キッズ・ストップ (Kids Stop)」と 「Omni-Theatre」。最も北にあり建物が独立しているのが「Snow City Singapore」です。この中からキッズ・ストップをご紹介します。

キッズ・ストップは1歳半~8歳の子どもを対象にしたとてもカワイイ科学博物館です。カラフルでポップなオブジェが所狭しと置かれて、小さな子どもたちの目を輝かせます。エリアは 「想像」(Imagine) 「経験」(Experience) 「発見」(Discover)「夢」(Dream) の4つに分けられています。

例えば「想像」(Imagine) のエリアでは、子どもたちが自然に行う「ごっこ遊び」をサポートすることで、創造力やコミュニケーション能力を高めることを目的としています。「スーパーマーケット」のコーナーではスーパーの売り場がおしゃれにリアルに再現され、買い物ごっこを楽しめます。小さな愛らしいカートをひきながら魚や果物など、種類豊富な「商品」を入れていくのは、わくわくすることでしょう。

食事をする場所は「Lijiang Restaurant」と「Kid's Café 」があります。家族連れに嬉しいのが、大人が20ドル食事をすると、子ども1人分の食事が無料でついてくる「Kids Eat Free」という特典。家族旅行の際はぜひ利用してみてくださいね。

4. ジュロン・バードパーク (Jurong Bird Park)

ジュロン湖から約7km南西方向にあるのが、アジア最大の鳥の楽園「ジュロン・バードパーク (Jurong Bird Park)」です。400種類におよぶ約5000羽の鳥が飼育されています。まるでジャングルのように緑溢れる広大な園内にはトラムが運行しています。少なくとも半日、理想は一日かけて回りたいスケールの観光スポットです。

数あるエリアの中で「Waterfall Aviary」には高さ30mの人工の滝があり、ダイナミックです。1階に滝つぼから少し手前に離れたところに滝を見るデッキがあります。2階にも観察できる場所があり、まるで鳥の視点で滝の全体像を望めます。100種類を超える植物が生い茂るなか、600羽ものカラフルな鳥たちが自由に飛び回ります。

「Pelican Cove」には8種類のペリカンが暮らしており、世界で最も充実したペリカンの飼育施設となっています。注目は、水中を見ることが出来る展示です。運が良ければ、ペリカンが水に飛び込で魚を捕まえる瞬間を間近で見られるかもしれません。1日1回行われる餌やりでは、観光客がペリカンに餌をあげるチャンスもありますよ。

その隣には「Flamingo Pond」が広がり、フラミンゴを目の前に楽しむユニークなイベントがあります。「Lunch with Parrots」という昼食を食べながらオウムのショーを見るというものです。アジア料理と30分のショーがセットになっています。食事する姿を鳥に観察されるという面白い試みです。こちらはインターネットで予約が必要となっているのでご注意くださいね。

シンガポール市民に長らく愛されてきたこの鳥の楽園は、2020年に北部のマンダイ (Mandai) という地域へ移転する予定です。ジュロンバードパークが閉園する日程はまだ明らかにされていません。2017年9月時点では通常通り営業しており、年間パスポートも販売されています。マンダイのバードパークが準備出来次第、鳥たちはそちらに移されるので、興味をお持ちになった方はお早めに訪れることをオススメします。

◎まとめ

ジュロンで緑に癒され、ミュージアムで科学の楽しさを満喫して、色鮮やかな鳥たちに心躍らせる。なかなか変化に富んだ体験ができそうですね。楽しいだけじゃなくてタメにもなりそうなミュージアムを含めたジュロンの観光施設をご紹介しました。ぜひ気になったスポットを訪れてみてくださいね。

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